死役所

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あらすじ

お客様は仏様です。此岸と彼岸の境界に存在する、死役所。ここには、自殺、他殺、病死、事故死……すべての死者が訪れる。罪無き者は、天国へ。罪深き者は、地獄へ。あるいは――。“助けたこと、後悔してるんです。…こんなことを考えてる、自分が嫌で…”命を棄ててまで、守りたいものはありますか? 魂抉る死者との対話、待望の第1巻。

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001話
第1条 自殺ですね?(1)
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第1条 自殺ですね?(2)
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ユーザーレビュー

  1. 評価:5.000 5.0
    by roka

    27人の方が「参考になった」と投票しています。

    この世とあの世と死役所と

    「この世」と「あの世」の間に設けられたモラトリアムのような世界を舞台に綴られる、様々な人間たちの死に様と生き様。

    まず、ひとつひとつのエピソードの完成度が非常に高く、読み手に喚起する感情も実に多様だ。
    温かさ、哀しさ、怖さ、悔しさ、切なさ、やりきれなさ。
    死の物語でありながら、そこにあるのは、私たちが生きてゆくことにまつわる全てであるように思う。
    いかに死んだかということと、いかに生きたかということは、ある意味では、きっと、等価なのだろう。

    また、基本的には短く完結する短編集的な作品でありながら、死役所の職員たちの背景を少しずつ描いていくことで、読者の関心を持続させているのもポイントが高い。
    特に、シ村の生前に何があったのか、という謎の吸引力は素晴らしく、これほど続きが気になるオムニバスもあまりないだろうと思う。

  2. 評価:4.000 4.0

    136人の方が「参考になった」と投票しています。

    つらい…

    ネタバレありのレビューです。表示する

    『あしたのわたし』が悲しすぎて、子供が寝静まった夜中に布団の中で号泣してしまった。本当にあった話でもないのに、最近もあった親が虐待して亡くなった子供のニュースと被り耐えられなかった。悲しすぎて読み返すことができなかったけれど、このマンガのように虐待されてこの世を去った子供たちが、次に生まれ変わってくるときにはどうか愛してくれる親の元に生まれてほしいと願わずにはいられない…。いろいろと考えさせてくれる作品で、また号泣しそうで不安ですが全話購入してしまいそう…

  3. 評価:5.000 5.0

    110人の方が「参考になった」と投票しています。

    個人的にはこの冬ベストでした

    古いアナログフィルムを思わせる、ざらっとした雰囲気。用心深く、神経の行き届いた言葉はこび。コマ割りとキャラの表情で読者に話を理解させる構成力。三者が絶妙なバランスで物語を成立させています。難しい題材を平易に読みやすく仕立ててあるのが凄い。
    主人公の事情はまだ殆どベールに包まれていますので、先が長いマンガだと思うのですが、続刊をとても楽しみにしています。自分は最後まで読むだろうと確信しています。

    それから…、死生観が絡む話なのである意味、日本でないと生まれないタイプのドラマです。個人的にはぜひ海外の人にも発信して欲しいなぁ…

  4. 評価:4.000 4.0

    78人の方が「参考になった」と投票しています。

    試し読みでファンになりました

    ネタバレありのレビューです。表示する

    この本は本屋にも試し読みがあります。
    私はメチャコミで知りましたけど。

    私は両親を一度に亡くし、死後の世界ってどんなだろう?と、ずっと思ってきました。
    もしも、本当に死役所という場所があり、こちらの世界が見えないシステムならば、気が楽なのかな?と、男やもめの話を読んで思いました。自分が死んでも誰にも見つけてもらえず、ウジとハエが集り、朽ち果てていってる事に自分は気付いていない。成仏する時にはこちらの世界が見えない方がいいですよね。
    要らないと思われる話の下りは所々たくさんありますが、最後は納得できる話が多いので死役所が好きです。グロい描写もありますが、現実だったら・・・もっと悲惨なので私は平気です。

  5. 評価:5.000 5.0

    142人の方が「参考になった」と投票しています。

    表紙の娘に起きた事(ネタバレ有)

    ネタバレありのレビューです。表示する

    社長の悪徳さよりもそれをこれ見よがしに言うばかりで謝意の気持ちがない夫人と社員の方が怖かったため、陰口が聞こえているのではないかというよりも棺桶の中身を眺める際の表情が「俺を助けるなんて馬鹿なことしたっていう証明がコレか」というものに取れました。
    義憤にかられ前科者となった娘の周りにいたのは、保険に入らないという組織の頭としてはあるまじき男と当たり障りのない付き合いを選んだ同僚に罪を罪とも思わない女史という構図。それぞれの対比が、いい意味でやるせない気持ちになる事が出来るお話です。

    あとこれは考え過ぎだとは思うのですが生前どころか死後ですらも後ろ向きだった涼子が、前向きに成仏の道を選ぶという描写。もしかすると知らぬが仏様という掛言葉になっている様に感じられて、この脱力感が妙な後味に拍車をかけているのかもしれません。

    それでは

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