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村人の異常さは事件が起きてすぐ感じるのですが、この主人公の警官も今風というかガサツというか、違和感があります。教育訓練を受けて拝任しているはずなのに、村に馴染む事が優先で仕事になってるのかと。家族の暮らしをも差し置いてそうだし。しかも前任者は行方不明?きちんと捜査も引き継ぎもしていない警察組織もありえない。警官でなく、気分で田舎暮らしを始めた自分探しの人くらいで良かったと思います。異常な展開に期待してギリギリ星2です。
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村人の異常さは事件が起きてすぐ感じるのですが、この主人公の警官も今風というかガサツというか、違和感があります。教育訓練を受けて拝任しているはずなのに、村に馴染む事が優先で仕事になってるのかと。家族の暮らしをも差し置いてそうだし。しかも前任者は行方不明?きちんと捜査も引き継ぎもしていない警察組織もありえない。警官でなく、気分で田舎暮らしを始めた自分探しの人くらいで良かったと思います。異常な展開に期待してギリギリ星2です。
サスペンスとしては抜群に良いですね。
孤立した村、謎の一族、失踪した前駐在、そこに加わるガンアクション的なスリリングさも良く緊迫感があります。
村独特の空気に呑まれてしまうと逃げ出せなくなる様な恐怖感が絵柄と相まって良く伝わってきます。
話も良いところで切られてますが、変な感じで切られていないので無料で読んで気に入ったら最後まで読んでも損はしないでしょう。ポイントも低めでこのクオリティならお得です!
『食人』で真っ先に想像したのが、映画『グリーン・インフェルノ』の食人族のような、村にやってきた外部の人々を原住民が『食料』と見なし次々と捕食する...といったものだったが、そんな単純なものとは全く別のベクトルの世界感だった。めちゃくちゃ深い。
これはもはや文明と文明の衝突。戦争。
後藤家からすれば、後藤家以外の人間は文化伝統を壊しにくる『侵略者』でしかないのだ。
私達のいう『一般的な常識』からは考えもつかない独自の文化や伝統をこの後藤家は代々、そしてこの瞬間も『守っている』のである。
それもまた後藤家からすれば一般的であり常識。
(どうやら銃を持つのも常識っぽいです笑)
見方を変えればどちらも正しい。
決してわかり合えない者同士だから敵対する。
それは個人間においても起こりうる事ではある。
ただ、この集団における閉鎖的な概念はまた(作者の意図と違っていたら申し訳ないですが)今の新興宗教にも通づるところがあるな、と。
確かに信仰や信念を持つことはもちろん自由であると共に、他に阻害される事も良しとしない事も確立されている。ただ反面、信仰を絶対的なものと位置づけ、大多数の意見を確実な正義とし、考えることを止めたら、疑うことを止めたら、それはもはや人としての境地をも超えてしまうのだな、と。
確かに始めは異を唱えるその余地すら与えられないスピード感もあるが、話が進むにつれ加速する緊迫感や異常な空気感は、疑念を持ち行動する者、飲まれるまま従う者、疑う事を知りすらしない者、様々な人物描写が絡み合うことで完成されている。
少ししか出てこない人物でさえ欠かせない。
全ての登場人物に意味がある、緻密に構成された作品だと思う。
物語の作り込みが秀逸。
まるで実話かのようなドキュメンタリー感覚でさらさら読めて一気に読破しました。
人喰い。普通じゃありえない事だからこそ怖くミステリアスで興味深くて。最終話もめでたしめでたしで終わらない辺り、作り込みがうまいなと思いました。
時にあの描写が迫力あり過ぎて分かりにくい箇所もありますが、それもこの方の味なのかなと。
内容、描写、展開ペース、全て抜群です。
オススメします。
作者さんは何処に落とし所を見つけるんだろうか…心配になるくらいの内容量です。横溝正史が生きていたら書いていそうな…そんな陰鬱とした歴史や人間関係と呪縛が醸し出す別の恐怖…。集団心理の恐さは倫理観や道徳観念も無くして自分達に都合のいい状況下で普通に自分達の生活を送り、他の人の喜びも悲しみも死さえ重く受け止めなくなる。見ない聞かない考えない、そして人の恐怖心や悲しみに鈍感に無関心になる…。 それはコロナ禍の今に通づるかも。世界中で起こっているのかも知れない。だって色んな人達の「このくらい大丈夫、このくらいは良いよ」これが自分も含め不特定多数の誰かの人生を変えてしまったかもなんて考える人が余りにも居ないんだもの。米軍コロナ垂れ流しも日本だけが欧米諸国へガスを供給する事も極東はどうでも良いくらいの考えが透けて見え隠れしてるし。人を自分と同じ人として見ないって怖い。歴史から見て今日本はガンニバルのストーリーの様に搾取される側、欧米諸国の撒いた種の犠牲者になりつつある。ガンニバルのキャラの様にとは行かなくても日本国民だけが燃料食糧問題でより一層苦しむのは本当は避けて欲しいんだけどなぁ
心臓が、、、苦しくなる!
