【ネタバレあり】堕天使の恋～薔薇の聖痕番外編のレビューと感想

不死の男に渇きを与える愛

平凡な女子高生、ひいろは、実は重い宿命を背負った女の子だった。

重い運命を、背負い、定めに翻弄されながらも、前向きで純粋な愛を貫く、ひいろ。

不死の男はその可憐な姿に惹かれて、二人の間には、本物の愛が育っていくが、残酷な事実が二人を打ちのめしていく。


これでもか、これでもかと襲いかかる運命に立ち向かう薔薇の乙女の健気な姿に

周囲のみる目が変わっていきます。

人間の人生とは
本当の愛とは
幸せとは何か。
不死の主人公を通して
いろいろ考えさせられました。


重いテーマでしたが
もう一人の主人公の女の子の
明るさ、健気さに救われます。

薔薇の聖痕の以前の話

緋彩がずっと気にしている、前の薔薇の乙女の話です。どういういきさつで緋彩を身籠ったのかが描かれています。私も気になりながら本編を読んでいたので、ちょっとスッキリしました。

やっぱり

前薔薇の乙女の事情は分かった。ノエルは生い立ち以外全く同情はしないし大嫌いだけど彼女への愛情だけは本物だった。彼女がラウロを愛せないのは仕方ない。色々葛藤があり闇に堕ちるのを選びノエルを一途に愛し娘を命懸けで守った。強く美しく決めたらぶれないフェリーチエ。けど私はやっぱりあまり好感持てないかも。

つらいな

先代の薔薇乙女フェリーチェ、ヒイロのお母さんとラウロの出会い。源氏物語みたい。アイツに奪われて妊娠してしまう。それがヒイロ。なんだかねー。辛い。辛いな。運命の悪戯。それでもラウロとヒイロ幸せになれてよかったよ。フェリーチェも喜んでる。きっと、アイツも。

前の薔薇の乙女

ラウロと、ノエルと、緋色のお母さんの話。
前の薔薇の乙女は、ラウロには家族の愛を感じてたみたい。
ノエルのことは、好きだったんだね。
ノエルも好きだったのに、もうどーして素直じゃないというか、自分の気持ちをきちんと考えないのか？もったいないなぁーって感じました。

薔薇の聖痕を見て、ラウロ、フェリーチェとノエルの関係がいまいちピンときてなかったので、番外編でやっとつながったし、わかりやすくなりました。本編だけでは、どうしてもフェリーチェの立ち位置？がわからなかったので。

本編読んだらぜひ読んでほしい

本編につながる過去が分かる続編。これだけ読んでも面白いですが、つながりで読んでみてほしい。少女マンガな絵柄が苦手でもストーリーで読めるかも

スピンオフの作品で読みました。なんだかこの話を知るととっても胸が痛くなります(>.<)でもこの話を読んだので色んな思いが出てきてよかったです(*´-`)薔薇の聖痕と一緒にどうぞ(*´-`)

本編と同時進行中

本編で語られていない先代の薔薇の乙女、緋彩だけじゃなくて読者も知りたかった人が多かったと思います。今同時進行で読んでますが、先にこちらから入ればよかったかな。

意外にも

本編では分からなかったけどフェリーチェがノエルを好きになっていたのが意外で驚きました。分からなかった部分が知れて良かったです。本編を読んだ方にはオススメです！