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作品レビュー
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1 - 10件目/全34件

  1. 評価:5.000 5.0

    オススメです

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    作者さんは安っぽいエログロ作品も多いのですが、この作品は原作者がしっかりしてるのでとても読み応えがあります。冒頭のレディコミ風描写で全編を判断するのはとてももったいないです!

    主人公は、フランス革命の進行の中で左傾化しテロルまみれになってゆくロベスピエール一派を一掃したテルミドールのクーデターの原動力となった、「テルミドールの聖母」と呼ばれる女性です。五総裁政府時代にジョゼフィーヌ、レカミエ夫人と並んで「三大美女」と言われた人でもあります。
    何が一番驚くと言って、この時彼女は弱冠二十歳そこそこなんです!なのにこの知性、洞察力、勇気、行動力。
    ほとんど奇跡です。
    もう一つの見どころは、大革命以前の貴族階級の風俗や生活を詳しく描写している点です。
    一見の価値ありです!

    • 3
  2. 評価:5.000 5.0

    圧巻です

    一点を除いて史実に忠実で、それでいてとても面白い作品です!こういうことができるのは萩尾先生の実力です。目先の読者受けを狙って安っぽい創作まみれの作者さんが多い中、さすがです。
    王族に生まれて天寿を全うするのが如何に大変か、家族といえども命のやり取りをせざるを得ない、親子の愛さえ吹っ飛ばす過酷な現実を改めて思い知らされました。
    マルゴは泳ぎ切ります。持てる才知と美貌の全てを出し切り、時にはプライドを捨て。
    唯一の創作(ネタバレになるので内容には触れませんが)は、幸い薄かったマルゴにへの作者からの贈り物なのかもと感じました。
    「お姫様」といえば羨ましい存在ですが、親兄弟に怯えることもなく普通に生きていける庶民が一番かもと思いました。

    • 2
  3. 評価:5.000 5.0

    ジャンヌ・ダルク

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    安武わたるの作品の中でもレベルが高いです!

    イザボー・ド・ヴァビエールは好きで淫妃になったわけではないと私は思います。
    ジャンヌ・ダルクと同時代の人で、
    「ジャンヌ・ダルクが即位させて上げたシャルル七世の母」といえば分かると思います。
    「淫妃」と言われるのは、本人がシャルル七世を王位に就けたくないあまり、
    「あの子は私が不倫で生みました。王家の血は流れてません!」とほのめかしたからと、
    当時内戦中だったフランスで、生き残るために有力者を体を使って籠絡して身の安全を図ったから。
    フランスにはこういう女性がたびたび出ますね。宗教戦争期の王妃マルゴとか。
    息子を王位に就けたくなかったのも、自分と違う派閥だったから。
    正に「血で血を洗う」です。
    元々清純だったお姫様が淫妃にならないと生き残れない‥‥私はイザボーを責める気にはなれません。

    幽霊城‥‥
    スコットランドも王権が弱く貴族が強いから大変だなぁと思います。マクベスと言いこんな話ばっかり。若い王妃と子ども達が、老獪な大貴族に王様ごと手玉に取られて悲惨な最後を遂げます。
    ストーリーは凡庸で、これだけなら星3つ。本物の幽霊城がネタなので加点あり?

    クラリネットを壊しちゃった
    時代はフランス革命後の混乱期。
    身分を隠して必死に生きる旧貴族の女性とブルジョワの跡継ぎ息子のハートフルロマンス。
    ただの玉の輿譚じゃないところはさすがだと思います。

    巻き毛のリケ王子
    久しぶりの童話ネタ。ペローです。
    これはいいですね!原作よりずっと!!
    両王家含めて全員がハッピーエンドです。

    どの作品も粒ぞろいで星5つです!
    お買い得です。

    • 1
  4. 評価:4.000 4.0

    おもしろい

    ネタバレ レビューを表示する

    作者さんのファンでよく読みます。ヨーロッパ王家ものは得意な分野のひとつですね。

    タイトル作はスペインハプスブルク家滅亡譚。カトリック圏の王家は庶子に王位継承権ないから大変ですよね。その上王権を弱めないために極力同族間で婚姻繰り返すし。同じパターンのエジプト王家ではあまり近親婚の弊害を聞かないのに、スペインハプスブルク家は運も悪かったのでしょうね。

    カリグラはビックリしました。親兄弟の亡くなり方がすごすぎます。ローマ帝国はもっと文明国かと思ってました。古代ではこんなものなんですね。

    うたかたの恋。マイヤーリンク事件です。オーストリアハプスブルク家終焉の序曲。
    事件自体は皇太子の心中事件で現在も真相は謎のまま。個人的には皇太子は男爵令嬢を愛してなかったと思ってます。
    この作品の主人公は皇太子妃。安武わたるによくあるパターンで、いいネタなのに奇をてらって失敗した印象です。

    プロメテウスも凡庸な感じ。王家ですらないし。

    総合で星4つです!

    • 2
  5. 評価:5.000 5.0

    最高です!

