4.0
ありだと思う
主人公の復讐の仕方は賛否両論だと思います。でも私はここまで酷いいじめを続けてきた人間には、相当な報復をしないと反省は期待できないと思う。「お父さんが高校時代に同級生を死ぬ直前までいじめ抜いたせいで娘の私が報復されている」というのは本当はいけないことですが、いじめたあいつのアキレス腱となる「宝物」が娘しかなかったら、そこを徹底攻撃するしかないです。本人をいじめ返しても意味がないのです。死んでもらいたいわけではなく、「徹底的に同じ絶望感と惨めさ」を体感してもらいたいんです。だから人としての想像力や良心が欠如しているあいつを反省させる最後のチャンスは愛する娘だけだったのでしょうがない。だからこそ、主人公は「あいつ」の娘をいじめに追い込んだ後で何度か反省のチャンスを与えました。結局だめそうですが。わたしには「人をいじめて楽しい」という感覚がまったく理解できないので「あいつ」の本心がよくわかりませんが何かの病気なんですかね。
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