4.0
健気な鈴ちゃん。
無料分で、津軽に追いつくところまで読みました。
前作も途中まで読んでいたので、「あれれ、鈴ちゃんはずいぶんおしとやかに大人しくなったんだな」と性格の変化に少し驚きました。思春期だし、話の筋が恋愛に移行したので、前編と全く同じ性格でも暑苦しいかもしれませんね…。
それにしても、鈴ちゃんが乙女になっているというのに、津軽ときたら、感情表現無さすぎで、鈴ちゃんが可哀想になってきます。気持ちを出さないくせに、鈴ちゃんを好きだという男が現れると、ガードしたりして、何だかムカつく…。
自分だったら、こんなに飄々としてて、気持ち全く表してくれない男はカンベンですけど、鈴ちゃんはずーっと津軽を慕ってきたから、仕方ないんでしょうね。
それとも明治時代の日本男子たるもの、気持ちを表に出さないのかふつうだったのかな…?
ちなみにつがるの親友の河内がいいヤツ過ぎて、なんでこの人が結婚できないんだろ…とか考えちゃう。ひとりで何でも出来すぎると、案外売れ残るのかもw
あと鈴ちゃんモテ過ぎて、お兄様とかサーカス団の少年とかけっこう気の毒。
もとはといえば、ハッキリしない、津軽がいちばん悪いと思うけど。
- 15