みんなのレビューと感想「お別れホスピタル」(ネタバレ非表示)

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  1. 評価:5.000 5.0

    同じ医療職として

    これが医療職の現状かと思います。
    この仕事でないと分からない事が
    漫画からは沢山読み取れます。
    一般の方からしたら酷いとか
    色々思うことはあるかもしれませんが
    看護、介護ってこんな仕事で
    こんな日常が多いです。
    毎日物凄いストレスとの闘いです。
    お金もらってるからとか
    仕事だからとかそういう感情では
    やっていけない人権侵害も多々あります
    患者からの暴言、暴力、セクハラ行為
    これは認知症だからとか高齢者だから
    入院してる患者だから許される
    行為なのでしょうか?
    プロだからやって当たり前と思う方
    あなたが一度やってみて下さい。
    命を扱ってる仕事なのに
    全然見合わない低給料に慢性的な
    人手不足に悩まされる医療現場
    これでも酷いと言えるのでしょうか。
    漫画からは医療職の悲鳴と現状が
    ヒシヒシと伝わってきました。

    by 匿名希望
    • 247
  2. 評価:5.000 5.0

    生きる意味と死ぬ意味

    私たちは生まれ、生きている、それは死ぬ為に。聞いた事がある。人は生きた様にしか死ぬ事はできないんだと。

    沖田×華さんの作品は色々読ませて頂いた。どれも哲学を感じるので好きだ。

    良い人生とは何だろう?
    人を幸せにし、自分も幸せになる事だと私は思っている。

    4年前に祖母が98歳で亡くなった時の事を思い出した。やはり終末期病棟だが胃ろうをして8年生きた。
    認知症も有ったが、ずっと寝ていて、大声を出したり徘徊したり、暴れたり点滴を抜いたり、など一切無かった。ただ毎日静かに眠っていた。
    かつてはどこにでもいた、貧しいが健気で、思いやりに溢れ、人の幸せを祈る優しい祖母。
    私は祖母に生き方を教わった。

    今日亡くなるだろうと言われていた日、家族がみな集まった。荒い呼吸が病室に漂う中、私と妹は祖母の冷たくなって行く両腕を摩った。夜、ほんの15分ほど家族が病室を離れた瞬間にその時が訪れた。突然息が止まったのだ。私一人、大声で祖母に、まだ逝かないで!!!みんな戻って来るから、まだダメだよ!逝かないで!と、泣きながら、祖母を揺さぶって叫んだ。人の死というものに初めて直面した。

    家族が戻って来てすぐ、死亡確認が行われた。

    私とふたりきりの時に祖母は亡くなった。私ひとりに看取られたかったのだろうか?
    たったひとりで溢れる感情を晒させ、その死に様で私に

    ばあちゃんの生き方は正しかった、
    良く死ぬには良く生きなければならないんだよって、教えてくれたのだろうと思っている。

    人は生きた様にしか死ぬことはできないんだという事を。

    • 274
  3. 評価:5.000 5.0

    職業は違うけど…

    介護福祉士として働いて13年になります。
    私は看護師ではありませんが、看取りの場で働いています。
    働き始めて初めての夜勤で患者さんが亡くなってしまった日は、怖くて震えてしまい何も出来ませんでした。
    もう10年以上も前の事ですが、死に直面すると一瞬真っ白になってしまう自分がいます。

    生き者に死はつきものですが、私は最期の時を誰と過ごすのか。
    何処で過ごすのか。
    どんな最期になるのか…
    沖田さんの漫画は深く考える内容がとても多く、ストーリーに入り込めると思います。
    続きを楽しみにしています。

    • 81
  4. 評価:5.000 5.0

    皆さんの評価通り

    「透明なゆりかご」もあれば「お別れホスピタル」もある。他の方のレビューを読んでると作者である沖田先生推しの方が多くいて(その分あげあしとりのアンチも多いけど)、ストーリーに変な夢を持たせない先生の作風が私は好きです。

    タメ口で患者さんに敬語を使ってない、とか指摘する人達、どんだけ夢見てるんだか笑

    全然この作品中のセリフなんて柔らかいと思いますよ。ネットや電話口でしか文句言えない人達を今度沖田先生に書いて欲しいですね。カワイソウナヒト…ってタイトルとかどーでしょう

    by 匿名希望
    • 29
  5. 評価:1.000 1.0

    作者さんは、医療者の方ですかね?

