独占漫画インタビュー:志尊淳「甘いモノと、男気あふれる熱い漫画が好き!」(めちゃコミック10周年企画)

更新日:2017/07/14 10:00

独占漫画インタビュー:志尊淳「甘いモノと、男気あふれる熱い漫画が好き!」(めちゃコミック10周年企画)

ドラマや映画などで引っ張りだこの、今勢いのある若手俳優・志尊淳さん。甘いルックスで若い女性を魅了する一方、意外な一面も持っているようです。志尊さんの好きな漫画から、その一面をのぞいてみましょう!

志尊淳

志尊淳

格闘技やスポーツ…熱い漫画が好き!

――漫画原作の映像作品に出演することの多い志尊さんですが、普段から漫画は読みますか?

最近は忙しくてなかなか読めていないんですけど、漫画は昔から好きです。特に中学生のときは友達と貸し借りしながら読んでいました。当時、周りで「ONE PIECE」 (尾田栄一郎/集英社) の伏線ネタが盛り上がっていて、それに参加したくて読み始めたり。

基本的には、友達からおすすめされた漫画を読むことが多いです。

志尊淳

志尊淳

  • ONE PIECE
  • 時は大海賊時代。いまや伝説の海賊王G・ロジャーの遺した『ひとつなぎの大秘宝』を巡って、幾人もの海賊達が戦っていた。そんな海賊に憧れる少年ルフィは、海賊王目指して大いなる旅に出る!!

――特に好きな漫画のジャンルはありますか?

学生時代に野球やボクシングをやっていたから、スポーツや格闘技をテーマにした漫画が好きです。

特に「ホーリーランド」 (森恒二/白泉社) からはすごく影響を受けました。ケンカものは、やっぱり男のロマンですよ。引きこもりだった主人公・神代ユウ(かみしろ ゆう)が、だんだん強くなっていく姿に、「はじめは弱くても、こんなに強くなれるんだ!」と、熱いものを感じました。

気弱な少年・ユウがケンカを通して成長していく物語

気弱な少年・ユウがケンカを通して成長していく物語

ホーリーランド
© 森恒二/白泉社

――格闘技というとあまり志尊さんのイメージにないので、少し意外ですね。この漫画で特に好きなところはありますか?

最初は「いじめられたくない」という思いから格闘技を始めたユウなんですが、次第に殴ることに快楽を覚えるようになってしまいます。でもそれはよくない、とケンカを繰り返しながらも葛藤する…そんな人間らしさがきっちり描かれているんですよね。

あとは、ユウが強くなっていく過程もすごくリアルです。いきなり最強になるのではなく、色んな試練にぶつかって強くなっていく、というストーリー展開に引き込まれました。

――志尊さん自身もボクシングをやっていたからこそ共感できたんですね。

そうかもしれませんね。僕がボクシングをやっていたのは、中3から高1にかけて。学校では野球部に入っていたんですけど、もともと格闘技を見るのが好きで、体力もまだありあまっていたから、掛け持ちで始めました。野球部の練習で疲れ切った後、さらにハードな練習を重ねていたので、身体がバッキバキでした。

志尊淳

志尊淳

  • ホーリーランド
  • ”神代ユウは高校生だが、学校にも家庭にも身の置き所がなく、自分の存在を確認できずにいた。ユウはあるきっかけで、ボクシングのワン・ツーを覚え、夜の下北沢で狩りをする。ヤンキー狩りといっても能動的なものではなく、ヤンキーらにからまれ自分を守るためだったが、結果””下北ヤンキー狩りボクサー””の名をつけ…

“可愛い”“女子力高い”イメージからの脱却

――スポーツや格闘技などが題材の男らしい作品が好きな志尊さんですが、映画「帝一の國」(2017年)で演じた榊原光明(さかきばら こうめい)は、どちらかというと可愛らしいキャラクターでしたね。

原作での光明は、最初は妖艶で少し不気味な印象ですが 、物語が進むにつれてだんだん可愛い一面も見えてきますよね。今回演じるにあたってどちらのイメージに近づければ良いか悩みましたけど、監督から「志尊くん自身の素材も生かしたいから、可愛いほうでいきたい」と言われて方向性を決めました。

物語序盤の妖艶な光明

物語序盤の妖艶な光明

帝一の國
© 古屋兎丸/集英社

だんだんと可愛い寄りになっていく光明

だんだんと可愛い寄りになっていく光明

帝一の國
© 古屋兎丸/集英社

――光明を演じる上で、苦労したことはありましたか?

