4.0
斬新
始まりかたから斬新で惹き付けられ一気に読みました。花園さんの妊娠させた相手が誰なんだろう?伏線あるのかな?と出て来た登場人物を考えながら読みましたが外れてました。あとどうしても親目線で読んでしまいました。自分の子どもたちが高校生になった時、息子が妊娠させた、娘が妊娠したと聞いたら応援できるだろうか?私なら世間体を気にしてしまうなと思いながら読みました。
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始まりかたから斬新で惹き付けられ一気に読みました。花園さんの妊娠させた相手が誰なんだろう?伏線あるのかな?と出て来た登場人物を考えながら読みましたが外れてました。あとどうしても親目線で読んでしまいました。自分の子どもたちが高校生になった時、息子が妊娠させた、娘が妊娠したと聞いたら応援できるだろうか?私なら世間体を気にしてしまうなと思いながら読みました。
学園一の美少女、花園さん。その花園さんが妊娠し結婚するらしい─。
冒頭に出てくる三人を覚えておいてください。
vol.4(10話)までは"花園さんが結婚する"事により、心と生き方が変わった周りの人達が主人公の話。
冒頭の三人と花園さんの関係とは‥?
三人の証言は微妙にくい違っているように感じますが、どの花園さんも確かに『花園さん』。
それぞれのエピソードから花園さんの人物像が徐々に形作られて行き、図らずも周囲に影響を与えてしまう魅力的な花園さんの素顔が知りたくなっていきます。
最終話(11、12話目)で花園さん目線のお話が描かれています。
よかったです。
だんだん花園さんへ近づいて行くお話の進み方も引き込まれました。
高校生の出産に対して、家族がこんな風に応援してくれる世の中ならいいよねって思いました。
咲ちゃんと真司君の純愛もよかった。
若い頃はこんな風に可愛く彼を思いやっていたはずなんだけどな…
と私の結婚相手との関係を見直すいい機会になりました笑
真司君の優しくて男気のあるところは、男の子ののマドンナの咲ちゃんが惚れ込んでしまうのもわかるかも。
(カッコつけてて実はへなちょこはいっぱいいるけどね…)
軽い気持ちで読んでみたけど、ほんわか幸せな気持ちになりました。
私はこのストーリーはキライではありません。私は三人の娘がいますので、自分の子どもが高校生で妊娠などしたらもちろん困るのですが、心情的にはヒロインにかけられた呪縛が理解できます。だからといって妊娠にいたってしまう行動は幼すぎるのかもしれませんが。前半は主人公の顔すら出てこず、まわりの彼女に抱いているイメージや、彼女に対する思いや、あこがれのようなものが描かれ、後半でようやくヒロインが登場します。「本当の彼女」が。純粋で一途で幼さのある彼女が。彼女にとっては「カワイイね」も「綺麗ね」も、呪いの言葉でしかなかったことがわかります。写真を撮るだけのささやかな結婚式で、カレが初めて言った「綺麗だね」で、呪いが解かれたことがとても感動的でした。
最初はサブキャラのお話から始まり、後半で主人公の話に繋がります。
他の方のレビューでも主人公が出てこないから最初の数話でやめたとありますが、実際に自分も挫折しかけました。
でも、根気よくストーリーをすすめていくと主人公の健気なかわいいお話があります。
確かに現実的ではないけど、その人にしかわからない苦しみから解放されてのハッピーエンドは少し感動しました。
諦めずに最後まで読んでよかったです。
人からの印象と本当の自分と、向き合いながらも不器用で拙くて、そんな学生達のお話しです。
身体は大人でも、心はまだまだ追い付かない学生時代、性に対する興味や、大人への一歩を踏み出す勇気、それを導いていく立場にある大人。
まだまだ狭い世界で生きている彼らと、周囲に悟られないように一つの決断を下した少女と、それを守り抜く決断をする少年と…
賛否あると思いますが、自分の行動でその後に与える影響を丁寧に描いた大人になる過程で必要なお話しだと感じました
綺麗な絵柄と思春期の揺れ動く気持ちや真っ直ぐさもとても魅力的でストーリー展開もいいんだけど、最後の最後がファンタジーになってる感があってどうもしっくりこない。
漫画だから綺麗事でいいんだけど、なんだろ、心情を描いてて心に沁みるしうるっとくるんだけど、回収があまりに早過ぎて親の葛藤や本人達の葛藤が薄くて妊娠出産までもが薄くなっちゃった気がします。
リアルに描けばいいわけではないのですが、綺麗なハッピーエンドにするにしても肝心なところがあっさり。
妊娠出産って本人もだけど未成年者なんだから親だってもっとパニックにならないかな?
理解し過ぎな気がしてすーっと冷めてしまった。
演劇部の女の子と担任教師のエピソードは綺麗な収め方だけどグッとくるものがありました。
主人公にもそんな部分を感じたかったかな。
三つ葉先生の作品は絵もキレイで女の子達が魅力的ですが、本作の「咲ちゃん」は自分的には今のところ1番です。
「花園さん」として周囲に語られていく彼女は強く憧れの対象ではあるけれど、「咲」が語るようになってからはまだあどけなく少し屈折した、自分ではどうすることもできないことが多過ぎて周囲を巻き込み迷惑をかけてしまうごく普通の女子高生です。
ですが強くそしてミステリアスな咲ちゃんが、女子高生らしい思いをさらけ出してきてからはどこかホッとした見守るような気持ちで読み進めました。
「花園さん」に憧れた人々が「咲」を知り関係がもっと踏み込めていたら、結末は違ったものになっていたのかなと思うところもありますが…
咲ちゃんがどう生活していくかとか周囲の人々も魅力的だったので、スピンオフ的に「花園さん、結婚したんだって」のようなものがあれば読んでみたいですが、現実的なものに関係く生活臭がしないままキレイに終わったままで良いような気もします。
いつまでも続く気持ちはある、と信じてみたくなるお話でした。
結構厳しめのレビューが多いように思うけど、わたしは現実じゃ受け入れてもらいづらい内容だからこそ、漫画の世界でくらい綺麗なハッピーエンドが見れて良かったと思います。
学生だったら生むことを諦めないといけないの?
厳しい現実だけが全てなの?
まだまだ世間がわからない年齢だからこそ突っ走れる部分もあるだろうし、大人のガッチガチに固まった固定概念が無いからこそいいなと思いました。
すごく絵がキレイで好きです。
ストーリーは、最初すごくおもしろい描き方されてて、惹き込まれました。が、ラストが…ハッピーエンドで良かったんですが、もうちょっと現実的なものがあってもよかったのではないかなぁーと思いました。高校生の妊娠って、もっと大変で壮絶だと思います。あまりにも簡単にキレイにパパっとまとめられた感じがします。でも絵はキレイで好きです。