みんなのレビューと感想「パーフェクトワールド」（ネタバレ非表示）（11ページ目）

ネタバレ レビューを表示する

映画化されてめっちゃ有名な作品だけど読んでなくて、なぜか気になって読んでみたらどハマりしました✨すごくすごーーーく考えさせてくれるお話。ひたむきな主人公たちの姿を見てると、正直目を瞑りたくなるというか、自分は全然ダメだな…とやさぐれてしまいそうになるけど、それでも知らないふりではなく出来ることが限られていても、そう簡単に役に立てることがなくても、目を背けず「知る」ということがとても大事なんだと改めて気付かされる作品でした。綺麗事は一切ない、真実がかなりしっかり描かれていて、家族や周りに理解してもらえなかったり、困難なことが起こるたび、読むのが辛すぎてそれこそもうやめようかと何度も思ったくらいです。それでも何度も何度も何度も乗り越えていく2人がもちろんまわりにも支えられてですがどんどんお互いの絆を深め合って強くなっていく姿が本当に素晴らしくて希望を与えてくれます。どれだけ努力をしても血を流すような思いをしても叶わないこともある…その時はとてもとても悲しくて立ち直れないくらい苦しかったけど、最終的に、その時の想いにも意味があったんだと感じさせてくれる未来が待っています。読んでよかった✨出会えてよかった✨と心から感じられる作品です！！

それぞれの想いが交錯し涙・・

ネタバレ レビューを表示する

無料分読みました。胸をギュッと掴まれる様な作品で何度泣いたことか..
ヒロインの川奈は高校生の時バスケ部の鮎川に仄かな恋心を抱いていた。しかし鮎川は別の子に告られてその子と付き合う。それで終わっていたが仕事の飲み会で偶然再会。鮎川は脊髄損傷で車椅子生活になっていた事にショックを受けるが、一生懸命仕事に打ち込む姿に再び惹かれて告白し二人は付き合う事になる。だが、身体障害者との交際は様々な困難があり..
登場人物の心理描写がとても上手く描かれている作品です。心打たれます。
私は脊髄損傷の方はリハビリ完了し、住宅環境などが整えば普通に生活できると思っていました。(勿論そうなるまでがもの凄く大変なのは理解していましたが..)しかしこの作品で合併症の怖さ、感覚麻痺による怪我、排泄障害、車椅子での周りの目、街の危険など、とても勉強になりました。白衣と専門用語の医療系マンガより分かりやすくスッと頭に入ってきました。
ヒロインの川奈がとにかく真っ直ぐで一生懸命で頑張りすぎで泣ける！お互い愛すれば愛するほど相手に負担かけると苦しむ。泣ける！ずっと川奈に恋心抱いていたおちゃらけキャラの同級生(名前忘れた！)いい人過ぎて泣ける！鮎川のヘルパーをしている長沢、川奈に自分は傷病当初から関わってきた。あんたよりずっと鮎川の事を分かっている！と看護、介護の専門性を武器に川奈に対抗心メラメラ。本当、好きだけでは乗り越えられない大変さがあるけど酷い..
あと川奈の両親。年老いて病気がちの父親、心配だからこその反対なのは分かるが、母親の「子供作れんの⁉︎」の質問には、おいッッ‼︎それ言うなよ！聞くなよ！ってスマホに叫んでしまいました。そもそも子供作る作らないは夫婦の自由だし、子供が幸せの全てではないのに。
そして川奈の心の負担に..
柔らかいタッチの絵が優しさを現している様に思います。この作品にとても合っていると思います。無料分ではタイトルの意味は解読できませんでした。これから明かされると思う。
残しておきたい作品。全話購入検討します。

何度泣いたことか、、

ネタバレ レビューを表示する

健常者じゃない人との将来を考えることは、本当に簡単なことじゃないなと考えさせられました。
家族の理解、環境、今だけじゃなくてもっと先のこと、、
コメント欄でつぐみのことを批判される方も結構いらっしゃいますが、私はつぐみは人間らしいと思いました。
リアルはそんなに真っ直ぐではいられない。
そりゃ理想だけを追い求めれば、いつきの複雑な感情を汲み取って、わたしはあなたと離れない、誰が何を言おうとあなたと一緒にいることがわたしの幸せなんだって、はっきりと意思表示をしてほしかった。
いつきと離れないで欲しかった。
是枝くんに流れてほしくなかった。
でも、つぐみなりにいつきのことを考えてこれ以上苦しませたくないと思っての決断だったし、弱ってるとき誰かに優しくされるとみんな揺らぎませんか？
人間って結構弱い生き物ですよね。
作者さんは、本当の意味でリアルを追求したからこそのつぐみという性格の主人公だったんだろうなって思います。
それでも、最後ふたりが結ばれて幸せなカタチをつくれたこと、本当に嬉しくて涙が溢れました。
作者さん、ありがとうございました。

