鬼滅の刃

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あらすじ
時は大正時代。炭を売る心優しき少年・炭治郎の日常は、家族を鬼に皆殺しにされたことで一変する。唯一生き残ったものの、鬼に変貌した妹・禰豆子を元に戻すため、また家族を殺した鬼を討つため、炭治郎と禰豆子は旅立つ!! 血風剣戟冒険譚、開幕!!
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みんなのレビュー
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保護者目線のつもりが夢中に
子どもたちの間で大ブームとなったので、仕事柄、どんなもんかと読み始めました。
1巻は正直読み終わるのに時間がかかりました。わたしには表現がキツく、読むことがシンドイと思いながら読みました。
しかしその後、話が展開していくにつれ眠るのも忘れて読みました。ストーリーの面白さだけでなく、奥の深さに惹きつけられました。鬼が人間だったころの記憶、鬼滅隊ひとりひとりの人生、丁寧に描かれています。簡単な勧善懲悪ではない点、失敗を許す描写の多さ、親兄弟の愛、親兄弟以外との信頼関係、受け継ぐこと、個人責任ではないこと…etcetc。下手な道徳の教科書や授業よりも、よっぽど大切なことが詰まっていると思いました。
保護者目線で読み始めた作品ですが、今やすっかりわたしがハマって、何回も読み直しています。いい作品をありがとうございます。 -
主人公に迷いがあるのがいい
連載初期から好きで読んでいました。
強く惹かれたのは、主人公に迷いがあるところ。過去のジャンプのヒット作の主人公というと、周りをグイグイ巻き込んでいく圧倒的なカリスマ性があって、自分のやりたいことに向かって迷いなく突き進んでいくのが魅力だったと思います。
「オラわくわくすっぞ」しかり、「海賊王に俺はなる」しかり。
でもこの漫画の主人公・炭治郎は、ときに悩みながら成長していく心優しい男の子です。真面目で頑固すぎるんだけど、そこがまたくすっとわらえます。
本来なら敵である鬼にも、炭治郎はときに優しいいたわりを見せます。
鬼を退治する鬼滅隊だけでなく、鬼ひとりひとりにも心がある、その背景がきちんと描かれているのもこの漫画の魅力です。 -
5.0
by 匿名希望229人の方が「参考になった」と投票しています。
生きていて欲しかった
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アニメを全話見た後、続きを探してたどり着きました。読み始めた時は、無限列車の話を読んでおしまいにしようと思っていたのに、気づけば上弦の鬼が召集されるところまで読み進めてしまっていました。
まさか、炎柱がこんなにも早く死んでしまうとは。
全く想像しておりませんでした。ああ、今度は彼の元で修行するのかと思っていた矢先の襲撃。助かったのだと気を抜いたその隙に攻撃されるとは。そこから始まった命のやり取りには酷く興奮しましたし、永遠に続いて欲しいと願いながら、ずっとページをめくっていました。
誰かを守り、教えを説き、信念を曲げず戦う男の、なんと恰好いいことでしょう。
試合に負けて勝負に勝つという言葉がありますが、自然界において、負けることは死ぬことです。死んでしまった彼はきっと、試合にも勝負にも勝てなかったのでしょう。生き延びた参の鬼は勝っていたのでしょう。それでも、炭治郎が叫んだセリフに同意してしまうのは、私が平和ボケした人間だからでしょうか。勝敗はどうにも覆りませんが、列車に乗り合わせた全ての人と後輩三人を朝まで守り抜いた煉獄杏寿郎という男は、とてもとても強かった。
キャラクターの死というのは、戦いを描く物語の中ではよく起こりうることです。しかし、この漫画の中の死ほどに人物が辿ってきた歴史を感じさせる死は、あまり出会うことがないように思います。
生きていてほしかった。炭治郎達を継子として育て上げて欲しかった。煉獄杏寿郎という男の戦い方を、もっと見せて欲しかった。
そう願いながらも、ここで散った男だからこそここまで願ってしまうのではないかとも思ってしまいます。
ついで登場する柱の宇髄天元もまた、とても格好よい、色男でした。遊郭の中での話も色々と吐き出したいものがありますが、字数が足りません。もう少しめちゃコミさんは増やしてくれてもいいではありませんか。
やたらと長い感想文になってしまいました。興奮のままに書きなぐってしまったので、酷く読みにくいことでしょう。もし読んでくださる方がいるのであれば、こんな長ったらしい感想文を読む時間で、是非本編を読んでいただきたいと思います。
最後に、本誌の方で完結したと聞きました。格好よく、強い人間たちの描く物語の終わりがどのようなものなのか。単行本でそれを読める日がとても楽しみです。
完結おめでとうございます。そして、お疲れ様でした。 -
面白い
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これは文句なしの面白さです。
みんな鬼滅って騒いでるけどどうせと失礼ながらに思っていました。
友達の激推しでアニメからみるとおもしろくておもしろくてその日のうちにアニメ全部見て続きが気になって翌日漫画全部読みました笑
友達に感謝しかないです〜
もう全部のストーリーが魅力的で感動して。
上弦の弍を倒すところの弟子愛や胡蝶しのぶの生き様とかほんとに素敵で何回も何回も読み直してしまいます。
もちろん皆さん書いてますが無限列車編もとっても最高でした。早く続きが読みたいです! -
5.0
by 匿名希望15人の方が「参考になった」と投票しています。
余韻となって胸を打つ作品
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アニメから入った口です。初見では"面白いけどありふれたダークファンタジー"だと思っていたものの、観賞後もふと気づけばエピソードや台詞が心に甦ってくるような余韻があり、すっかりハマってしまいました。
なんといっても主人公・炭治郎のもつ心優しさに胸打たれます。妹が鬼として覚醒し襲いかかってきた時も、彼が真っ先に思うのは“痛かったろう、怖かったろう“という妹への気遣い。家族を守れなかったことへの悔恨。現代では美徳ともされなくなったような、こうした思いやりの心が物語全体を通じて表現されています。
またその慈悲が、敵である鬼にも向けられているのがこの作品の特徴です。本来、正義然として斬って捨ててしまえば考えることもなかった鬼の身の上を、炭治郎は"もしかしたら自分の身の上にも起き得たこと"として、感情移入し憐憫するのです。
人間vs鬼という分かりやすい対立関係のもとに描かれているのは、ただの勧善懲悪に留まらない、人情や義の心です。
多くのものに溢れ、心が通いにくくなった現代です。グロ表現が子供に不適切では、という意見をたまに目にしますが、個人的には感受性の豊かな少年少女にこそ、この作品を読んでもらいたいなあと思います。
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