この世界の片隅に

あらすじ

映画化作品「夕凪の街 桜の国」の第2弾ともいうべき本作。戦中の広島県の軍都、呉を舞台にした家族ドラマ。主人公、すずは広島市から呉へ嫁ぎ、新しい家族、新しい街、新しい世界に戸惑う。しかし、一日一日を確かに健気に生きていく…。

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この世界の片隅に のスタッフレビュー

おーじ

すべてを変えた昭和20年の夏に、変わらなかったものとは?

太平洋戦争を生きた1人の女性の半生記

太平洋戦争さなかの1944年(昭和19年)、絵が得意な主人公の少女・すずは、広島市江波から呉の北條周作のもとに嫁ぎます。マイペースな性格と、持ち前の一生懸命さでささやかな毎日を送りますが、戦争で生活は貧しくなる一方。さらには、住む町が戦況の悪化により空襲の被害を受けるようになります。1945年(昭和20年)、すずは故郷の方面に巨大な雲が現れるのを目撃。呉まで届いた、全てをつんざく閃光と轟音を体験します。その後、両親たちの身を案じる日々も束の間、ラジオの玉音放送で終戦を知ることに。戦後の凄惨な境遇に直面する彼女ですが、それでも強く生きようと決心します。

クラウドファンディングによるファンからの出資でアニメ映画化を果たしたことでも話題。人気漫画家・こうの史代先生の大ヒット作です。

“普通”の素晴らしさを知れる物語

本作では、戦争による周囲の変化が彼女に与える影響を、何気ない当時の日常を切り取るという手法で丁寧に描ききっています。慣れない結婚生活といった、現代においてもありふれた生活がテーマです。大切なものを失っていくという戦争の惨さとともに、ユーモアや温かさあふれる家族愛も心に刺さります。

生きづらい時代でも前向きに笑顔を忘れない彼女に、元気をもらえること間違いなし。「戦争」を知れるというよりも、「ありふれた日常の素晴らしさ」を私たちに気づかせてくれる一作です。

2016/10/14 11:30

ユーザーレビュー

  1. 評価:5.000 5.0

    2人の方が「参考になった」と投票しています。

    今更映画を見て惹かれました

    原作は小説ですが、漫画にもなっているとの事なのでココで検索したら見ることが出来ました。
    やはり小説の細かい描写に比べると端折られている部分が目立ちますが、映画と違い重要な描写をストーリーが組み込んでくれてあるので内容がわかりやすくとても読みやすかったです。

    大戦を題材にした作品は戦争の悲惨さを訴えるためなのか原爆や空襲メインでグロテスクな描写が多かったりザ・戦争という内容や所々ヘイト発言が目立つ印象でしたが、こちらは当時の方々が体験してたであろう事柄をメインに、社会はどのような状況だったのか、国民はどのような生活を送っていたのかがわかりやすく描かれています。
    私は祖父母や介護施設の利用者さんから体験談を聞いていましたが、その内容と似ており、改めて当時の方々の苦悩を教わった気がします。

    事故や災害と違い、お国の為だと軍人になり戦争に身を投じた男性達、戦争に勝ち無事に夫や息子が帰ってくるのをただ願い待つ人達、被害を抑える為だと家を壊して遠く離れた土地に疎開する人達、空襲で数え切れない命が失われそれらを幾度となく目の当たりにする事は、戦争を知らない人・地域は想像し難いものだと思いますし、戦争とはこういうものだと教えてもらえる作品はとても大切だと思いました。

    また、主人公のすずは天然でトロくても一生懸命で、周りに支えられながらも強く優しく生きる姿に感動しました。

    映画を見て内容が入ってこずいまいち「?」な状態の方はこの漫画を見るといいと思います。

  2. 評価:5.000 5.0

    3人の方が「参考になった」と投票しています。

    切ない

    空襲に脅かされながら、それでも家事をして畑仕事をして毎日を一生懸命生きた主人公に感動した。きっとこの時代の人達はみなそういう生活をしていたんだろう。自分達で作った防空壕?に警報が鳴ればすぐに避難して空襲がおさまるのをじっと耐えて待って。それを毎日何回も何回も繰り返して・・・ もし自分がこの時代に生きてたら
    怖くて毎日泣いて暮らしてたかもしれない
    と思った。だって読んだだけで泣けますから・・・
    戦争時代に生きた人達はたくましかったんだ。
    毎日当たり前のように平和に暮らせてる日々が大切で尊いものだと、ありがたいことだと実感させられました。

  3. 評価:5.000 5.0

    26人の方が「参考になった」と投票しています。

    確かに存在していた

    戦時中の広島、といえば決して忘れられないあの出来事がありますが、この作品は、毎日をただひたすら丁寧に生きる一般人の素朴な物語です。
    シンプルな絵柄で刺激的な描写がない分、余計に想像するところがありました。
    この作品に出てくる人たちのように望まずして歴史を生きた人たちが、どれくらいいたでしょうか。
    私たちが教科書で習った数ページの裏にたくさんの人たちの生活が確かにあったんだ、そう思えた作品でした。

  4. 評価:5.000 5.0

    28人の方が「参考になった」と投票しています。

    戦中の日常

    戦中の日常を丁寧に描いた作品。

    暖かみのある作者の絵柄もあってか、「反戦」「平和」のような説教くささもなく、主人公の生活が淡々と描かれています。
    淡々と描かれているからこそ「失っていくもの」にリアリティを感じ、切なくなります。

    今の時代も「当たり前の日常」が明日あるとは限らない。今日という日が、あとから思えば大切な時間だった・・・と言うこともあるかもしれない。
    「当たり前の日常を、後悔の無いように大切に生きる」という大きなテーマ、メッセージを感じました。

  5. 評価:5.000 5.0

    7人の方が「参考になった」と投票しています。

    素晴らしい

    映画を先に観たのですが、本当に、この作品にありがとうと言いたいです。
    戦時を描きながら、陰惨でなく、政治的に戦争反対を叫ぶでもなく、温かい眼差しで描写されているのがとても良いです。絵もふんわりしてるしね。
    市井の人々が懸命に、でも明るく、優しく、普通に生きていることに、逆に胸をうたれます。

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