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気分が悪い
2話目を読んで愕然です。大学病院で解剖を待つご遺体を扱うアルバイトの話です。
医学生の研究に役立ててほしいとの思いから大学病院に献体の申し出をしている者にとっては、ホルマリン漬けの遺体をこんな風に描写してほしくはなかったです。
毎年亡くなられた方やそのご遺族の手記が散りばめられた会報誌が送られてきます。尊いご意志、そしてそれを大変貴重に思い心からの謝辞を述べる若き医学生たち、読むたびに胸が詰まります。作者はそんな背景を知らずご遺体を猟奇的な気持ちの悪い物として扱っていますね。悲しいです。
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