5.0
刺さります
ネタバレありのレビューです。表示する
私は子どもがいます 20代になってすぐ2人産んだ…恵まれていることはわかっています でも、子どもたちが成長するに従って…2人が巣立った後のことを考えると怖くなります。上の子はもう20歳、夫の希望で結婚以来専業主婦で 社会経験なんてないのも同じ。
先輩と後輩、上司と部下だった夫とはいつのまにか家でも上司か何かのように〇〇しておいて、これできてないの?と指示かダメ出しくらいしか声をかけられることはなくなり 会話らしい会話は何年もしていない。
人付き合いが難しい片田舎で友人もいない
子どもたちと話すことが無くなったら…誰と会話できるんだろう
レスでもいいんです、一方的に「奉仕」だけ求められて夫の気が済めば背中を向けて寝る。
専業主婦で恵まれていると言われる事もよくあります、でも義理の両親と同居して 自分の時間なんてない もちろん自由に使えるお金もない
住む場所もあり食べることはできる…けれどお化粧品を買うにも何をするにも お財布の中にあるのは夫が働いて稼いだものだと思うと自分にお金や趣味を持つことも申し訳なさを感じ
女性が多い職場で働く夫が部下などから夜遅くにも相談する着信があると気を使って部屋を出る。
母となる事ができた…それ以上を求めてはいけないのかもしれません
けれど、この先ずっとこの生活がいつまで続くのかと考えると暗澹とした気分になる
主人公とは全く違う状況であるはずなのに 寂しいという気持ちにとても共感しました。
そして、既婚者だとわかってる異性に相談する女性に…強い嫌悪を感じて
「お友達」に天罰が下ればいいと思いながら読んでしまいました
2219人の方が「参考になった」と投票しています