次から次へと読む手が止まらなかったです!
すごい世界があるものだなと。
人間の欲や、信仰心や、家族、伝統、継承、それぞれの想いが、見方によっては、呪いにも、悪魔にも見える。
怖すぎて、ゾクゾクしました。
絵のタッチも相まって、スリル満点です。
ただの食人族の話で終わらないです。
ホラー系好きな方にはぜひオススメします!!
一気読みしてしまったので、これからもう1R行ってきます!
最初おもしろくてよんでたけど、毎回みるうちに疲れてきました。何故なら、絵が汚すぎて理解するのに時間がかかる絵の内容を把握するのに時を要するのです。今回の終盤にかけて、さらに場面が理解しにくい絵なので想定で読んでます色が着いてないぶん場面が、わかりにくく、激しいタッチのためか見やすくないです。最後まで読めるか心配です。
こんなにドキドキしながら読む漫画は、久しぶりでした!
都会から村へ左遷された駐在が、優しい村の人たちと暮らしていく…と思ったら「この村は人を食べている」というへんな噂を耳にしてから、駐在は少しずつ村の人たちを疑い始めてしまい、村の住人たちの行動ひとつひとつがおかしく感じて、そこで後藤家という一族が駐在に近づいてきて…。
今でも日本のどこかではそういう儀式が行われているのではないか、と考えたらドキドキして読む手が止められません!
主人公の阿川はとある村の駐在として家族と共に赴任してきたが、その村は何かがおかしい。
調べていくうちにその村を牛耳っている後藤家の人間が毎年子どもを食べているのではないかという疑問が生まれる。
最初は優しいと思っていた村人たちの行動がおかしく感じ始めたり、自分や家族に危険が迫っているのに何かに取り憑かれたように1人で捜査する阿川。
正直好みの絵ではないし、青年漫画なので、毎日無料ではなかったら絶対に読まなかったジャンルでした。
レビュー評価が良かったので読み始めたところ、すごい中毒性と引き込まれるストーリー、さつ人や心霊物などではない、今までに味わったことのない恐怖で、手に汗握るとはこのことかと思いました。
すごい作品です。
創作でありながら、昔、似たようなことがあったのではないか、今でもどこかの集落にありそうな恐怖。
そしてクライマックスの村人の口から出た指で、恐怖がピークに達しました。
サスペンスやホラー好きな方、普段青年漫画を読まない方などに、まずは数話読んでもらえたらと思う素晴らしい作品でした。
村人の「よそもんには分かるまい。疑え。仲間にしないで監視カメラで見張ってやる。」と、いう、後藤家以外の村人もグルになってるよのが恐いです。
子供の人肉はごちそう、人を食べたクマを生でむさぼり食うのがクマに殺されて死んだ人への供養。
人肉を食べたいと不気味な雰囲気の後藤家。
不気味な後藤家が持つ工場で働く村民。
自分の身内の赤ちゃんを生贄として後藤家に差し出す村民。
Netflixの柳楽優弥さんのドラマも見て、続きがますます楽しみです。