5.0
アイデア一本からの飛躍
「人生が記録されたDVDがある」という、「世にも奇妙な物語」的なアイデア一発から、よくここまで広げたな、と感心する。
下手をすれば、一発屋的な打ち上げ花火で終わるか、同じようなパターンの焼き直しに終始する可能性もあったはず。
たったひとつの食材を、ねじ曲げず、腐らせず、ゾッとするほど後味の悪いスリラーから、心暖まるヒューマン・ストーリーまで、多彩に料理してみせた、その手腕に拍手を送りたい。
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「人生が記録されたDVDがある」という、「世にも奇妙な物語」的なアイデア一発から、よくここまで広げたな、と感心する。
下手をすれば、一発屋的な打ち上げ花火で終わるか、同じようなパターンの焼き直しに終始する可能性もあったはず。
たったひとつの食材を、ねじ曲げず、腐らせず、ゾッとするほど後味の悪いスリラーから、心暖まるヒューマン・ストーリーまで、多彩に料理してみせた、その手腕に拍手を送りたい。
この作品は出逢えてよかった!としか言えないほど素晴らしい内容です!!
人は死ぬ直前にこれまでの人生の軌跡が走馬灯のようにフラッシュバックする――そんな死に際の貴重な体験が『走馬灯株式会社』を訪れたらいつでも鑑賞出来るのです。この作品はその幻の会社を軸に、偶然訪れる人々の多種多様な人生ドラマが描かれています。
識られざる人生を確認出来て感動する者もいれば、中には知らない方が幸せにだった或いは知ってはいけなかった事実に愕然とする結末もあり、感動系からホラー、サスペンスな展開もあり、飽きることなく全話楽しめると思います。長編が苦手な方でも、基本的に1話完結型なので試しに読んでみる事をお勧めします!
そして途中途中で触れてくる『走馬灯株式会社』の真実――ドラマ化もされた本作品、内容の面白さは折り紙つきです!あなたもご自分の人生を顧みてはいかがですか?
突如現れる不思議な会社、走馬灯株式会社。その中では自分の人生を自分目線で見返すことが出来る不思議な場所。
前半は色んな人が自分がそこで振り返って、人生を改めたり前に進むことが出来たり…時には他の人の人生を見て真実を知ったり…
人の人生色々だなと思って読んでました。
後半からはある探偵の方がフォーカスされて、そこから面白みを増していき、点と点が最後に繋がりエンドのシーンでは拍手でした。ハッピーエンドではありませんが、モヤっとする終わり方でもなく、腑に落ちる解決法だなと感心。
是非読んで頂きたいので、最後は全てはネタバレはしません。笑
私は神沼さんは本当の元カノで何か大きなものを握ってるかと思ってたので(大きなキーパーソンではありましたが)そうきたか!と驚き、感銘しました。
なんなら後半から読んでもいいくらい、飽きずに最後まで読んで欲しいです。
数話完結で、一つ一つのストーリーがしっかりしていて好きなカテゴリーです。
12話まで無料だったので読んでみましたが、追加ポイントを購入して読み続けます。
絵のタッチもキレイで、特に毎回出てくる女性が山本梓ちゃんに似ていて嬉しいです。
ドラマになりそうと思って読んでいました。人生の答え合わせ、というかそのスリル感がたまりません。読み切りなのも読みやすくて良いです。
自分に関わる記録。観てしまって吉の場合、また凶の場合。きっと反省することがたくさんあるんだろうな。読後、色々考えて余韻にひたれます。
自分は走馬灯を見たことがかあります。
あれは、18歳の中間試験明けの時に、バイクに乗って林道に。
レーサーの先輩を発見して、追走していたら、ガードレールに100キロぐらいのスピードで激突。
モータースポーツ仕様のバイクは大破。
その時に、様々な人生の振り返り映像を一気にみて、自分の先祖のような方が出て来て、最後に白装束を着た祖父が一言
「気をつけろよ」
と言われて
ハッと気づくと、ガードレールで救急隊員が、
「大丈夫ですかー?」
と声かけしていた。
そして、実は危篤中だった祖父は、自分の命を引き換えるように、そのまま亡くなりました
三途の川に渡りかける前のその時に見た、走馬灯の映像的なものは忘れもしません。
この漫画の、走馬灯という文字をみて、ついついひかれて、様々なエキサイティングな人生の登場人物と走馬灯映像による揺れ動くストーリーは、非常に刺激的で、自分の走馬灯映像を思い出します。
やはり、人間一人一人も、木々や大自然の様々な生き物も役割を持って存在しているかと最近おもいます。
そんな、色々なたくさんの気づきをもらえて、作者の方には心より感謝します!
本当にありがとうございます!
なかなかの長編だけど、最後の最後まで飽きの来ないストーリーでした。
いきなり前触れもなく表れる「走馬灯株式会社」の建物。そこは、人生を振り返る場所。
ビデオを再生して自分の過去を振り返っていく。
いい思い出もあれば、悪いものもあるわけで、こうすれば良かったと悔いが残るものに気づいた時に、再出発していく人たちに清々しい思いを感じました。
生きていれば何度でもやり直ししていいと思う。前向きになりました。
ラストは言えませんが、涙が止まらない展開でした。
無料分を読み途中ですが、こういうお話好きです。36話あたり、感動して泣いてしまいました。走馬灯株式会社は導かれた人をそっと助けてくれたり、真実を教えてくれる悪意のない施設なので、話によっては人生と向き合うのが大変な人もいますが、私は好きです。だから読み進められるというか。次が楽しみになります。自分もリアルに走馬灯株式会社と縁があって人生を見直すことが出来たらなぁなんて考えてしまいます。
あったなら、ぜひ1度行ってみたい!
ビデオを見るように、自分目線の人生を見直してみたい。人間は、忘れることが出来る生き物だけど、忘れたくないことがきっとあったはず。でも、それをも忘れてしまっている気がします。
若くして亡くなった、母親との思い出の何かを忘れてしまっている気がするから。
あの時、もっと話聞いておけばよかったなぁと思う時が何度もあるから。
作中の一人一人も、同じような感覚だったことと思いながら、何度も読み返してます。
おすすめです。ぜひ読んでみて下さい。