3.0
一種のスタンド
「結局どういう話なんだろう」という曖昧な関心でしばらくズルズルと読んでしまった。
こんなに扇情的な描写が本当に必要なのかな、と違和感を持ちながら。
が、ヨーゼフ・メンゲレの登場から、俄然、興味が湧いてきた。
これは、一種のスタンド(←ジョジョ)バトル漫画である。
歴代のメジャーな殺_人鬼たちが、登場人物に「憑依」して、特殊能力を発揮させる、と言えば伝わるだろうか。
興味深いのは、殺_人鬼たちが「実在」の人物である点だ。
ヨーゼフ・メンゲレ然り。
これからどんな「スタンド」が登場するのか、私の主な関心はそこである。
それはこの漫画の本来の楽しみ方とはズレているが、シリアルキラーに興味のある読者なんかは、結構楽しめるかもしれない。
保証は出来ないけれど。
- 7