5.0
ひとの成長を描いた作品
タイトルと中身が一致しないなぁと読み始めた。
基本的には妻をなくした男性が幼い子どもとの生活と成長の日々を描いたもの。
妻を失ってから必死にいきることだけを考えていた犬飼先生。家事はほとんど妻任せだったのでしょう。食事はほとんどつくれず、お弁当や出来合いのものばかり。娘のつむぎはまだ幼稚園生。育ち盛りで、本当はもっときちんとした食事をさせてあげたいと思っていたのでしょう。思わぬところから事態は変わっていきます。母が料理店を営む小鳥との出会い。そこから、『食事会』と称した料理教室(?)がはじまります。
食事をつくることで幼いつむぎにきちんと向き合えるようになります。
物語の中で描かれているのは、ひとの成長です。
最初の話から最新の話までで絵柄的にも中身的にも一番成長を遂げるのはもちろんつむぎちゃん。
けど、親として犬飼先生も成長していきます。あんなにできなかった料理も「おとさん、料理するの好き?」とつむぎに聞かれるほど、楽しく料理もできるようになっています。
そして、この二人と関わっていく女子高生小鳥も。
幼い頃のトラウマや、今の寂しさを乗り越えて、自分が本当にしたいことは何か。自分の将来と向き合っていきます。
そのほか、しのぶちゃんや小鳥のお母さんやお父さん、犬飼先生の友達ヤギちゃんなど登場キャラクターがみんな素敵です。
タイトルの意味今後わかるかなぁ…。
甘々と稲妻って聞いたらブラッ◯サンダーしか思い浮かびませんでした(笑)
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