「roka」さんの漫画レビューと感想(ネタバレ非表示)

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rokaさん

レビュアーランキング62

  1. 評価:5.0 40件
  2. 評価:4.0 40件
  3. 評価:3.0 29件
  4. 評価:2.0 18件
  5. 評価:1.0 10件
レビュー投稿数:137件
ネタバレあり:6件
ネタバレ無し:131件
参考になった数:189
参考になった割合:88%
全ての内容:全ての評価 1 - 10件目/全137件

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  1. あいの結婚相談所 へのレビュー

    評価:5.000 5.0

    9人の方が「参考になった」と投票しています。

    新しいハッピーエンドの形

    打算的な結婚を求めたり、結婚に過剰な夢を抱く人々が、「笑うせえるすまん」的なノリで地獄を見る話かと思ったら、全く違った。
    何ともオリジナリティーに溢れる、変化球のハッピーエンドがそこにあった。
    現代は、難しい。
    ロマンチックな恋愛の延長としての結婚を描けば「現実的じゃない」「夢見すぎ」となるし、かといって、打算だけでは寒すぎる。
    そして、どっちを描いても、作品としての新しさは別にない。
    薔薇色の結婚は信じられない、鉛色の結婚は信じたくない、そんなワガママな現代において、「恋愛」から始まるのではない「愛」だってあるかもしれないぜ、という結婚の可能性を描いてみせたことには本当に価値があるし、素晴らしいと思った。

  2. モンキーピーク へのレビュー

    評価:4.000 4.0

    3人の方が「参考になった」と投票しています。

    見所の多いサバイバル

    映画でも漫画でも、サバイバル系は、「メインの敵」以外に焦点があると面白い。
    そういう意味で、この漫画は成功している。

    その1…VS猿。
    これがもちろんメインだが、「本当に猿なのか?」という謎もあり、一筋縄ではない。

    その2…内部の人間の裏切り。
    自分が生き残るために、仲間を売る奴らとの攻防。

    その3…内部犯の可能性。
    何と内部の人間に猿の仲間がいる可能性あり。
    敵が人間ならともかく、猿の仲間??
    謎めいた展開。
    上手く回収してほしいけど。

    その4…「山」の脅威。
    舞台が険しい山なので、猿の他に、自然との戦い、という側面もある。

    その5…疑心暗鬼からの仲間割れ。
    誰も信じられなくなり、登場人物たちが正気を失ってゆく、という王道パターンだが、生命維持に不可欠な「水」の問題を絡めることで、この展開に説得力を与えている。

    ということで、なかなか見所の多いサバイバルホラーになっていると思う。

  3. ヒメアノ~ル へのレビュー

    評価:5.000 5.0

    2人の方が「参考になった」と投票しています。

    こういうふうにしか生きられない

    「こういうふうにしか生きられない」ということの絶望が、古谷実という作家のテーマなのではないかと思っている。
    育った環境も幼少期のトラウマも関係なくて、「決まってしまっている」ことは、あるのだ、と。
    じゃあどうすればいい?
    どうしようもない。
    だから、絶望なのであって。
    そのテーマを「こちら側」から描いたのが「ヒミズ」で、「あちら側」から描いたのが「ヒメアノ~ル」なのだと思う。

  4. 僕たちの生きた理由 へのレビュー

    評価:1.000 1.0

    5人の方が「参考になった」と投票しています。

    これは漫画だから

    漫画なので、やはり、「絵」と無関係には評価できない。
    絵の上手い・下手を語れる立場に私はいないが、どう考えても作品に「合う絵・合わない絵」は、ある。
    そういう意味で、申し訳ないが、致命的だと思う。
    この絵柄のおかげでホラー味がちょうどいい具合に緩和されて…なんてフォローはする気にならない。
    例えば、青山剛昌の絵で「スラムダンク」は成立しない。
    鳥山明の絵で「闇金ウシジマ君」は成立しない。
    荒木飛呂彦の絵で「名探偵コナン」は…嗚呼…ちょっと読みたい。

