血の轍

あらすじ

「惡の華」「ハピネス」「ぼくは麻理のなか」「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」など、傑作を次々と世に送り出してきた鬼才・押見修造氏が、ついに辿り着いたテーマ「毒親」!母・静子からたっぷりの愛情を注がれ、平穏な日常を送る中学二年生の長部静一。しかし、ある夏の日、その穏やかな家庭は激変する。母・静子によって。狂瀾の奈落へと!読む者の目を釘付けにせずにはおけない、渾身の最新作!!

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ユーザーレビュー

  1. 評価:5.000 5.0

    2人の方が「参考になった」と投票しています。

    読んでて息が上がる

    ほんとに怖い((((;゜Д゜)))
    このお母さん怖い。
    だけど、静ちゃんの、母親といると息が出来ない感じは、私が中学生の頃に同じく母に感じていて、寝てる枕元で泣かれたのも同じ。
    そして今、自分も母親になり、一歩踏み外してあちら側に行ってしまってないだけで、静ちゃんのお母さんと自分が被ってる感じがするのがいちばん怖い((((;゜Д゜)))

  2. 評価:5.000 5.0

    3人の方が「参考になった」と投票しています。

    全話+連載誌で最新話まで読んだ感想

    ネタバレありのレビューです。表示する

    無料分しか読んでない方のレビューが多すぎて・・・。


    一回読むだけだと、母・静子の異様さに目が行きますが何度も読むと、静子の扱いや静子のSOSが見えてきます。静子と静一の父親との夫婦喧嘩のときにそれが見えますが、確かに「あの事件」の日のピクニックのときも静子は親族の輪に入れず余所者の扱いでぽつんと座ってお弁当を食べていますし、呼んでもいないのに毎週来る義理の姉にも耐えていました。病院に行くのを嫌がる静子に対して、行かないと体裁が悪いことを言い放った静一の父。
    静子が静一に言った

    「やっぱりあの人は私達よりもあっち(親族)が大切なんだわ」

    このセリフが全てだなと思いました。

    夫婦喧嘩のときに、私はひとりぼっちだと言った静子。その訴えに全く耳を貸さず、仕事と飲み会ばかりで子育てに参加しない。喋りがおかしくなっている息子を見ても何とも思わず、姉に静一をちゃんと見てあげろと言われてもピンとこない顔をして、嫁のおかしい行動を目の当たりにしても気が付かない・・・仕事と体裁と親族のことしか考えない男、それが静一の父親。細かいところを見ると、静子がどうして静一に執着するかが分かってきて、その原因を作った元凶はこの男なんだなと分かります。

    そして、1巻は赤ん坊だった静一が3巻では七五三の着物を着て成長しているのも気になります。ひょっとしたら現在の話で14歳の静一は、話が進むと大人になるのかもしれませんね。連載誌の最新に近い話の中にJITTERIN'JINNの歌が出て来るので時代が1990年だと分かります。となると2018年現在42歳。静子に育てられた42歳の静一がどうなったか描かれる気がします。
    とにかくこの漫画は一度だけさらりと読むものではなく、何度も読んで静一と静子、そして吹石の感情を読み取るべきかと。

    ちなみに、幼少期の環境のせいで人格が狂っていく系の話がお好きなら、個人的な名作・六田登の「ICHIGO 二都物語」を激しくお勧めします。こちらも、何度も読むと主人公ではなく弟の妬みや苦悩や、聖母扱いの母の愛情の薄さのようなものが見えてきて話の深さが分かりますよ。

  3. 評価:5.000 5.0
    by roka

    47人の方が「参考になった」と投票しています。

    祭りの前の怖さ

    今のところ、だが。
    幽霊も吸血鬼も出てこない。
    狂った、というほど異常な人間も見当たらない。
    何より、まだ、何も起きていない。
    なのに、怖い。
    平坦にすら見える日常が、怖い。
    そこに、どうにも破綻の予感がして仕方がない。
    何かとんでもなく不幸なことが、いずれ起こるに違いない、という予感的な怖さ。
    不穏、という言葉が一番近いのか。
    でも、それでも足りない。
    これは、漫画でしか描けない種類の怖さである気がする。

    この作者は、「漂流ネットカフェ」や「ハピネス」のような、現実の枠を超えたストーリーよりも、日常を舞台にする方が、本領発揮となるのではないかと感じた。

    余談だが、群馬県出身の私にとっては、登場人物たちの群馬弁はすっと入ってくるし、郷愁を誘われるものであった。
    ちょっと得をした気分である。
    だが、その郷愁すら、うすら寒い恐怖を連れてくる。
    何てことだ。

    この怖さは、素晴らしい。
    これからきっと、何かが起こるのだろう。
    そうなったときにも、どうか素晴らしい漫画であってほしい。
    「祭りは準備をしているときが一番楽しい」などというが、それを超える祭りがこの先にあることを願ってやまない。

  4. 評価:5.000 5.0
    by 匿名希望

    14人の方が「参考になった」と投票しています。

    ぞわぞわ

    ネタバレありのレビューです。表示する

    最後、この母子はどうなるのだろうか…?

    序盤からの違和感が不穏を、不穏が終盤に明確な畏怖を引き連れてやってきた二巻の結末に、とてつもない戦慄を覚えた。

    吹石さん!超逃げてぇぇぇ!

    この毒母やばすぎる。いとこ突き落とすし息子の同級生威嚇するし息子押し倒すし、息子と○○するし。
    こんなだと最後にゃ親子の枠組み超えて行ってはいけない領域までいきそうでもう…気持ち悪い。血のつながりがないならまだしも、異常。異常。不気味。恐怖。異常。
    もう怖い予想しかできません。
    ぞわぞわする。

    と言いながら毎回押見ワールドにどっぷり浸かるんだなぁ。これ一種のマ薬?

  5. 評価:3.000 3.0

    2人の方が「参考になった」と投票しています。

    あるんだろうなぁ、本当に。

    ネタバレありのレビューです。表示する

    もう、えぇー!?って思うけど、押見さんの幼少時代が元(全て同じではない)になってるらしく、やはりこういうのってリアルにあるんだろうなぁ、と。

    頼りない夫に厚かましい義家族。いい嫁しすぎて壊れちゃったんかなぁ、お母さん。あたしならこうなる前におもくそ喧嘩して夫を強制、いい嫁しない、それでも無理なら離婚だわ(笑)

    自分も息子がいるけど、うーん。考えられないことばかりだ。恵まれてるんだなぁ、自分。

    男の子の優しさが裏目に出てしまってる気もする。うーん、どうなるの!この親子!

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