    ナポレオン漫画は池田理代子氏版とこれと両方揃えましたが、歴史自体に焦点を当てた池田氏版と違い長谷川ナポレオンは人物描写がいきいきとしてとにかく熱い!!そして登場人物全て鮮やかにキャラが立っています!
    たくさんの男たちが、あるものは権力のため、あるものは名誉、金、プライド、様々な欲望を求め、それを叶えてくれる対象としてナポレオンの元に集まります。それは綺麗事じゃない、赤裸々な本音のせめぎあいで、作者はそれをこれでもかと描ききります。
    創作まじりですがそれが許せてしまうほど面白い。こんな面白い作品を男性だけに独占させるなんてもったいない!女性が読んでも楽しめます。

    • 1
  6. 評価:5.000 5.0

    食わず嫌いはもったいない!

    タイトル作だけ読んで拒絶反応を起こし、後の作品を読まないのは勿体ないです!
    後の3作は読み応えあります。

    パークとヘアは十九世紀イギリスが舞台の連続事件。
    たった百数十年前の医学教育のお粗末さがすご過ぎます。
    グロいお話が苦手な方は読まない方が吉です。

    ホーソンの緋文字は、さすが名作が原作だけあって面白い。十七世紀のアメリカが舞台です。

    肉体の悪魔は第一次世界大戦中のヨーロッパ。
    こちらも名作が原作。ゴシックロマンの美しいお話です。

    どちらも漫画にすることで、とても読みやすくなっています。

    グロいお話が嫌いな方は緋文字と肉体の悪魔だけでもぜひ!!

    • 0
  7. 評価:5.000 5.0

    粒ぞろい

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    安武先生の作品が好きでよく読みますが、この作品は粒ぞろいでオススメです!

    寿産院
    昔も今もいるんですね、こういう、命をお金に換えることに何のためらいもない人。世の親はこういう人種が存在することを忘れちゃいけないと思います。

    末摘花
    ビックリするやら、妙に納得するやら。このくらいクレバーだったら末摘花の姫君も生きやすかったかも。
    実際には源氏に引き取られた後も妻同士のお付き合いを上手くこなせなかったようなので、あくまで安武先生の創作です‥‥残念(笑)

    こんな夜に
    夏目漱石の「夢十夜」が元ネタかと思いましたが、昔話の「六部殺し」だそうです。「夢十夜」自体が「六部殺し」をネタにしているようです。
    元ネタを上手に料理して面白く仕上がっています。

    「母をたずねて」「子返し」
    どちらも秀逸。
    途中までの上手な筋運びと、最後のどんでん返し。
    「母を思う子の気持ち」と「子を思う母の気持ち」の違いはありますが、どちらも胸に迫ります。

    浄土に行く舟
    他と比べると凡庸です。ちょっと残念。

    粒ぞろいなので星5つ!

    • 0
  8. 評価:4.000 4.0

    ロシア革命の日本人犠牲者

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    タイトル作はレビューも多いので、あえて2作目から。

    ロシア革命で日本人犠牲者が出ていたことは全く知らなかったので驚きました。ロシアに日本人の町があったなんて。

    酷たらしい事件の原因の大きな要因は、女性幹部の存在と感じます。連合赤軍事件の永田洋子といい、女性は革命運動に関わると血も涙もない傾向があると思います。

    三作ともに血なまぐさいです。

    尼港事件に敬意を表して少し甘いけど星4つで。

    • 1
  9. 評価:4.000 4.0

    チャングムの世界

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    韓国というか正確には李氏朝鮮ですね。
    韓流ドラマのヒロインたちが目白押しです。

    張緑水は燕山君の寵姫。燕山君はチャングムで出てきた最初に追放されちゃう悪い王様ですね。

    チャン・ヒビンは粛宗のお后。韓国では「ネタに詰まったらチャン・ヒビンをやれ」と言われるほどの鉄板らしいです。日本なら織田信長や坂本龍馬クラス?

    チョン・ナンジョンは中宗の正妃の女官にしてブレイン。中宗はチャングムに出てきた優柔不断な王様ですね。

    三作ともとても面白い!女性がこんなに政治に力を及ぼすのは国民性なんでしょうか。

    最後の山陰公主は中国の話です。南宋のお姫様。
    こちらは個人的には購入するほどじゃないかな?と思います。

    • 1
  10. 評価:5.000 5.0

    深い

    深い学識と経験に裏打ちされた、漫画を超えた作品です。調べたら案の定、原作者さんは動物学の研究者さんのようでした。
    そして動物病院経営に対する現実。
    飼い主のいない動物は医療を受けることも身の安全を保証されることもない。
    その中で何ができるのか?
    自然保護、動物保護団体、保護ボランティア、ペットビジネス、いろんな問題に触れています。
    無料は40話までですがぜひ、最後の主人公の生い立ちをご覧になって欲しいです。どうして主人公が金にこだわるのか、全てが明らかになります。
    ブラックジャックみたいに法外な費用を要求しているわけではないのです!

    • 0
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