みんなのレビューと感想「血の轍」（ネタバレ非表示）（3ページ目）

よい作品

漫画の力をすごく感じます。主人公の心情をオール手描きのノスタルジックな世界観で描く手法が素晴らしいです。絵も上手く、個性的。
毒母が題材ですが、私自身も自己肯定感が低い育てられ方をされたので、子どもに依存したり傷つけたりしそうになる母の気持ちがわかる気がします。また、義理の親、きょうだいの中で気をつかったり、嫁という立場で存在を軽く扱われたりする気持ちもよくわかります。息子は気の毒ですが、母にとって子は自分を育て直す貴重なチャンスなので、何とか前向きな終わり方をしてほしいです。こんな毒親も、辛い経験や苦しみにもがいてきたので、救われてほしいです。

重くてこわいけど画に吸い込まれる

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イラストがとにかく凄くて物語は勿論だけどとにかく絵に吸い込まれました。そしてこわかった(笑)

親子のあり方、家族、親戚との繋がり方を考えさせられる。多分この物語の親戚の形は普通にありえると思う。
その中で爆発する人が居るか居ないかで崩壊するかしないかも変わるというのを叩きつけてくれた。
親子の愛情の形、幼少期に見る親の形って人の成長にとって大切過ぎると言っていい程大切なんだなと途中涙が流れました。
人生に正解なんて無いんだから母親の教科書も無い。
だから母親になった時自分の親を思い出すしか無くて結果子供を産んでいいのかさえ解らなくなって愛の形は歪み始めた。
漫画のタイトルに深く納得出来ました。
表現は難しいけど興味深く読み続けられました。

母親が 何を考えているのか 分からない

母親の その時々の心理が 解りにくく、何故 そんな行動を？発言を？と、読んだ後に 気持ちの悪い余韻が 残ります。
静子の、幼少期から今に至るまでの 日々の孤独感やらは ある程度 理解できますが、
しげちゃんを 崖から突き落とす理由には ならないですよね。何故突き落としたのか？
先を読んでも 結局の所 理解できませんでした。
自分なりに消化出来ると いいのですが。

話の 展開すら読めなくて どう決着がつくのか
先が 気になる作品です。

究極のホラー体験

押見先生の作品は、絵がとても美しく、綺麗で、恐ろしいです。この作品は、胸の奥から心臓をえぐり出されるような、苦しさを覚えながら読みました。ページをめくった次のコマに、どんな恐ろしい絵が載っているのか、怖いもの見たさでどんどん手が止まらなくなります。怖いけど、見たい。登場人物の誰の顔にも狂気を感じ、その怖さに鼓動が速くなります。ホラー映画は怖くて見れないけど、この作品は最後まで読みきって見届けるつもりです。

長部一郎がテレ人に電話してきそう

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それぐらい　どこにでも有りそうな所が怖い。
最初はマザコンの行き過ぎによる、マザコンホラー漫画になっていくのかと思いきや
（吹石さんが殺されそうになるとか）
現実方向に舵を取っていき、ちゃんと逮捕されて実況見分や弁護士が出てくるのが
個人的にはとても好きな方向性だった。

そして絵が禍々しくも美しい。崖の上の蝶の演出、丁度エロい静子の体
目は口程にものを言うと言うけれど、目のアップばかりで説明が一切ないのに
迫りくる心理描写‥
クロッキー的なリアリティと動きを感じさせられた

最新刊まで読破しました

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始めのうちは、淡々と進む独特なタッチの親子の、なにがこの物語の核となっているのか掴めなかったですが、

山登りをした時に事件は起きます。

それから後、母親の奇異な行動・表情の意味が少しずつ理解できて、

あぁこの著者は、モノローグ無しでこんなに怖さを表現できるのかと、世界観がありありと伝わってきて、

怖いながらも惹き込まれました。
静一が吃音になりどもるところも、無心で同級生を殴るシーンも、机に穴を開けるところも、こちらが気が狂うのではないかと思う。

冒頭のネコの回想シーンでのような微笑みを、山登りでしげちゃんにも見せて、そして突き落としたのかな、と思います。

どんな風に簡潔は持っていくのか、静子のこれまでの生い立ちも気になるところです。

まだ序盤なのですが

毒親の話というあらすじですが、序盤を読んだだけでも、この毒親として描かれる主人公の母親だけの問題ではないことが示唆されています。
とにかく、母親に対して、我慢を強いる描写が多すぎる。
丸投げの夫、無神経で下品な夫の姉。
それらにひたすら我慢をしている母親。

毒親という言葉が、私はきらいです。
育児不全を起こしてしまう親の問題を、親本人だけの問題として片付けても意味はありません。

どうしてくれるんだ

『究極の毒親』というキャッチ。そりゃもう猛毒です。漫画の歴史に新しいジャンルを書き加えたとも言える問題作。胸糞悪さ全開!!こんなサイコパスなママいる?!でも途中で読むのを止められない!!本当にこの作家はやばくて美しい女を描かせたら天下一品です。作画にはスクリーントーンが使われておらず、様々な技法で歪んだ心理描写を画面にぶちまけています。恐ろしい。早く全話読んで楽になりたい。早く楽にさせてくれ〜〜〜><

※ネタバレ含む

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お金払っても読みたい話し。
ハラハラして、話しの世界に引き込まれました！
結構内容は、ハードだけど、グロくなくて良い！
お母さんは専業主婦で孤独なんだろうな。仕事すればいいのにな。
早くお母さんも救われるといいな。
そして静一くんも自由になれるといいな。でも‥そんな簡単な問題じゃないのかな。家族って何だろう？と考えさせられる話しだった。

続きが楽しみです。それまで
また読み返してみます。

今までに見たことない作風

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絵がとてもキレイで、台詞も少ないので淡々と読めてしまいます。
最初の辺りはお母さんはすごく優しい、きちんと子育てをしている一見普通の平凡な家庭に見えるのですが。
今の時代は過保護や毒親よりも虐待の方が多いと思っていたので、こういう家庭もあるのだと勉強になりました。
子供って親次第で良くも悪くもなるので、親の存在ってすごく大きいのだと改めて感じました。