涙が出る！

ネタバレ レビューを表示する

無料配信があったので途中まで一気に読みましたが、まさかの涙が！好きなのに、どうしても一緒にいたら不幸になるとか、そんなことって本当にあるのかな？って川奈と一緒に泣いてしまいました！それぐらい、とても身近にある話です。
障害って確かに、1人では限界があって、誰かに頼っていかないといけない。
それが好きな人なら、喜んで助けれるって簡単に言葉では言えるけど、実際はやっぱり大変なんだろうなと感じてしまいました。
でも、私が川奈なら、綺麗事でも好きな人なら離さないなとか色々考えさせられる漫画です。
続きが気になって結局購入です 笑

感動する。

ネタバレ レビューを表示する

最初っから泣きっぱなしです。
感動と、衝撃と、同情と切なさと悲しさと、、
色々な感情の描写がすごく上手です。
すぐに感情移入してしまい、泣きながら読んでます。

憧れの男性と再会したら、車椅子生活になっていた。
それでも憧れは消えず、付き合うことに。
しかし、車椅子生活ということが、二人の障害になり、自分の存在が、相手の負担になっている。
と悟り、別れる。
そんなときに、同じく同級生に再会する。
自分のことを学生時代から好きでいてくれて、常に味方になってくれる。
なにより、家族の望む健常者。
憧れの彼への未練を消すため、その同級生と付き合うことに、、、、

ここらへんまで、無料分で読んたが、その後が気になるので、購入して読んでます。

くっついてほしいと思いながらも、また同じような結果になってしまうのでは？
それでも、幸せな結末が来ることを願って、読み続けます。

ただの恋愛漫画ではなく、車椅子生活の方への考え方が変わる、すごい作品だと思います。
オススメです。

ジーンってきました

ネタバレ レビューを表示する

評価が高かったので読み始めたのですが、車椅子で障害がある人物の漫画は初めてで始めは躊躇しましたが、しっかりとリアルに描かれていたことや、心に響く名言が沢山あり、何度も涙しながら最後まで読みました。
主人公の川名(女の子)と高校の同級生鮎川(男の子)が再開。高校の片思いの相手鮎川がが車椅子で障害を持っているけれどドンドン惹かれあって恋に落ち付き合い出すが、お互いに頑張りすぎて苦しくなり、彼女の幸せを願って別れてしまう…
もう再び戻らないだろうと思っていたが、大逆転する後半…
更に結婚してその後まで描かれていて、中々の長丁場ですが、
その場その場の問題を鮎川と川名で乗り越えて行く、とても前向きなストーリーです。

ドラマや映画にもなった作品だそうで、読み応えバッチリです👌

障害者の描写は細かくて、排泄などの問題についても人に介助を頼まないとならない事があるっていうのが衝撃だった。
オムツ交換は想像出来るけど、掻き出してもらうは…

たた登場人物がヘルパー以外みんないい人過ぎて読んでいて違和感に似たイラッとする感じがした。

ヘルパーの主人公に対するマウンティングは醜いなと思った。

無料話を全て読んで続きも気になるが120話は長すぎる。

それだけ障害者との恋愛が大変だってことなんだろうけれど。
課金して重い話を読み続けるのはシンドイな。

引き込まれました

読んでて辛いこともあったけれど、意味のあるいい作品。
実際には「いやいや、こんなキレイな話じゃないから」という人もいるかもしれないが、それでも今まで知らなかったことを知れたという意義がある。
障害とは関係ないけれど、私は好きな人との交際を親に反対されたこと、不妊治療の経験したことがあり、これらはよくある話なんだと思う。
その時に感じた気持ちはつぐみに近く、読んでて感情移入してしまった。

　心が洗われます！私の周りにも障害を持った方は結構いらっしゃるし、それぞれ素晴らしい伴侶がいらっしゃいます。真理が分かる人は障害があるから恋愛は出来ない、なんて思いません。障害のある方は、ある意味先輩なのです。人はいつか身体が動かなくなり、鮎川くんみたいに便の排泄すら自分では出来なくなるから、早いか遅いかの違いだし。そんなに昔の作品ではないのに、バリアフリーとか遅れてる時代の話に見えちゃう。まだまだ世間は障害者に寛容ではない、てことかしら。

ネタバレ レビューを表示する

こういう作品を待っていました。また途中まで読みましたが、ただのきれいごとだけの恋愛ではなく障害を持って生活されている方々と家族や周りの方々との現実や感情をきちんと丁寧に描かれています。鮎川くんの気持ちも是枝くんの気持ちも良くわかります。もちろん老いていくことに不安を抱く主人公の親の気持ちも。
長沢さんは看護師資格があって鮎川くんが入院していた時から（仕事ですが）ずっと寄り添って支えていただけに自分が一番分かってる！対応出来るのは自分だけだという自負と彼をお世話することで自分の存在意義を満たされたいだけなのかも。結婚していて（結果的には離婚しますが）好きな彼を彼女に取られたっていう嫉妬が醜い。仕事で来ている気心知れたヘルパーにそんな気持ちがあったなんてびっくりしちゃいますけど。