5.0
はじめは興味本意で読みました。
死後の世界ってこんな風になってるのかも…から、読み進めるうちに本当にこんな風になってるのかも!!と思えてきました。
死役所にやって来る人それぞれに抱えていた事情や思いがあり、共感したり時には涙したり。
死役所の一癖ある職員たちにも何やら事情があったようで…。
死役所にやって来る人を通して垣間見える職員たちの素顔がもっと知りたくて、この先も読み進めようと思います。
- 16
はじめは興味本意で読みました。
死後の世界ってこんな風になってるのかも…から、読み進めるうちに本当にこんな風になってるのかも!!と思えてきました。
死役所にやって来る人それぞれに抱えていた事情や思いがあり、共感したり時には涙したり。
死役所の一癖ある職員たちにも何やら事情があったようで…。
死役所にやって来る人を通して垣間見える職員たちの素顔がもっと知りたくて、この先も読み進めようと思います。
この漫画を読み、人の死に方、死んだ後……死んでから故人の人間性がわかることもあるんだなぁと思いました。ハヤシくんの話は、私はハヤシくんは悪くない。周りが悪すぎたんだと感じました。死なす側も、死なされる側にも理由がある……痛感しました。
どうしたらこのようなお話を思いつくのでしょうか。手続きのお役所っぽさ、職員やお客様の過去、シ村さんの伏線...細かいところまで作りこまれていて、悲しくなったり苦しくなったり、感情を揺さぶられます。老若男女たくさんの人たちが死役所に訪れるので、それぞれのエピソードを練るのも大変だったと思います。こんなにリアルに死を考えさせられるマンガは他にないです。亡くなった方だけでなく遺された家族のこと、死役所の職員のこと、加護の会のこと、シ村さんのことなど話が盛りだくさんです。ぜひ読んでもらいたいです。
ついにこの日が…
もっと死役所に長く勤めている人も居るのに、石間さんの成仏が早いってことは…
恐らくは利己的な理由で被害者を生み出した人よりも早く成仏されるんですよね。
もちろん人を殺めたことも含めて裁かれるのでしょうが、彼のように複雑な事情があるのならば…
地獄へ行くかどうかの瀬戸際な状況であったとすればきっと長く時間がかかると思うんですよね。だから、いかないんじゃないかな、って思います。
そうであれば、何処へ…?もちろん希望としては、幸せな世界ですが…
とても深く、読み手に沢山考えさせてくれる漫画ですね。
「死」ということについて色々と考えさせられる作品。
生きることの大切さとともに、「もし死んでもこういう世界があったらいいかもな」と思わせてくれるところが、神木隆之介くんの「too young too die!」を彷彿とさせた。あんなに明るくないけど。
人を殺したり、死ぬ原因になるようなことをする人はこの漫画を読んで反省してほしい。(反省するような心は持ち合わせてないか笑)
それぞれの話のテーマに社会問題や世の中の誰かが抱えているだろう問題がリアルに描かれていて、深いですね。
カルト宗教にハマってしまう人、愛した人を手にかけてしまう人、愛する子供のために他人を殺めてしまう人、、、
人がどうやってそういう問題に陥ってしまうのか、そしてその時の心理。
おかしてしまった過ちには、本人にしかわからない理由がある。
当事者でなければ分からないような気持ちを垣間見ることができて、とても興味深い漫画です。
小さい頃から人は死んだらどこに行くんだろうって思うことはあったけど、本当に考えさせられる。
毎回泣いてるけどその中でも一番は虐待されてた女の子の話。胸が痛くて涙が止まらなくなった。
お母さんのせいにしないしお母さんにひどいことされてきたのにそれでも大好きって。なんでこんないい子があんな親の元に産まれたんだろうとかいろいろ考えちゃう。
市村さんの奥さんと加護の会の関係についても凄く気になる。
漫画好きな私ですが、またお気に入りの一冊に出会えました。
設定もストーリーも面白く、キャラクターも其々が魅力的で、絵も、複雑でもなければシンプル過ぎるわけでもなく、技術もあって、夢中で読み進めました。
作者さんと、出版に携わった方、全てに感謝です!
面白い!
…と言っては不適切な表現かも知れないけれど、現世で裁けなかった死者の思いをこんな形でスッキリさせてくれるのならば、こういう役所があっても良いんじゃないかと思う。
短編物で話が構成されてるのが、飽きも来なそうでフリーを読みました。
行き当たりばったりではない、考えられてる人物構成、短編で面白いのに、読んでいくほど繋がっていく色んな事が、とても面白くて気が付いたら全巻買っていました。
とくに、子供と一緒に成仏を決めた「お気をつけて」のいしまさんの話しでは読みながら泣いてしまうほど、人間模様が描かれていてとても良かったです。