5.0
ラブドール
居てもたってもいられずレビュー書き直します。最新話のラブドールだけでもぜひたくさんの人に読んで欲しい。ダントツでエロスがほとばしり、ダントツに感動します!!冷たくてなまめかしくてあったかくて切なくて、最後は涙が止まらなくなりました。もんでん先生の力量の真骨頂を垣間見ました。他の短編もよかったのですが(マリーゴールドやジゴロなど)最新話がダントツに飛び抜けてよかったので普段なら絶対にやらないレビュー書き直しをわざわざしました。それほど心を揺さぶるすごい話でした。
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居てもたってもいられずレビュー書き直します。最新話のラブドールだけでもぜひたくさんの人に読んで欲しい。ダントツでエロスがほとばしり、ダントツに感動します!!冷たくてなまめかしくてあったかくて切なくて、最後は涙が止まらなくなりました。もんでん先生の力量の真骨頂を垣間見ました。他の短編もよかったのですが(マリーゴールドやジゴロなど)最新話がダントツに飛び抜けてよかったので普段なら絶対にやらないレビュー書き直しをわざわざしました。それほど心を揺さぶるすごい話でした。
どの作品もラストは男性の年齢が高めに描かれ、今では少なくなった男性年上、年の差カップル的な作品です。
本来、オジサンの恋には関心の極めて薄い私ですが、年齢が上がった男性の女性への若い頃にはない透明な気持ちが丁寧に描かれている作者の作品構成に、流石に美を感じました。
ラストのマリーゴールドは特にその要素が強く、女性という性を大切に大切に崇める男性のピュアな気持ち(そうでない男性との対比において)を鮮烈に描いています。
泣かされました。
絵も美しく、文句無しの星5つです。
こういう作品を読むと改めて女に生まれたことを強く意識しつつ逞しく、美しく生きたいと思わされます。
本質的には性的な描写が不要なのに、「客寄せ」のためにそれを利用する漫画が多すぎる、と感じている。最近。
そういう漫画とは、対極。
性的な描写によってしか表現できないものを描こうとする、その意気やよし。
「やたらいやらしいものを描いても、まるで官能的にならない」数多くの漫画と、「大していやらしいものを描いてもいないのに、やたら官能的」という本作の間には、恐ろしいほどのレベルの違いがあると思う。
とても官能的なのに、いやらしさよりも高尚な文学小説を読んでいるような気になります。谷崎潤一郎や太宰治を彷彿とさせるような…。人間の中にある秘められた『エロスの種子』。それが芽吹く瞬間が上手く描かれていて、まだ自分の中にもあるんじゃないか…と想いを巡らせるだけでもエロスを感じられる、とても素晴らしい作品です。
作者さん買いしましたが、相変わらず美しい絵とレベルの高い物語に惚れ惚れです。
特に「因果」はラストまで読んでほしい。川端康成か、谷崎潤一郎かと思うほど、文学的な香りのする、淫靡な美しいお話です。
最新話まで読みました。基本3話からなるオムニバス形式のマンガです。いつの時代でも性はタブーであり神秘的、だけど生命はその時が来ると性に目覚めるのがDNAに刻み込まれているとわかる良作です。
かたくるしいですね!くだけます。一回読んでもういいやとなるマンガと後からまた読みたくなり、なおかつ読めば読むほど発見があるマンガ…わかれますよね。この作品は後者です。
エロスの種子、よいタイトルを選んだ作家さんの感性に拍手です。絵もキレイ。
私はこの作品と出会えて良かったです。皆さんも是非…
凛も好きですが、マリーのお話が一番好きです。S〇Xをするだけじゃないエロスと、共にある愛の描写が本当に好きです。もんでん先生の絵が以前からとても好きで今回も購入を決めましたが、お話にも心が震えました。
時代背景は、戦前~昭和中期にかけてくらいだと思います。
それぞれに 落ち があり(落ち 具合をいいとするかどうかは人それぞれですが)、短編で読みやすいです。
私は、3話目のが好きですが、それぞれにいい具合のエロスがあり良かったです。
続編?別の短編?がでたら読みたいです。
表紙買いより、作家買いです。
短編集だけど、どれも好き。
もんでん先生の他の作品もほぼ見てます。コミックも何冊か持ってます。
男女とも素敵だけど、男性の体がいつも引き締まってて素敵すぎる。
内容も濃いはずなのに、後味もいい。
知らない方は短編なので、1つだけでも読んでみてね。
昭和初期のお話で、江戸川乱歩などの文学的なエロスという感じのお話ばかりでした。
あの時代はあからさまなエロスというよりはチラリズムというか艶かしいという感じのエロでそれが逆に想像力を掻き立て興奮するんじゃないかなぁと思います。
女の自分から見ても出てくる女性達が美しく目を奪われました。
呼んで損はない作品だと思います。