5.0
何が怖いのか
「人間が一番怖い」なんて、大体みんな知っている。
ただ私は、この作品に出てくるどの登場人物よりも、黒牟という街が怖かった。
「怖い場所」が出てくる映画や漫画はたくさん観たり読んだりした。
その中で本作の黒牟が一番だ、とは言わない。
けれど、黒牟は、私が今まで色々な作品で触れた、どんな怖い場所とも明確に違っていた。
その一点だけでも、素晴らしいと思った。
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「人間が一番怖い」なんて、大体みんな知っている。
ただ私は、この作品に出てくるどの登場人物よりも、黒牟という街が怖かった。
「怖い場所」が出てくる映画や漫画はたくさん観たり読んだりした。
その中で本作の黒牟が一番だ、とは言わない。
けれど、黒牟は、私が今まで色々な作品で触れた、どんな怖い場所とも明確に違っていた。
その一点だけでも、素晴らしいと思った。
好みの絵柄ではなかったものの、読み始めてものすごく引き込まれました。
物語のきっかけから、終わりまで、心を抉ってくるような刺さり方です。
人は見た目に左右されるということ、ちょっとしたきっかけで過ちをおかしてしまうこともあるということ。
どちらもリアルな話だと思います。
全体的にダークな雰囲気で暗いのですが、その中で幸せを見つけながら何かから逃げるように生きていく主人公に、共感こそできないけど見守りたい気持ちになりました。
闇金の有名な漫画も、最初読んだ時怖くて衝撃的だった。
毒母の漫画も、物凄い大事件というほどでもないストーリーなのに、何とも言えない嫌な気持ちになる。
私の中で、なんか怖い、の3番目がこの作品!
黒牟って場所が、日本のどこかの片隅に、ほんとにありそう!
どこにも住めない人々が集まり、ひっそり暮らしていそう。
犯罪や虐待や貧困、人間の影の部分を、全てを引き受けるような場所。それを想像すると、何か怖くて嫌な気持ちになります。
もし現実にあったら、絶対に前を通りたくない、そこに住む人と関わりたくない!
読んでいて、ドキドキしました。次は、どうなるのか、そして、あの人はどうなったのか?
と思いながら読んでいたら止まらなくなりました。
また、この部分の犯人はこの人だったのか!
そして、その人との関係性とかも分かりやすかったです。
後は、ストーリー的にはドキドキしますが周りくどい感じがなく読めました。
一番最後が、どんな感じになったのか分からず終わったので、そこが気になりますね。
あのモツ鍋の材料、本当は何だったんでしょうね。
ウナギって…動物の肉を食べると美味しくなるのかしら…
中国製の薬で肥らされたウナギと、動物の肉を食べて肥ったウナギ、どっちかを食べなくてはならなくなったら、どっちにするかなって、考えてしまいました。
裏社会の縮図を垣間見た気がします。
それにしても、あんなに幼い少女を…大人の男性の気持ち悪さを感じました。
こういうことが 自分の知らないところで本当にあるんじゃないかという現実味をヒシヒシと感じてしまう内容。昨今のニュースでも信じられないようなおぞましい事件が起こったりしているのを見聞きする中で読むこの物語は妙なリアリティを感じて...本当に怖い...そして人間の表層的な部分と内面は時にして比例しないものであることがよく分かり、それがとても切ない...
主人公がビビり過ぎるというか…覚悟が決まってない人間だなぁと読んでいて思いました。そこがある意味リアルで普通の人が思うことを描いてるのかもしれませんが、うーん、社長についていく!って思ってる割りには心がふらふらしてるし、考えが浅い所もあるし案の定ミキの件では暴走するしな点が…あまりにも主人公が普通っぽい人過ぎる感じで読んでて『もう少し腰を据えろー!』と思ってしまいました…
読んでいてもイライラしてしまって(>_<)
最後まで読みましたが、結局モヤっとする終わり方ですし。
ストーリーがどうのこうの言うよりも、この世界観に浸れるかどうかがすべてでしょう。
リドリー・スコット監督の『ブレードランナー』『ブラックレイン』を5割増しドス黒くしたような舞台装置。登場人物も小道具/大道具も見事に業が深い。いちいち、業が深い。
読んでいるだけで、肌にまとわりつく臭気、湿気。言うならば、独特のツアー体験ですね。
うなぎ鬼というタイトルがとても気になり作品を見始めた次第です。展開がゆっくりではあるものの、1話づつ展開にせまるドキドキ感が味わえます。キャラクターの個性も強く、特徴もわかりやすいため、流し読みでもストーリーが入ってきやすいです。まだ9話しかみてないため、続きが楽しみな作品です。このドキドキをどうぞ皆さんも!
不思議なタイトルと表紙の絵が怖くて読めずにいましたが、ずっと気になってはいました。1話読んでみると、次も気になる、次もという感じでどんどん読み進めてしまいました。途中すこし怖かったり絵が少しリアルというか気持ち悪い部分もあります。ですので私はお昼間に読むようにしておりました。夜に読んでしまうと夢に出てきそうなので。