4.0
考えさせられる
大変考えさせられる内容で胸に込み上げてくるものがあります。
いまは、亡き祖母の弟が
特攻の見送りをしておりました。
聞いた当時、どんな気持ちで見送っていたのか尋ねた際に
当時の気持ちと
平和になってから振り返る気持ちは違うんだと言っていたことを思い出しました。
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大変考えさせられる内容で胸に込み上げてくるものがあります。
いまは、亡き祖母の弟が
特攻の見送りをしておりました。
聞いた当時、どんな気持ちで見送っていたのか尋ねた際に
当時の気持ちと
平和になってから振り返る気持ちは違うんだと言っていたことを思い出しました。
いきなり冒頭からぶっ飛んでます。
人間ドラマ。私の知らない世界を目一杯見せてくれ楽しませてくれました。
毎日無料、19話まで読みました。
人間魚雷、回天を巡る人々の思いが中心になって展開されています。
戦時下の言いたいことも言えず、「国のため」 と言いながら死に向かっていく状況は、現代の私たちからみたら、頭おかしい、洗脳されている、というふうに見えると思います。
けど、その中でも…… いえ、そんな状況だからこそ、彼らは真摯に 「生きる意味」 「死ぬ意味」 について自らに問いかけ、人と語るのでしょう。
しかし、彼らの見出だした答えは、私にはあまり納得が行きません。価値観が違いすぎるのだと思います。
彼らが、死んでいくしかない、それがただただ切なく悲しい。
なんとかならなかったのか、というモヤモヤした思いが、読み進めていくとつのってしまいます。
特攻隊と言えば、片道の燃料だけ積んだゼロ戦に乗り込み敵戦闘機に体当たりするものだと思っていました。海の特攻隊があったなんて本作で知りました。優秀な若い学生さんなどが、この国の為命をかけて戦ってくださったこと、語り継ぐべきだと思いました。
これって実話なんですよね?
戦争中の庶民モノも読みますが、こういう軍の話も分かりやすく描いてあって良いです。
人間魚雷、聞いたことはあるが、どんな物かは知らなかったので、非常に勉強になった。学校の授業もこういう漫画なら入りやすいのに。
人間が命を絶つ。
自殺とかじゃない。
お国の為とか(/´△`\)。
まさに頭が下がる思いです。
特攻隊の方々には、尊敬します。
平和な時代に生きてきて、それが当たり前なのだと思っていたけどいざ世界に目を向けると日本は奇跡のような国だなと思う。
今この瞬間も命の危険に晒されている人が世界にどれだけいることか‥
この本は戦争の怖さを知り、起こさないために必要な事を見つめ直すいい機会になると思います。
まだ読み始めですが、重いはなしなのはわかります。そして戦争の残酷さが初っ端から詰まっています。8/6に読み始めたのもなにか意味あるのかも。
私の曾祖父は陸軍航空隊?のパイロットだったそうで、上官の立場にあり、
敵機より更に上を飛び、日本の特攻隊の成果を見届け報告する義務にあたっていたそうです。
飛行機の話はその子である祖父からよく聞きました。
祖父自身、昭和20年8月末に特攻隊として飛び立つ予定でした。(終戦の方が早かった)
諜報機関にもいたので、一度ふるさとに帰ってもヒゲぼうぼうで、汚い格好をし、母にも兄弟にも何をしているか言えなかったと言っていました。
同級生に会って馬鹿にされた場面はこの作品でもありましたが、
祖父から聞いた話そのものだなと思いました。
死に向かう日々を過ごす気持ちを祖父の口からは一度も聞いたことがありません。
思い出したくもないのか、先に飛んでいった戦友を思ってなのか、辛いのか、達観してしまっているのか、
胸中は私たち世代には到底計り知れないものだと思っています。
寄り添えるとすれば、話を聞くことも出来ないので、本当に手を握り目を見て私の話をすることくらいです。
こちらの作品は空を飛ぶ特攻隊ではなく、海の中から出撃する回天のお話です。
なんのために死ぬのか、
なんのために生きるのか、
自分はなんなのか、
自分のために死にたい。
心中の移り変わる様子が細かに描かれていて、まるで当事者の隣に座って話を聞いているかのような錯覚を覚えました。
犬死にしたくない。
かあちゃん。
そんな言葉、本当に20代そこそこの男の子の口から出たのかな?とすら思った事もありましたが、
この作品を読んでようやく理解できた気がしました。
悲しい、辛い、では語り尽くせません。
ただただ、自分たちの世代も、
何か一つでも人のために出来ることをする機会が持てる人間にならなくてはと思います。
何も無かった彼らにとって、
最後の希望は明るく平和な後世だったと思うから。