4.0
最初はストーカーじみて怖かったです。
一方的に潤子を気に入った高嶺さん、潤子を離れに軟禁したり花束を抱えて勝手に職場前で何時間も待っていたり。祖母経由のお見合い相手&お坊さんという職業でなければただの怖ーいストーカーです。お見合いの席、祖母の前で潤子を否定するような暴言の数々に最初はちょっと引きました。一途に潤子を想う気持ちが強すぎて最初は気味悪くすら思いましたが、読み進めるうちに恥ずかしげもなく愛情表現をする姿に徐々に慣らされ?て。途中から不快感がなくなっていました。不思議です(笑)
一方学生時代からの付き合いのある三嶋くんは素の潤子を知っているし、海外勤務も決まり潤子の理想に一番近い男性。個人的には髪を下ろしたらかなり好み、お互い変なプライドを捨てて一歩踏み込めば恋愛対象になったのに。。押しの強い高嶺さんに持って行かれたのは非常に残念でした。想っていても相手に気持ちが確実に伝わらなければ関係性に変化は望めないんですね。
恋愛経験なしのオタク、ももえ先生と遊び人の腹黒美男子アーサー先生の恋愛(最初はももえ先生が恥ずかしい趣味の秘密を握られ脅され、女除けに利用された)、真っ直ぐで可愛いユキちゃんと美人さんなのにお姉さんと比べて自信なく謝ってばかりの残念な妹ちゃんの高校生の恋愛も応援したいです。
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