みんなのレビューと感想「ヴェクサシオン～連続猟奇殺人と心眼少女～」（ネタバレ非表示）

丁寧さは買う

猟奇犯VS盲目ゆえに他の感覚が異様に発達した女子高生の話。

私は基本的には猟奇大好き一般ピーポーなので、題材としては楽しく読めた。
また、主人公の女子高生の設定も、まあ多少の無理はあるけれど、やりすぎの域には達しておらず、漫画としてはセーフのラインかと思う。
突っ込みどころだらけ、ということもなく、すんなり読めた。

サスペンス漫画としては凝った構成で、わりに丹念に、また細かく作られていて、その丁寧さには好感を持った。
これを原作なしでやっているのだから、なかなかのものだと思う。

ただ、これは難しいところなのだけれど、丁寧に作られた「過程」の部分が楽しいかと言えばちょっと疑問で、優れたサスペンス漫画にある高揚感とか、緊張感とか、そういうものはイマイチ編み上げられていない、という印象を持った。

最新話まで読みました

ネタバレ レビューを表示する

無料分の続きを電子書籍で最新の5巻まで読みました。
絵はゴチャゴチャしてなくて、見やすいけど上手くはない。静止画見ながら文字読んでる感覚。

序盤は視覚を補う鋭い感覚という設定に沿ってたとは思うが、途中から超能力のオンパレードになってくる。超音波検査みたいな能力使って大きな建物の間取りを把握したり、理屈添えておけば何でもアリ状態。

兄妹のコンビで難事件に立ち向かうのかと思いきや、最初に大物感を漂わせていた兄は凡人でただの世話係。主人公を際立たせる方向が強くて、兄が無能に映る。無能キャラは緒方君が居るのに。
兄と緒方君に魅力が無いのでもう少し活躍させてチーム感を出して欲しい。ようやく点字メッセージという仕事をしたけど、重体だから仕事はこれ1つで終わりそう。警視とコンビで進めた方が捗りそうと思ってしまう。

あと頻繁に出てくる「舌ペロ」と「ウフ」がほんと要らない、取ってつけたような安易な特徴にイラッとくる。
グロさについては、襲われてる時の被害者の心理状況はカットしてるから、精神的なグロさは無いです。

ツッコミどころが多く感じたけど、設定自体は好きで読み易いし、つまらないわけじゃないので最後まで読み続けようと思います。

全話読んでの感想

ネタバレ レビューを表示する

ミステリーが好きなので読み始めました。

猟奇○人が題材なのでグロテスクな描写が苦手な方と、特殊能力を容認できない方にはオススメできません。

犯人が分かるまでの物語はわくわくしながら読み進めていきました。
リアリティに欠けますが、盲目の少女の特殊能力は面白かったです。
特殊能力を活かした捜査や推理で追い詰めていく様子、ひとつひとつ紐解いていく感じがドキドキしました。

ただ、最後の最後で犯人は多重人格でした。
入れ替わりも気づかないくらい自然なんです。という設定がさすがに突拍子もないことでしらけました。
読者の意表を突いたことかと思いますが、犯人が分かったあとならどんな設定もブチ込んでいいわけではないでしょう。

あと、最後の賭けで
兄が目を覚ますことに賭ける→目覚めて救出しにきた　はさすがに都合よすぎだと思いました。
今まで危篤状態なのに都合よく起きて妹の危機を察する。はさすがにないなと。

物語後半でがっかり部分が多かったですが全話読みました。
未完で打ち切られる漫画が多いなか、完結したということにとても価値があると思いました。

目の見えない女子高生が、視覚に頼らず他の感覚を超人的に使いこなし、事件解明に挑むストーリー。
「ミステリというなかれ」などと比べると、構成など全体的に稚拙な箇所が気になる。時々ここで図説？というくどいところがあるところや、目が見えないのに制服を日替わり？？(これはお兄さんのためらしいけど。。)女子高生のキャラをつくるなら、たこやきなどの嗜好はともかく、なぜ事件解決をするようになったのか等の経緯が知りたい。
ともあれ、女子高生のビジュアルは好きです。せっかくここまで読み進めたので、がっかりしないような結末を希望します。

読んでてなんかモヤる描写が多いかなーと思いました。特に感じたのは最初の遺体の左手首切断について「書かれている」と妹ちゃんは断言しているけど、実際に小説に書かれていたのは「一度犯人が遺体のある場所まで戻ったこと」であって、あくまでも左手首の切断ではない。原作を忠実に再現する作者や狂信者の仕業なのか、二次創作している模倣犯なのか。分かりそうで分からないところにまた戻ってしまって、結局その会はそれで終わりで、これの繰り返しだと相当疲れるなと思いました。

思ったほどではないかな。

この手のサスペンス好きでけっこう読みますが、面白いなぁと思った他の作品と比べると、ちょっと次話読みたいってなるまでに時間がかかったし、さほどそそられないなぁ…私には課金して読みたくなるほどじゃなかった。
話の設定、主人公の女子のキャラクターや兄、兄の同僚刑事たちのキャラクター設定はまぁいいんだけど、なんか淡々と進んでいく感じで、スリリングなハラハラ感とか恐怖感みたいなのが半減しちゃってる感じがする。
なんか同じ話でも描き方違ったらもっと面白いかなぁとか思っちゃいました。

なんか古くさい・・・

ネタバレ レビューを表示する

主人公の無双ぶりと犯人の思考が思いっきり未知の方向へ振りきれています。
登場人物のキャラ立ちがよい分、そこに頼りすぎていてなんだかもったいない。
というか、そこしかないのか。

後半、攻めていくネタにもそれじゃない感があっていちいちドン引きでしたけど、そういった展開になれている方なら美味しくいただけるのではないでしょうか。

と言いつつ課金して読了です。
読み始めると引きずられます😃

内容はまあまあ、画力は低い

ネタバレ レビューを表示する

画力が低く等身のバランスがおかしいから気が散ってしまう。
冒頭の遺体発見シーンの犬とおじさんはギャグレベルだし、本屋さん、チンピラもそう。
取調室で刑事とチンピラが言い争ってる場面はもう少し何とかならなかったんですかね。
スカート丈が短い云々と感想を書いてる皆さんが画力の低さをスルーしてるのが不思議です。

内容的には冗長だけど結構面白いと思います。
ただ高校生の兄が妹に較べ待てばかすぎるかな。、

面白いけど昭和っぽい

話は面白い筈なんだけど、主役の女子高生の頻繁な「ウフ♡」というセリフと、舌出しが、いつの時代の話なんだ？と気になって話が頭に入らない。気持ち悪いレベル。「○○だわ」とか、口調が不自然でミュージカルっぽい。単なる古典の昭和風推理読み物として読まないとムリだ。古い男性の考える、カリスマ女子高生像ってこんな感じなのかな。賢くて小悪魔風に描くなら、もう少し気持ち悪くない女子高生像あっただろうに…と残念。

纏足ですか？

無料で１０話と課金で２話読みました。
なかなか面白い。絵も個性的ですが綺麗だと思います。ただ２話で文字が消えている所があったり、玲美ちゃんがベッドに横たわっている描写で足先が(パンスト履いてるのかな??)パンプスの様に尖っていて、違和感と気持ち悪かった。あれはまるで纏足。
纏足は個性的に凄く嫌です。同じ女として悪しき風習に嫌悪感を抱いているので。
なので★減らしました。