5.0
異端
この宗教がカトリックからもプロテスタントからも正教会からも異端とされ、軽蔑されている理由がよくわかりました。
鞭打ちなどの児童虐待を信者に強制していたのは知識として知っていましたが、当事者のお話を読んで胸が痛みます。
幼子と言えど一人の人間。一人の人間として尊重するどころか自分の都合を押し付け利用するのは「信仰」とは言えないと感じました。
多くの方にこの作品を読んで実態を知って欲しいです。
- 28
レビュアーランキング 12222位 ?
5 | 21件 | |
---|---|---|
4 | 22件 | |
3 | 7件 | |
2 | 5件 | |
1 | 4件 |
1 - 10件目/全35件
この宗教がカトリックからもプロテスタントからも正教会からも異端とされ、軽蔑されている理由がよくわかりました。
鞭打ちなどの児童虐待を信者に強制していたのは知識として知っていましたが、当事者のお話を読んで胸が痛みます。
幼子と言えど一人の人間。一人の人間として尊重するどころか自分の都合を押し付け利用するのは「信仰」とは言えないと感じました。
多くの方にこの作品を読んで実態を知って欲しいです。
死者があの世に行く前に手続きに訪れる死役所。
死産してしまった赤ちゃんから通り魔殺-人鬼まで、実に様々な死者がやってきては手続きの際に己の死に際を顧みます。
その死に様は生き方がそのまま表れており、人との接し方や「正しさ」の在り方まで色々な事を考えさせられます。第一話の自殺した中学生のお話だけでもかなり趣深く読みごたえがあって色々考えさせるので、未読の方はぜひお試しください。
主人公のシ村さんは常にお役人スマイルが貼り付いたある意味無表情な人ですが、ごく稀に貼り付いた笑顔が消えて素のシ村さんがあらわれて興味深いです。
それにしても気の好いハヤシさんや控え目なシラ神さんといった職員の面々もみんな死-刑を執行されて亡くなったんですよね…
皆さんごく普通の人々で、とても極悪人には見えないだけにちょっと気になります。
一つ一つのお話が完結しているのでとても読みやすいですが、可愛らしくてシンプルな絵柄で語られる出産にまつまるさまざまな人々の物語がとても重いです。
コウノトリなどの架空の物語を綴った漫画に比べると一つ一つのエピソードが「結局どうなったか」がわからないままだったり真相がわからないままのものも多いのですが、それだけに生々しいリアリティを感じます。
家族の在り方や社会の中での性というものの取扱いなど、いろいろと考えさせられました。
子供たちと一緒に読みたい漫画です。
余談ですが、最初の方に出てきた授乳中の事故で亡くなったお子さん、私も作者が語っているように母の愛情に包まれて亡くなったと思います。それだけにたった一人で初めての育児に奮闘して疲れ切ってしまってついうたた寝してしまっただろうシンママの姿をリアルに思い浮かべてしまい、涙が止まりませんでした。
どうか彼女がその後よいご縁に巡り合ってまた子供を抱く喜びを得られていますように。
何だかすごく流行っているようだけど、どうせバトル・ロワイアルみたいな感じの話だろうとたかをくくって今まで見る機会がありませんでした。
…が、無料配信されていた話を読んでびっくり。よい意味で予想を裏切られました。
先生の登場の仕方や珍妙な行動パターンもすさまじいインパクトですが、子供たちとの向き合い方も丁寧に描かれていて色々考えさせられます。
時間のあるときに続きを読もうと思います。
表題作のみ購入。他の方々のレビュー通り、タイトルから連想されるようなドロドロはなく読後も爽やかです。
お勉強ができるだけでなく己のコンプレックスと向き合い上手につきあって生きている姉とコンプレックスに振り回されている妹。それぞれが相手のコンプレックスを知り向き合うことで前に進んでいく物語です。
短編だからものすごく深いわけではありませんが、さらっと読むには良いかと。
いまだに「妊娠したら特に努力しなくても母子ともに健康で安産して当たり前」なんて幻想が罷り通っている昨今。
ようやく不妊治療について語られることも多くなりましたが死産や流産に関しては隠す事がまだまだ多いので、こういう率直な体験談は貴重です。
賛否がわかれるのは作品の端々から滲み出る作者さんの頑なさというか…押し付けがましく自分と違う考えをむやみに否定したがるところが反感を買うんだろうな、と。
「妊婦さんがやったら流産死産の危険がある」と言われていることはちゃんと科学的な根拠のあることも多いのに、平気で「ただの脅し」と言い捨てるあたり、真面目に妊娠管理してたり習慣性流産の治療をしている人はかなり不快だろうなと思います。
ちなみに私は7年にわたる習慣性流産の治療(その間に三回流産しました)ののち六人安産しています。40過ぎていようが習慣性流産であろうが、医師の指示を守っていれば無事に子宝に恵まれることもあるので子供が欲しい方は怖がらずに頑張ってください。
男の目は気にならないけど、むやみにオシャレな同性に気後れしてこっそり大真面目に美容の研究。…すっごくわかります。
つけまの付け方がわからないとか、私もやりました。…というか、まだわからないから諦めてエクステしました(笑)
そんな「同性が気になってこっそりオシャレ研究」している女子モドキには最高の漫画です。
病気で急逝した同級生の葬儀で再会したクラスメイトたち。
はじめは死というものの実感がなく同窓会気分ではしゃいでいましたが、ご遺族の姿を見て認識が変わったようで空気が一転、同情して泣き出す子もあらわれます。
そんな中、悲しみに浸ることもできず自分は何かが欠けているのではないかと悩む主人公、ちょっと共感できます。
無料分は葬儀の席で何かが明かされそうになるところで終わり。続きは…ポイントが余ったら読むかも?
はだしのゲンのように殊更に「戦争の悲惨さ」をこれでもかとつきつけてくるのではなく、「普通の人々」のありふれた日常をほんわかとしたタッチで淡々と描き続けるが故に、かえって徐々に壊れていく「平穏な日々」の大切さと戦争の恐ろしさがじわりじわりと身に染みます。
子供たちにもぜひ読ませてみたいです。
画も綺麗で迫力があり、ギャグとシリアスのバランスもよくぐいぐい引き込まれます。
辛い過去を背負った主人公とヒロインが一つ一つ困難を乗り越えて成長を重ねながら絆を深めていく…という王道中の王道パターンですが陳腐なところもなく良い作品です。
ただまぁ、ちょっと長くひっぱりすぎかな?
設定により、一部のジャンルや作品が非表示になっています