4.0
重さと面白さの両立
読み易い語り口で、サラッと重い内容を伝えている作品。考えさせられます。
10代の頃、事故で親しい先輩をなくした事がありますが、その時に起こった前兆のようなものに想いを馳せながら読んでいました。
あまりスピリチュアリズムは信じてこなかったのですが、これを読んでもしかしたらあるのかもと思うようになりました。
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読み易い語り口で、サラッと重い内容を伝えている作品。考えさせられます。
10代の頃、事故で親しい先輩をなくした事がありますが、その時に起こった前兆のようなものに想いを馳せながら読んでいました。
あまりスピリチュアリズムは信じてこなかったのですが、これを読んでもしかしたらあるのかもと思うようになりました。
森園みるくさんの本は、絵が丁寧に描かれていて好きなほうでよく読んでいた漫画家さんでした。無料一覧に載ってた絵が随分それとかけ離れている(コラムなんかはこの描き方でしたよね?)上に、衝撃的なタイトルだったので読んでみました。実話だったんですね。思い出しながら描くことや何度も読み返しながらの作業をすることがどんなに辛いことなんだろうって思います。
スピリチュアルで自分の事がわかるのは凄い。
よく、他人の事はわかっても自分の事は読めない、わからないと言いますがわかるんですね。
もしかしてわからないと答えた人もわかっててあえて答えてないのか、自分の事なら追及しちゃうから視ないようにしてるのか。どちらにせよ、死がわかるなら嫌だったろうね。
お悔やみ申し上げます。
こういうこともあるのだなあ、と私は興味深く読みました。スピリチュアルな部分に関して、否定はせず、頭から信じることもないというスタンスの人なら、共感を持って鑑賞出来ると思います。
この体験をこうして作品に昇華することが、作者にとっては自分を癒す作業だったのかな、と思います。大切な人を失った気持ちの整理がつかない人にも、なんらかのヒントになるかも。
真言宗の僧侶の方から話を聞いたり、『月刊ムー』を愛読したり、そういう背景があって「自分の死を知っていた」って普通に考えなさたら電波ゆんゆんにも思われかねないですが、本当にわかっていたんでしょうね。自分の死を受け入れ身体を獣に食わせるために横たわったバラモンの子供の話を思い出しました。伊豆の博物館は今度行ってみます。
事件当時、ネットニュースか何かで知り、森園みるくさんを心配しておりました。
その事件の経緯やその後の話はもちろん、お二人のなれそめや関係性までわかる作品で、気づけば全話購入していました。
思い出を今でも大事に生きていらっしゃる様子に涙が溢れました。
これからも作品を楽しみにしています。
続きが気になって仕方ないです。これだけ冷静に作品を描けるようになるまで月日が必要だったろうなとお察しします。やっぱり何か起こる時って予兆や予感、いつもと違う雰囲気が漂うものなのかな。結果論かもしれないけど、自分の家族に予期せぬことが起こることを想像するとあの時あぁすれば良かったとか後悔しそうで悲しいです。
起きた事はとても不幸な事で同情しますが作品として質が良いとは言えないと思います。特に後半は全く面白くなかった。ご本人が気持ちの消化の為に書く分には良いと思いますが有料にできるレベルではないです。誰々のお陰で博物館コーナーが作れました等の感謝はあとがきで書けば良い事です。読んでる人には関係ない事ですから。
かなり面白かったです。普段はスピリチュアルとか電波系と半信半疑ですが、この方のお話は何故か信じられる気がします。
作者である奥様の、深い愛を感じる作品でした。
お辛い経験ですが、作品化されたことが心の整理につながり、前に進めたらと思います。
陰ながら応援しています。
試し読みしたら止まらなくなって、全話購入して読み切りました。事実は小説より奇なり。また、みるくさんちと我が家の環境&世帯構成がかなり似ているので、我が事のように感情移入して読めました。このような事件があったことを風化させないためにも、多くの方に読んでいただきたいです。