  5. サエイズム へのレビュー

    評価:3.000 3.0

    2人の方が「参考になった」と投票しています。

    サスペンスとしてもギャグとしても

    大真面目にサスペンスをやろうというのではなく、サスペンスと、ギャグと、その際どい中間を狙ったような気がする。
    それが悪いとは言わないし、新しい路線を、というガッツは買うのだが、その挑戦が成功しているとは言いがたい。
    じゃあどうすればよかったのかは、ちょっとわからないのだが。

    焼肉屋と寿司屋が一緒になっている飯屋があるが、私は焼肉が食べたければ焼肉屋に行くし、寿司が食べたければ寿司屋に行く。

  6. U12 へのレビュー

    評価:1.000 1.0

    5人の方が「参考になった」と投票しています。

    気分が悪い

    善人が破滅しようが子どもが犠牲になろうが首が飛ぼうが内臓が散ろうが、大抵の内容は「漫画の中のこと」として許容できるつもりだったが、これは駄目だ、気持ち悪すぎる。
    直接的な描写や囚人たちの造形の話ではない(だったらもっと気持ち悪い漫画は腐るほどある)。
    こんな形で子どもという存在を「使って」しまえる製作者サイドの神経が、気持ち悪いのだ。
    申し訳ないが、そこまでして漫画にしがみつきたいのか?と嫌味のひとつでも言いたくなる。

  7. シグナル100 へのレビュー

    評価:3.000 3.0

    2人の方が「参考になった」と投票しています。

    地雷だらけ

    「何をやったら死ぬかわからない」というシンプルなルールだが、どこに地雷が埋まっているかわからない面白さはある。
    ただ、その設定の面白さを活かしきれていない気もする。
    「そうきたか!」という感動が薄い。
    また、登場人物たちにいまいち共感できないのもマイナス。
    最近、「犯人」サイドが同情に値するせいで、「主人公」サイドに乗っかって応援しにくい、という漫画が多くないか?

  8. エロスの種子 へのレビュー

    評価:4.000 4.0

    58人の方が「参考になった」と投票しています。

    続・漫画の官能

    本質的には性的な描写が不要なのに、「客寄せ」のためにそれを利用する漫画が多すぎる、と感じている。最近。
    そういう漫画とは、対極。
    性的な描写によってしか表現できないものを描こうとする、その意気やよし。
    「やたらいやらしいものを描いても、まるで官能的にならない」数多くの漫画と、「大していやらしいものを描いてもいないのに、やたら官能的」という本作の間には、恐ろしいほどのレベルの違いがあると思う。

  9. 最底辺の男-Scumbag Loser- へのレビュー

    評価:4.000 4.0

    7人の方が「参考になった」と投票しています。

    ジャンル変貌の妙技

    スタートで「こういう話かな」と思っていたのを、いい意味で、かなり裏切られた。
    「フロム・ダスク・ティル・ドーン」というジャンル崩壊映画があるが、それをちょっと思い出した。
    この手の作品は、ジャンルの切り替えが上手く決まらないと「何やねん」という悲惨な出来になるが、なかなかバシッと決まっていたと思う。

    また、基本的にはリアリティーもクソもない話だが、主人公のキモい男の「最底辺だけは嫌だ」という信条は、その是非はともかく、現代の価値観としてなかなかリアリティーがあったし、何より、漫画の主人公の価値観として新しさを感じた。
    個人的には、「僕たちがやりました」のトビオの「普通でいい」という価値観と双璧である。

    そして、この魅力もクソもない主人公でどうすんだよと思いきや、人間に対する観察眼の鋭さや、常人離れした嗅覚という設定を巧みに生かして、意外とカッコよく見せた手腕は、見事と言う他にない。

    惜しむらくは、まあ、表紙がひどい。

  10. 火葬場のない町に鐘が鳴る時 へのレビュー

    評価:1.000 1.0

    2人の方が「参考になった」と投票しています。

    「お約束」の限度

    ホラーには色々と「お約束」がある。
    なぜか逃げ場がないところに逃げ込む、
    車で逃げようとするとなぜかエンジンがかからない、
    「すぐ戻る」と言ってなぜか怪しい物音を確かめに行く、エトセトラ。
    そういう全てにいちいち突っ込んでいたらきりがないから、観る側も暗黙の了解として許すのが「お約束」なのだ。
    しかし、観客・読者が許せる「お約束」にも限度があるのだということが、この漫画を読むとよくわかる。

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