4.0
出オチ感満載ヴィジュアル
主人公の渚くんが見詰める昔懐かしい宇宙人(タコ型火星人)の想像図的な見た目のクラス担任が、キャラデザイン的に思い切りが良すぎて、そこで盛大に傷付け噴いた記憶がある。そんな第一印象ながらも、連載開始から最終回までリアルタイムで読んだ、この作品。
相変わらず、松井先生ならではのものの描き方である。きっとこの世の他の誰にも似たものは創り出せないであろう、そんな世界観は、"ネウロ"のときからそれなりの時間を経てから出発したこの作品でも、堂々健在である。
主人公たちが中学生であることを綺麗さっぱり忘れてしまえるような内容なのが少し気にはなるが、"ネウロ"が好きな人ならそれなりに楽しんで読めるはずだし、若者へとなりゆく子供たちが我が道を歩み始めるに当たりどう自分自身と向き合っていくか、という学園モノに不可欠ななにかもそこにはあるので("ネウロ"の主人公の弥子のときからそこはそうかも知れないが)、楽しめる要素は多分に含まれているはずだ。
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