4.0
グロい…かな?
グロい、と評価する方が多いようですが
その点についての描写はともかく、史実を誇張したものではないし
日本でも近代まで腹を切ったり首をおとしたりしてたんだし…と思ってしまいます
作品自体、その史実に沿った立場と、人としてある感情との葛藤や反感と共感を軸に進んでいくので、漫画というジャンルを超えて読み応えのあるものです
予備知識としてのこの時代の歴史的な背景などあると更に面白さが増すのではないかと思います
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グロい、と評価する方が多いようですが
その点についての描写はともかく、史実を誇張したものではないし
日本でも近代まで腹を切ったり首をおとしたりしてたんだし…と思ってしまいます
作品自体、その史実に沿った立場と、人としてある感情との葛藤や反感と共感を軸に進んでいくので、漫画というジャンルを超えて読み応えのあるものです
予備知識としてのこの時代の歴史的な背景などあると更に面白さが増すのではないかと思います
物語は、いよいよ気になるマリーアントワネットの処刑シーンへ!
有名な歴史として知識では誰もが知っていて、またお姫様生活からの転落も劇的に語られているが、なかなかイラストで表現されたものは少ない。
ヴェルサイユにふさわしい美しい往年の少女漫画や歴史漫画は有名だが、それらでは、悲しみのなかにも凛とした美しさを優雅なロマンをもって、少女達に教えてくれていた。
つまり、フランス革命の背景や前夜当時の、その生々しいリアリティを伝えたものはなかったように思う。
晩年のアントワネットと同い年という庶民の貧困に喘ぐ女性の姿に驚かされる。
現在のアラフォー位では、まだ貧富の差によりここまでの容貌への影響差はない。
そして、確かに当時の寿命から考えれば、30代後半である王女が若すぎるともいえるかもしれないが、
やはり当時にしても、この年齢で単純な老化という以上の病に近い衰色を現してるというのは、それだけ庶民の生活が異常であったともいえる。
こうしたことは、単に言葉で表現してあっても、伝わりにくい。
美しいものを描かせれば、まるで芸術作品のように端正で繊細な筆致と画力からこそ、ダイレクトに五感を通して体感できるとわかった。
フランス革命の時代の処刑人を題材にした話。
なんというかミュージカル映画みたいに、気持ちが高ぶると踊りだしたり別世界が広がったりする感覚に違和感がある人は、この漫画にも違和感あるかもしれません。
この漫画を読むまで斬首を残酷な処刑と思っていたんですが甘かったです…絵は素晴らしく描写も細かいです。「題材が処刑人で描写が具体的!」ですから、そもそもそういうのが苦手なら読むのを止めるべきですし読むなら文句言わずに読めって感じの話。
イノサンは、ナヨっちいアンリの成長記録だったけど、マリーの方は、歴史に沿ってて、何かと面白い。
マリーがベルバラのオスカルみたいな感じがしてたけど、実際は全然違ってて…ちょっと品がないんだよな~
マリーは貴族っぽさ皆無。
格好いいのは、格好いい。
実際の人物とか歴史とか絡めてて、どこからどこまでが史実で、どれが創作か分からないくらいに、良くできたお話です。
先ず、画にびっくりした。緻密で綺麗で、これって本当に漫画の類いか?と思った。1ページ描くのにどれだけ時間と労力が掛かるんだろう。凄い!の一言…。
こんな画に、登場人物の、その無機的な表情がぴったりはまっていて、眺めているだけでもゾクゾクする。
歴史の濁流の真っ只中で粛々と処刑を一手に担う一族を通して、フランス革命前後の暗さと恐怖と悲劇がダイレクトに伝わってくる。
美しくて緻密なだけに余計に生々しくて、息苦しく感じる程。
疲れている時にこの作品をよむのはきついなぁ。体調を整えて一気にに読んでみようかな。
前作がえ!終わり?って所で終わってしまったので、ついつい購入。
前作よりは、ページ数が少なく、でも展開が気になる余り読み進めてしまいます。
主人公は、兄シャルルから妹マリーへと変わっていくのですが前作では兄に反目する存在として描かれてましたが今作では、正義を貫く存在としてます。
マリーの強気な面ばかり描かれていますが彼女の弱さも見てみたいと思いました。
紙の本を買って休前日の夜中とかにじっくり読みたい作品ですが、処刑シーンが過激過ぎるのと性描写もところどころ出てくるんで、家族(特に子供)の目に触れるのがイヤなため、こちらで少しずつ購入してこっそり読んでます。ただ、マリーアントワネットの眉毛がなぜケンシロウ(北斗の拳)並みに太眉なのかが謎で、普通の太さだったら良いのにって思うので、眉毛で-1です。
イノサンから読んでいるので処刑シーンはもう慣れました。フランス革命辺りの歴史を知っていると更に物語が入ってきやすいと思います。私もちょいちょい調べて勉強になるなーと読んでいたら、史実に基づいた漫画ですがマリーは実在してないようですね(笑)こんなに存在感あるのに!
キレイじゃなくて美しいという表現が合う、他のグロくない作品も読んでみたいけど、でも世界観に合ってる。どうやって描いてるんだろうと思うくらい、繊細な絵です。
話は某有名少女マンガをなぞってるけど、全く世界観が違うので、新鮮に読めます。絵だけ眺めててもウットリします。
主人公はシャルルからマリーへ。
いよいよ首飾り事件やルイ16世処刑、マリーが出産したりと物語は盛り上がってくる。
ルージュでは、サンソン家の始まりにも触れている。
初代サンソンは軍人の職を捨てて、なぜムッシュードパリになったのかも描かれている。
原作と読み比べてみるのも面白かった。