    医療者として働いております。透明なゆりかごが良かったので購読しましたが、終末期医療に対しこのような対応をしていると思われるのではと正直悲しくなりました。特に、患者様に怒鳴ったり、頻コールだからと態度を変えるとかお気に入りの患者様と優越つけてしまうとか。。致しませんので、そのように思われるのは悲しいです。緩和ケアに行く看護師の殆どはその方に寄り添った看護がしたいと考えている方が多いと思います。影響力のある漫画家さんなので、終末期医療を書くならばそういった部分も繊細に描いていただけたらと思っております。

    • 33
  6. 評価:4.000 4.0

    看護師です。凄く共感できることが多い。

    漫画なので脚色している部分はあると思いますが、そうだよねぇと思えることが多いです。
    うちは急性期病院ですが、認知症の患者さんも多く、常に何かを叫んでいるような方もいます。一晩で30回くらいトイレに行く方もいました。そしてそんな患者をドライな目で見る看護師もいました。看護師も人間ですから、全ての患者に平等に接することは非常に難しいところだと思います。
    大病を患っているおばあちゃんがいましたが、子供は私は知りません。区役所に任せてますの一点張りで、何となく家庭環境が見えてきそうなご家族もいました。
    そういう意味ではこの漫画はフィクションでありつつも、リアルだなぁと思いました。
    ちなみに私も30代独身看護師ですが、主人公と同じように休みはジム行って、銀行行ってーとかやってるのでそんなところまでリアルだなぁと思いました(笑)

    • 26
  7. 評価:5.000 5.0

    沖田さんの独特な視点

    沖田さんの独特な視点で終末期を表現されている感じ。もしかすると、読む人によっては気分を害する人もいるかも知れない。でも、どんな死に方をしたいのか、させたいのかは人それぞれ考え方が違うし、違って当たり前。医療職以外の方って、そういうことを考える機会が絶対的に少ないと思うから、これを読んで、自分はどんな風に死ぬのかなぁ、とか、親や家族をどんな風に死なせてあげたいのかなぁ、と一度考えてみてもいいと思う。

    by 匿名希望
    • 25
  8. 評価:5.000 5.0

    スローライフ

    現在、認知症の両親(特に父)の介護中です。
    毎日が試行錯誤で、お互いの毎日が変わらないよう、そんな日々を過ごしています。
    お互いが身内だけに、喧嘩すると容赦がなくて、父を馬乗りに押さえ込むような取っ組み合いもしました。
    現在はそんな展開にはならないように、解る側が我慢ばかり。
    楽しみと言えば、こうしてネットへ漫画を読みに来る。
    そこで出会ったお話しです。
    沖田さんの漫画は、いつも何かがほっとする。
    そして、緩和ケアの方々の心の広さと穏やかさに救われました。

    • 20
  9. 評価:5.000 5.0

    とてもリアル。

    自分の以前の勤務先に似ていて
    読むたびに親近感を感じました。
    この漫画を読んでいると
    働いてる時の患者さんとその家族との
    やりとりからだんだんとざっくり
    一人一人の人生史が見えてくる感覚が
    蘇りたまらないです。
    病棟の呼ばれ方や看護師の会話内容に
    低評価もあるようですが、
    それは職業別のリアルな事情であったり
    あるあるだと思うので
    こうしてそのまま表現して下さることで
    より内容が入ってくる気がします。

    by 匿名希望
    • 17
  10. 評価:1.000 1.0

    うーん…

    ゴミ捨て場という表現はいかがなものかと…
    あと、終末期病棟という病棟はありません。
    少し前ならホスピス病棟、今は緩和ケア病棟とするのが適切かと思います。
    そう表現できない事情でもあったんでしょうかね?

    花形とされる救急やICUのようなクリティカルな領域ではなく、こうしたエンドオブライフの領域を題材にしてくださるのは本当にありがたいし、超高齢多死社会をむかえる日本においてとても意義のある作品になるだろうに、表現のところでいらぬ反感を持たれてしまうのはとても残念でなりません。

    by 匿名希望
    • 20
ネタバレ無し:全ての評価 1 - 10件目/全4,723件

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