5.0
この話を読んで、江戸時代の遊郭の慣習が自然に理解できました。
またモノローグが詩的で素敵です。
土屋アンナさん主演の映画も見ましたが、ラストが納得いかず、こちらの漫画の方の終わり方のほうがずっとずっとかっこいいと想います。
たしか、続編が雑誌で掲載されていたと思うのですが、それはコミックには掲載されていなかったので、お蔵入りになってしまったのでしょうか......面白かったのに残念です。
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この話を読んで、江戸時代の遊郭の慣習が自然に理解できました。
またモノローグが詩的で素敵です。
土屋アンナさん主演の映画も見ましたが、ラストが納得いかず、こちらの漫画の方の終わり方のほうがずっとずっとかっこいいと想います。
たしか、続編が雑誌で掲載されていたと思うのですが、それはコミックには掲載されていなかったので、お蔵入りになってしまったのでしょうか......面白かったのに残念です。
昔、この漫画が原作の映画を見て興味が湧きました。
花魁や女郎さんて、どんな思いで仕事をしていたのだろう。同じ女として考えると悲しくなる。
時代が時代なだけに、人権もなく、性的搾取をされ続け、好きな人にも裏切られる。
どんなに表面はきらびやかに着飾っていようが、切なくただれるような想いで生きている人たちが本当に存在した(存在している)と思うと、そんな方々の幸せを願わずにはいられません。
花魁の様子を描いた作品、作者が好きで購入しました。華やかな一面だけでなく裏側も描かれていて悲しい気持ちになりました。本気で想っていた人に遊ばれていたと気付くシーンが切ないです。この作品を読むと美人だけでなく床上手も持って産まれたものなのかなと思ってしまいます。いつの時代も女同士の世界はどろどろしているもんなのでしょうね。人と比較したりされたりすることに嫌気がさす今日この頃、漫画を読んでスカッとしたいです。。
主人公が騙し、騙されながらも、自分を貫き通して、這い上がっていく姿はとてもかっこよかったです
女通しの嫌味や争いも、主人公が好きになってしまったあの時の切なさも、読んでいて引き込まれていきます
映画化もされている作品ですが、原作を読んでから映画見る方が私的にはおすすめです
その方が原作が際立つし、映画見てから、また原作を読み返したくなります
吉原題材のものは漫画も映画も基本的に同じ題材でストーリーが続いていく。さくらんも目新しさはないです。
なのにこの切なさ。
様々な題材をかいてきた安野氏が、本当に丁寧に主人公の心情を描いてます。
最終回があっさりですが、別に続編があったとか。そちらも見てみたい。
映画の終わりは俳優さん同士がお似合いすぎて良かったけど、ちょっとムリヤリだったし。
この方は、女に生まれた痛みを描くのにずば抜けています。
主人公が川で号泣するシーンは、たまらなく悲しく、切なく、美しい。
男たちがそろいもそろってクズなのが郭の世界を象徴して、残酷。
極採色のたまらなく美しい地獄、打ち抜かれます。
この世界感にはまり映画も見ました。江戸時代のおいらんの話で少し暗めな内容なのに絵のタッチや描写、ストーリーがうまく暗めな内容に見えないのがすごいと思いました。強気な主人公を最後まで応援したくなる内容でした。
映画化実写化にもされた話題作ですが、原作ってたまによみたくなりますよね。舞台は吉原の女達と惚れた男との結ばれてはならぬ禁断かつ純愛な恋の話。もちろん女同士のドロドロもありますが、なんといってもモヨコ先生の描くキャラがストライクです。
花魁の厳しい世界がよくわかります。表面上は華やかな世界でも裏は地獄。折檻されて亡くなるなんて当たり前。惚れた男に騙され裏切られ、それが現実。悲しい。ラストは衝撃的ですが、身も心も自由になるにはこれしかないのかなぁ…って複雑な気持ちになりました。
ねっとりと絡み付く華やかな地獄…
廓言葉や江戸っ子口調が格好いい。
「てめぇで帰ってきたのサ」
「鬼だ…笑う鬼だ」
「惚れたら負け 勝っても負け」
(うろ覚えですみません)
続編ないのかな〜続編やって欲しいな。