5.0
紙面から高座の落語が聞こえてくる
TVで放映された折に、江戸文化をち密に表現していると感心したのがコミックでまたであった。TVで見落とした人間関係を紙面で拾うことができた。助六と八雲の火花散るライバル関係は深い友情に裏付けされており、その友情は落語への愛によるものだ。音の出ない紙面から落語が聞こえてくる不思議ー作者の懇親のエネルギーが込められているのではないか。
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TVで放映された折に、江戸文化をち密に表現していると感心したのがコミックでまたであった。TVで見落とした人間関係を紙面で拾うことができた。助六と八雲の火花散るライバル関係は深い友情に裏付けされており、その友情は落語への愛によるものだ。音の出ない紙面から落語が聞こえてくる不思議ー作者の懇親のエネルギーが込められているのではないか。
アニメでも見ました!昔の八雲さんかっこいいです!真面目で好青年。助六さんはたらしですね。でも落語はとても惹きつけられます。助六さんは表情豊かに演じ分けてます。八雲さんも八雲さんにしかできない落語を披露します。助六さんとは違い、艶やかで美しいです。八雲さんが段々上達していく過程も面白い。そして恋愛も。ちょっぴりエロくて美しいです。
アニメ化されていたのも知らず、
NHKでドラマ化されて初めて知りました。←山崎育三郎さん格好良すぎ!!!!
複雑な人間模様、暗い過去も与太さんの明るさで救われた思いがします。
関西人なので落語と言えば「米朝一門派」なので、
「笑点」も観たことがないワタシ。。。。
関東の落語はあまり好きではなかったのですが、
今度聴いてみようと思います。
主人公の与太郎が、出所するシーンから始まります。慰問の落語を聞いて、落語家を志す…。更正の道かと思いきや、本格的に落語を学ぶ弟子にしてくれと、天真爛漫な人柄についつい笑みが浮かびました。古典落語を知らなくとも、この漫画で学べるものも多くあり、とても魅力的な作品でした。
ちょいと読んでみるつもりがハマりました。紙媒体全巻一気買いしてしまいました…
いい意味で上質な大人向けです。
ドラマ化された時から気になっていたお話です。もっと早くに読めばよかった、でも遅くなっても読んでよかったです。登場人物それぞれの想い思考が絡みあって、落語の噺にかけて表現されていて幾重にもストーリーが楽しめます。
中でも八代目八雲師匠の哀しく美しい心情、姿が秀逸でした。
よくここまで色っぽい男性をかけるものだと驚きます。
落語は全然知識がないものの読み進めましたが、それぞれの登場人物の哲学や想いと落語という世界の奥深さを知り、あっという間に読み終えました。
濃厚な人生のドラマに胸がいっぱいです。
なお、エンディングについては、評価が分かれると思います。
確かな知識と落語愛を元に作り上げられた見事な構成、キャラクターの色気と存在感。
こんなに完成された作品にはなかなか出会えません!
落語に興味がある人はもちろん、前知識のない人も
安心して思い切り作品の世界に浸ってほしいです。
噺家を主人公にした漫画は過去にもありましたが、これはただの修業漫画に非ず!落語の持つ艶と謎と滑稽が、見事にストーリーに盛り込まれて、読む者を引き込んでいきます。元々落語好きなので、贔屓目は否めないかもしれませんけれど、筋立ての見事さは膝を叩いて喜ぶほどでしたよ。課金して損はない!
参りましたね。
じっくりと 堪能させて頂きましたわ。ストーリーもキャラクターも味わい深い。大人の作品ですね。コマ割りも映画のようで 奥行き感のある感じがたまりません。
アニメ化されたのも納得。八雲師匠の色気、佇まい…腕のある作家さんならでは!
ラストの意味深さにも感服です。