4.0
相棒は自分
タイムスリップした先で過去の自分を相棒にする、という設定は斬新に感じた。
「自分のことだからこそわかる」という仕組みを上手に利用した展開もあり、なかなか巧みだと思った。
ストーリーは、過去の自分の冤罪を晴らすため、真犯人を追う、というのが基本線。
異様な犯行、テンポのいいミスリード、二転三転する真相と、サイコサスペンスの映画のようで、気になる破綻もなく、かなり引き込まれた。
ちょっと気になったのは台詞回しで、いくら漫画とはいえ、「そんなこと言うかいな」という部分がかなりあった。
ただ、ストーリーが魅力的だったのは確かで、これだけのサスペンスをオリジナルで組み立てられる技量は、大したものだと思った。
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