【ネタバレあり】トーマの心臓のレビューと感想

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  1. 評価:5.000 5.0

    少年愛

    思春期の頃、どっぷり嵌まった作品です。
    少年愛…昨今のBLとは近くて遠い関係だと思います。
    この作品は、ドイツの男子校の寄宿舎が舞台になっております。それは多分、少年愛から始まる普遍的な愛がキリスト教的な愛に昇華される迄を描いているからだと思います。
    ある事件をきっかけに頑なに心を閉ざし自律的かつ模範的に振る舞うユーリ。ユーリは自分は人を愛し、人から愛される資格のない人間だと思い込んでいます。
    そんなユーリの心を救うため、キリスト教で禁じられている自殺をするトーマ。
    トーマとユーリの関係を軸に寄宿舎の少年達の日々を描き、転校生のエーリクの存在がユーリの精神を救済する物語です。
    もはや漫画を超えたqualityです。

    • 1
  2. 評価:5.000 5.0

    萩尾先生はすごいですね。

    少年の時にしかない、あの年頃しか、多分感じ取ることができない、透明な想い。
    それゆえに深く思い過ぎて、思い詰めて行動を起こしてしまったり、損得勘定なしで相手のために行動できたり。

    とにかく、厳しい現実面があっても、それと共に深く澄んだ世界があると思います。
    うまく説明できなくてすみません。
    萩尾先生にしか描けない作品だと思いました。

    • 0
  3. 評価:5.000 5.0

    ミニシアター系の映画みたいなお話です。

    懐かしくて読み始めました。萩尾望都先生は本当に繊細な心模様を綺麗な絵で表現されるので、引き込まれます。少女漫画にしては珍しく、少年の死から物語が始まります。昔、とても斬新な始まりでした、今読んでも色褪せてないですね。文学小説を読んでるみたいです。若い方にも是非読んでいただきたいです。

    by RDJ
    • 0
  4. 評価:4.000 4.0

    今、ハマってる

    萩尾先生のマンガは子供の頃の記憶にあり、その当時は少し大人っぽいマンガに感じてた。タイトルも気になるし読んで見たらすごく吸い込まれるようにだいぶ読んだ。男同志の好きだ、でも振り向いてくれない、心に傷をかかえてる。どうなっていくんだろう

    • 0
  5. 評価:4.000 4.0

    構築ということ

    すっかり大人になる前の少年達の友情と愛と他愛ないつもりの悪さの話。そこに独特の宗教観が混じり合い「誰が殺したクックロビン」に繋がっていく。自己の再構築は誰にとっても重く苦しい

    • 0
  6. 評価:5.000 5.0

    単行本持っていて何度も読んでいますが、読むたびに新しい発見があります。
    人の優しさとか描かれていないけど、ユーリはサイフリートに何かをされてしまったのか…と思います。

    by 匿名希望
    • 0
  7. 評価:3.000 3.0

    単行本を持っていました

    誰からも愛されたトーマの自殺。
    そこから始まる話ですが、トーマによく似た転校生エーリクとの関わりに主軸が置かれてます。
    エーリクの義父のユーリ・シドが好きだな😃

    • 0
  8. 評価:5.000 5.0

    哲学書

    懐かしいです。トーマの遺書は暗記できるくらい読みました。漫画と言いつつ、上質な哲学書のようです。読めば読むほど良さがわかる一冊です。

    • 0
  9. 評価:5.000 5.0

    怪しげな学生に惹かれてしまった結果、後悔して苦悩する男子学生の姿に涙。個人的に、寄宿学校の様子がイキイキと描かれているように思いました。

    • 0
  10. 評価:4.000 4.0

    憧れの作品

    読み出すまでに時間がかかったけど、少年期と言うかに思春期と言うかが微妙な年齢の話がより神秘的に感じられる

    • 0
ネタバレあり:全ての評価 1 - 10件目/全15件

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