志尊淳

志尊淳

文化祭でふんどし姿で太鼓を叩くシーンです。やるからには男らしく力いっぱい 叩きたい気持ちもあったんですけど、光明を演じているので、掛け声も一人だけ「やー!」じゃなくて「にゃー!」って言ったり、叩きながらもみんなの方を気にかけていたり…。

光明という人間になりきって叩くところをこだわりました。でも身体だけは誤魔化せなくて、「光明なのになんでこんなに胸板厚いの!?」ってみんなに言われてました(笑)。

ふんどし姿で太鼓をたたく帝一と光明

ふんどし姿で太鼓をたたく帝一と光明

帝一の國
© 古屋兎丸/集英社

――光明もそうですが、志尊さん自身も中性的なイメージがありますね。

志尊淳

志尊淳

中性的に見られがちなのが、実は悩みなんです…。僕、甘いものが好きなんですけど、それを言うと「狙ってるでしょ?」とか「女子力高いね!」ってリアクションされるんです。好きなものを好きって言ってるだけなんですけどね(笑)。

でも、そういうところをギャップと感じてくれる人もいて、「意外性があって面白いね」と言われることもあります。意識してなかった自分に気づけるのは、この仕事をしていて良かったことの一つですね。

――ご自身のイメージとは関係なく、今後、演じてみたい漫画キャラクターはいますか?

すでに実写化されているけど、「クローズ」 (C)高橋ヒロシ(月刊少年チャンピオン・秋田書店)に出るのが夢です。周りからは、「イメージがわかない」って言われますが…。イメージで決めないでよ!って思うんですけど、それが今の自分なので仕方ないのかなって。でもイメージに関係なく、色んな役をこなせるように頑張っていきたいです。

  • 帝一の國
  • 時は昭和…。官僚や政治家を数多く生み出した超名門校・海帝高校で、帝一は頂点である生徒会長を目指す。派閥作りや政界さながらの生徒会長選が行われる海帝高校で、帝一はまず、クラスのルーム長を狙うが…。

漫画をなぞるだけなら誰でもできる

志尊淳

志尊淳

――実写化作品に出演するとき、気を付けていることはありますか?

志尊淳

志尊淳

もちろん、原作をリスペクトするのが大前提です。でも、「帝一の國」 (古屋兎丸/集英社) で演じた光明の猫のポーズ一つにしても、原作とまったく同じものにしてしまうと、ただ漫画をなぞっているだけになってしまう。作品を見ている人に、そのキャラクターが実在しているかのように感じてほしいので、“実写化”ならではのリアリティを大事にして演じるようにしています。

光明の猫のポーズ

光明の猫のポーズ

帝一の國
© 古屋兎丸/集英社

――光明の可愛いポーズも、志尊さんならではのこだわりが入っていたんですね。主演したドラマ「きみはペット」(2017年)や映画「先輩と彼女」(2015年)ではどうですか?

きみはペット」 (小川彌生/講談社) では、主人公の家にペットとして転がり込むモモを演じました。このときも、「モモはなんでペットをやっているんだ?」という根本的なところから考えて役作りしていきました。

“自分ではない誰か”を演じる俳優という仕事をしている以上、ただ表面的な部分だけを演じるような、物真似みたいなお芝居をするのは嫌なんです。

主人公の家に転がり込む男・モモ

主人公の家に転がり込む男・モモ

きみはペット
© 小川彌生/講談社

先輩と彼女」 (南波あつこ/講談社) など少女漫画系は、演じるうえで一番難しいジャンルだと感じています。リアリティを意識する中でも、壁ドンとかキラキラした台詞とか、普段あまり使わない言動もあったりしますからね。

