5.0
主人公が変わると自分の見方も変わる…自分だけじゃなくいろんな人がいろんな想いで生きているんだという当たり前のことを、改めて認識しました。
そして、大小様々ながら誰もが抱える「後悔」に向き合う登場人物たち。自分に置き換えずにはいられませんでした…。
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主人公が変わると自分の見方も変わる…自分だけじゃなくいろんな人がいろんな想いで生きているんだという当たり前のことを、改めて認識しました。
そして、大小様々ながら誰もが抱える「後悔」に向き合う登場人物たち。自分に置き換えずにはいられませんでした…。
いろんな人たちの恋愛と日常を描いたオムニバス形式のマンガです。
登場人物は多いので、たまにあんたダレ?
ってなりますが、一人一人の心理描写は見事。
それぞれの人生があるのだと実感します。
一応主人公となる二人がいますが。
それぞれの過去を乗り越えていくところは、ぐっときますが…
あまり共感はできなかったかな
コミック全巻持ってて
いくえみ綾先生も大好きで
見つけた瞬間「あー!!」ってなりました。
読み始めてすぐに学生時代に戻りました。
いくえみ綾先生は、絵がキレイ。
さみしげな顔が特に。惹き込まれます
話は変わっていくけど、全員つながっている。全部読むべき漫画です。
かんなちゃんと、はるたの話だけど、その2人をとりまく周りの、ありそうな、平凡な、話。
はるたが死んで、かんなは、ずっとそこから時が止まっていて。それを気付かせてくれた、あさみ。ろくちゃんに出会えて、かんなもろくちゃんも、救われる。
ろくちゃんに会って、初めてしゃべったむっちゃん。泣くよね、ろくちゃん。
真山も、あさみも、傷を抱えながら、大切な人ができていく。
はるたを想う、かんなの気持ち。
かんなの気持ちを、わかってくれる、ろくちゃん。
みんな優しい。
いくえみ先生の描く、日常が、大好きです。
いくえみ先生の作品は面白いですね。
登場人物の気持ちが交差して、誰もが主人公。
いくえみ先生の作品は奥行きがすごい。。
そして流石と思ったのが、登場人物のファッションがちゃーんとその時代(2004年頃?)に流行したもので、しかも自分は登場人物たちと同年代だと思うので、まるで自分の青春時代を覗いているような懐かし〜い気持ちになりました。2004年頃のファッションて今見るとめちゃくちゃダサいんですよね😂でも当時たしかにこれがお洒落だったんです。自分もこういう素材や形の服を買い求めていたな。。とそんなこと思い出してとっっても懐かしくなりました。過去の作品を読んでこんな気持ちになったのは初めてです。
なんとも切ない、ツラくて重たい気持ちになることも多い作品。
でも、やっぱりこの先生の作品は素晴らしいです。
主人公?のカンナとハルタの話から、まったく別の登場人物の話になったりものすごく広がっていくんだけど、少しずついろんなところで誰かと誰かの繋がりがあるっていうのがとても面白い。
大人になったあさみとカンナの再会は、感慨深いものがあったなぁ。
ラストも良かった。
定期的に単行本で読み返してしまう、好きな漫画です。
リアルタイムで読んでて泣いて
単行本出るたび泣いて
友達に貸す前に自分で読んでまた泣いて
どの友達か借りパク依頼の
今更ながら一気買いしてまた泣いて
禄ちゃんが生きてて良かった
朝美が竹を割ったような性格で良かった
いちえちゃんがいい子で良かった
キヨがいとこで良かった
百花が本気のケンカしてくれて良かった
マヤがあの時カンナを見つけてくれて
良かった
むっちゃんが禄に会いたがってて良かった
偶然なんてこの世にない気がする。
リアルタイムの時からカンナと朝美が
再会した時のあの言葉
物凄く強烈な電撃が体中に走って
あのセリフはずっと忘れられない
永久保存版だ
マスターがほっこりで良かった(笑)
無料分を全部読んで…
これ、短編オムニバスだと思いきや全部話が繋がっているんですね!伏線もすごいし、こんなに大量に出てくる登場人物のキャラクターや顔立ち、エピソードをシッカリ描き分けていて尊敬します。
1番最初に出てきた梶山先生が、場面や時空(?笑)を超えて今のところバンバン出てくるのですが、強い個性にも関わらずハルタエピソードのインパクトが強烈すぎて物語の要はコッチなのかな?という印象です。
親しい人に急逝されると、人生観かわるよね。。。でも周りの人や日常、そして何より自分の気持ちを守る為に立ち止まってしまうのは、私も似たような経験があるのでよく分かりました。
素敵な作品です。まだまだ先は長いようですが読み切りたいと思います。
いくえみ綾さんの作品はおそらく「POPS」以来なので、随分とご無沙汰をしてました。
言葉を尽くして状況や心情を説明するのではなく、シーンを描き会話のやりとりで伝えるのが絶妙なところが変わらずで嬉しかったです。説明過多じゃないから、その都度登場人物たちにこちらの気持ちを寄せていける気がします。
今、高校時代の友人とはひとりも繋がってませんが、この作品を読んでたら、ああでもあの頃はその繋がりが全てだったと思い出され、あの頃はあの頃で濃密な日々だったんだな、あの時代なりに懸命に生きてたなと自覚することかできました。
他の好きな作家さんの尊敬している作家に名前が出ていて、この作品自体、昔から本屋や、漫喫などでもよく飾られていたのもあって、ずっと気になっていた作品でした。
半年前位で読み始めた時は、なんだかあまりにも淡々としていて、これなんでそんなに高評価が得られるんだろう?と読み止めてしまったんですが。後で話が繋がるから!ってレビューを見て、やっぱり気になるから、最後まで読んでみました。
読んで良かったです。読んでいる間は、物語に出てくる人物達の人生の一部を垣間見ているような気分で、終えた後はとっても長い小説を読み終えた様な気分になりました。
この頃の作品ってNANAとか僕等がいたとか、重いというか深いという作品多いですけど、これもそんな感じで、そのような作品が好きな方には是非おすすめです。