4.0
流石はベテラン作者
天河で評価の高い作者が、新たに挑んだ歴史漫画です。
珍しいオスマン朝の史実を主題にしたテーマですが、海外テレビドラマでも人気のあるヒュッレム妃をヒロインとしています。
テレビドラマなどでの解釈の違い、ヒロインがなぜ権力の頂点を目指すことになったのか
の点で作者独自の視点で描かれており、ドロドロの後宮闘争モノに終わらせません。
その点で、流石は少女漫画のベテランと唸らせられる作品です。
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天河で評価の高い作者が、新たに挑んだ歴史漫画です。
珍しいオスマン朝の史実を主題にしたテーマですが、海外テレビドラマでも人気のあるヒュッレム妃をヒロインとしています。
テレビドラマなどでの解釈の違い、ヒロインがなぜ権力の頂点を目指すことになったのか
の点で作者独自の視点で描かれており、ドロドロの後宮闘争モノに終わらせません。
その点で、流石は少女漫画のベテランと唸らせられる作品です。
時は16世紀のオスマン帝国。
人買いに拐われたアレクサンドラが数奇な運命を経てスレイマン1世の皇后ヒュッレム・ハセキ・スルタンになる過程を描いています(まだ連載中)
運命の人、大宰相イブラヒム・パシャとの愛は次期皇位を巡ってすれ違って行き、またマヒデヴランとの争いも見逃せません。
篠原千絵先生の歴史ロマンものは「天は赤い河のほとり」も大好きで、この漫画も連載開始からずっと読んでいます。
ヒュッレムの願いが通じるか、史実を超えた結末を期待。
篠原先生は闇のパープルアイの頃から大好きです。
今回はどことなく「天は赤い河のほとり」に似ています。が、大きく違うのは、ヒロインと想い人がそれぞれ別の人と婚姻関係を結んでストーリーが進む点。これから一体どんな展開を経て2人がどんな風に結ばれるのか…予想が出来ず気になります。長編覚悟で購読中です。
学生時代から篠原先生の漫画にハマり、内容の軸のブレなさや、画の美しさは素晴らしいです。歴史物や海外物は好物ではないけれど、なぜか画の美しさで読み進めてしまいます。内容も時代背景などがしっかりと裏づけされているからかと。陛下好き〜♡個人的には通称「闇パー」「海闇」みたいな現代における恋愛ミステリーを又お願いしたいですが。
後宮ものといえば、大奥や韓流大河のように煌びやかな女性たちの出世争いのイメージで、もちろんこちらもその要素がメインだとは思うのですが、主人公のヒュッレムが最初から「自由になること」「外の世界」を夢見ていて、皇帝の理想にその夢を重ねながら成長していくのが、他の大河よりもスケールが大きい物語というふうに感じました。(実際、オスマン帝国めちゃくちゃでかいし)
これまであまり馴染みのなかった地域の話で、色んな文化や習慣の違いを知れるのも面白いです。
主人公のヒュッレムがイブラヒムに見出されて、とらわれの身から側妃へと変身後、皇帝に贈られます。
持ち前の聡明さと機転で、皇帝にも寵愛されるヒュッレムは、イブラヒムの事が好きだと自覚する。一方のイブラヒムも、自分では気付いてなかったけど、ヒュッレムを愛している事に気付き。
ヒュッレムが消されそうになった所を、助けたイブラヒムと一夜を共にしてしまう…
イブラヒムも、ヒュッレムを下賜されるよう出世する事を心に決めましたが。
どちらの子か分からない子を妊娠してる事が分かります…どうするヒュッレムよ!
無料分を楽しませてもらってます。
天は赤い河のほとり を読んできました。
天は~ より大人向け?かな。
なかなか厳しい現実が待ち受けていて、読んでいてしんどい時もけっこうある。。
イブラヒムが素敵に思えていたけど...立場とかのせいもあるけど、嫌なやつにも見えてしまう。
愛を貫き通すとかそういう話ではないのかな...過酷な運命にどう立ち向かっていくのかという過酷な時代のお話と思って見てます。どうなっていくんだろう!?
皇帝に献上するために捕らえられたアレキサンドラは、様々な教育を受けて名前もヒュッレムへと変わります。
史実に基づくストーリーのためか、人物の心理描写は淡々としていて、ヒュッレムがイブラヒムに恋した理由がイマイチ分からない…。スレイマン陛下のほうが遥かに魅力的。
ヒュッレムは大胆不敵な女性。物語がすすみ子どもを産んでからは、息子を皇位につけるべくどんどん怖くなっていきます。主人公にしては珍しいタイプです。
史実通りならこのまま…どうやって結末が描かれるのか良いほうに期待したいです。
篠原先生の作品は闇の〜から、こちらに至るまで全巻持っています。
どれもストーリーが素晴らしい上に、ヒロインの相手役がとても魅力的。
人との出会いや別れ(亡くなる事が多い)が、テンポ良くドラマチックに展開して行きます。
ただ、黄金の〜に関しては個人的な好みの問題もありますが、いまいちメインキャラに感情移入しにくい。
他の作品は圧倒的なお互いの愛と信頼が基盤にありますが、子どもや忠誠心が重きをおく故か。
コマ割りが大きく一冊があっという間で物足りない。
オスマン帝国の壮大さを表現したいのか、
先生が60を過ぎているのでいささか画が雑になった感が否めない。
オスマン史は本で知っているものの、それでも買うのは篠原作品だからだと思います。
主人公が成長もひとつの楽しみですが、ヒュッレムに関しては変貌と言った方がしっくりくるかも。
16世紀初めのオスマントルコを舞台に繰り広げられる豪華絢爛な恋愛歴史絵巻です。ハーレム(後宮)やハマム(トルコ式蒸し風呂)、スルタン(トルコ皇帝)と言ったワードは知っていたものの、個人的にはその歴史自体にさほど明るくなく。。帝国の栄華に目を見張り、後宮の煌びやかな美しさにウットリしつつも、そこに渦巻く陰謀にハラハラ。登場人物たちの恋心の行く末にドキドキしながら、一気に読み進めてしまいました。狭い環境で足を引っ張り合い、憎しみ合うより、多くを学び、高い視野を持つことで自分の運命を切り開こうとする主人公ですが、今後もまだまだ波乱含みの予感。