そういうときも、原作を熟読して「このキャラはどうしてこのときに壁ドンをしたんだろう?」としっかり考えて演じています。

後ろから肩ポンされる主人公

後ろから肩ポンされる主人公

先輩と彼女
© 南波あつこ/講談社

――原作の良さを取り入れつつ、リアリティを持って演じるということですね。

漫画のコマをなぞるだけなら、誰にでもできると思うんです。だからこそ実際に作品を見てもらったときに「こういう人いるよな」というリアリティを感じてもらえるように、コマ間の想像を膨らませながら演技をしたいと思っています。

志尊淳

志尊淳

  • きみはペット
  • 美少年の正しい「飼い方」、教えます! ――高学歴・高収入・高身長(170cm!)の才色兼備なバリキャリだけど、恋にはとっても不器用なスミレ。「人生楽勝!」のはずなのに、左遷(させん)されるわ、婚約破棄だわ、トラブルだらけ。そんなスミレが「癒(いや)し」のために始めたことは、美少年ダンサーのモモを“…
  • 先輩と彼女
  • 都築(つづき)りか・高校1年生。野望は「甘い恋」。だけど好きになった3年のみの先輩は、卒業生の葵(あおい)先輩に片想いしてた……。どんなにどんなに想っても届かない。南波あつこが贈る、甘くて苦い青春の恋物語。

10年後はもっと頼られる男に!

――めちゃコミック10周年にかけまして、志尊さんは10年後、どんな人になっていたいですか?

10年後は32歳なので、“頼られる男”になっていたいですね。男女関係なく、この人がいたら安心するとか、この人に相談したら頼りになるとか、人として大きくなっていきたいです。あと、とにかく子どもが大好きなので、そのころには結婚していたいですね(笑)。

志尊淳

志尊淳

――頼れる良いパパになりそうですね。お仕事についてはどうでしょうか?

芸能界に入ってからしばらくは、一つ一つの仕事で力を出し切るのに精一杯で、正直あまり余裕がありませんでした。でも、そんな時期を経て今は楽しく役者という仕事をしている。それは仕事を始めたときからすれば、想像もできないことなんですよね。

自分次第でいくらでも変わるのがこの世界の面白さだと思います。だから目標はあえて決めずに、自分の可能性をどんどん広げていきたいです!

志尊淳

志尊淳

志尊淳サイン色紙

自身のお仕事への熱い思いを、大好きな漫画と一緒に語ってくれた志尊淳さん。甘いルックスとは裏腹に、とても男らしい面も見せてくれました。これからどんな役者さんになっていくのか楽しみです!

写真: 下山展弘
ヘアメイク:仲田須加
スタイリスト:手塚陽介

プロフィール

志尊淳

1995年生まれ、東京都出身。2011年に俳優デビューした後、「烈車戦隊トッキュウジャー」(2014年)でドラマ初主演を果たし、一気に知名度を高めた。映画「先輩と彼女」(2015年)や「帝一の國」(2017年)、ドラマ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」(2015年)、「きみはペット」(2017年)など数々の話題作に出演し、多彩な表情を見せている。今秋に人気漫画の実写化である映画「覆面系ノイズ」の公開が控えている。

◆志尊淳 公式Twitter

https://twitter.com/jun_shison0305?lang=ja

◆ワタナベエンターテインメント 志尊淳 公式プロフィール

http://www.watanabepro.co.jp/mypage/10000047/

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次回予告

土田晃之さんバナー

7/28公開予定

冷静で的確なツッコミと話力の高さから、バラエティ番組に引っ張りだこの土田晃之さん。サッカーや漫画・アニメなど、色んなジャンルに造詣が深い土田さんならではの切り口で、漫画について語っていただきました!

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書いた人

ヘルシー鮫

ヘルシー鮫

ヘルさめです。“女子”と呼ぶのに疑問を感じ始めた20代女子。胡散臭い当て馬キャラや昭和臭ただようチャラ男キャラが大好物です(※ただしイケメンに限る)。2次元と2.5次元の間を行ったり来たりする狭く浅いオタク。自己アピールが苦手な世代なので、こういうスペースに何を書けばいいのかわかりません!

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