4.0
エロスの奥行き
この作者様を理解するにはしばらくの時間が必要でした。2年越しに改めて読んでみたところ、意外にも絵に対する抵抗感が薄れており、笑いながら読み進めていました。
独特のアングルからの画面は、特にめちゃこみさんのようなインターネットで一コマずつ読む場合、味が出て臨場感のあるものになっています。
一つ一つのコマが、丁寧に(しかし意外なアングル)から、エロスを浮き上がらせ、滑稽さを増幅させます。この効果はおそらく作者の狙ったもので、私達が普段目にするだろうアングルなだけに「既知の」世界が生々しく、臨場感あふれる画面になっています。
他の作品も、チラ見しつつ、深掘りしたくなる作者様だと今の時点で思っています。
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