5.0
烈女
日本の歴史に名が残る女性は少ない中で、とてもドラマチックな生涯を送った人だと思います。父親の処刑、夫と離縁して家光の乳母になるなど、池田理代子さんの画力とストーリー展開の巧みさで既に内容がわかっているのにとても楽しめました。当時の女性としては最高の栄華を極め、春日局の称号を得るまでの苦労を強運の持ち主まさに烈女だと思います。
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日本の歴史に名が残る女性は少ない中で、とてもドラマチックな生涯を送った人だと思います。父親の処刑、夫と離縁して家光の乳母になるなど、池田理代子さんの画力とストーリー展開の巧みさで既に内容がわかっているのにとても楽しめました。当時の女性としては最高の栄華を極め、春日局の称号を得るまでの苦労を強運の持ち主まさに烈女だと思います。
春日の局が、明智方の重臣の家柄なのは知っていましたが、これを読んで詳しくよく分かりました。
また、結婚し、子供もいたことも知りませんでした。以前は、逆反の側の女性が何故徳川家中にと思い、明智に関しては、逃げ延びた説もあるので、徳川とは、何か関係が深い物があったのかとは思っています。もしも、の話ですが。小早川の裏切りがあったからでしょうか。
歴史物は、フィクションも少しは入るので、面白いです。
こんな高い額とギリシャ彫刻の目鼻、特にノルマン特有の四角い顎、これで封建時代の日本と言われても誰も信じないし、作者自身、自分の作っている世界を信じていないとしか思えません。
池田理代子のフェミニズムは70年代に特徴的なもので、民主主義的な知性の加熱が生んだ高学歴で急激な教養主義的再教育を受けた女性が描いたバイポーラーな理想の自分。半分男で半分女、女王であり愛のスレイヴ。それだけを女と信じる人がどうやって女性の歴史を紐解けるだろうか。
力と愛、政治と愛の弁証法について、池田理代子はどこまで考えたんだろう。愛は政治で、権力のみが感情を生み出す、しかし、権力以上の権力がある、それは信仰だ。。。その意識が紫式部を導いていたけれど、池田理代子にはそんなものはない。いつまでも、高度経済成長日本のサブカルチャー的教養に裏打ちされた「女の生きにくさ」を唱えているよう。
池田理代子先生と言えば、ブロンドの可愛い女の子や、長髪の素敵な美青年が出てくる外国のお話を、子供の頃は映画を見るような感覚で読んでいましたが、日本の大奥の話を書いていたのですね!!
春日局と言えば知らない人はいないほど、有名な人ですが、改めて読むと歴史がより深く楽しめるような気がします!
さすがに面白いですね、
歴史物が好き、ベルばら好きなので池田理代子先生が春日局を描いてらしたとこちらで知り、試し読み中です。
今、まさに大河ドラマで本能寺の変に迫るところのため、登場人物などの背景がわかりやすいです。
春日局については大筋は知ってはいても、奥に上がるまでのことはあまり詳しくないため、
細やかに分かりやすく進められるお話を楽しみたいと思います。
春日局といえば大奥ですが、大奥についてはほとんど描かれていません。幼少期から晩年にかけ、苦境から将軍の乳母に昇りつめていく強さ、りりしさを中心に描かれています。孤高のキャリアウーマンという感じ。
女達がひしめくドロドロの御殿を取り仕切った元祖お局様なのに、そこはほとんど掘り下げてなくて、ちょっともったいないです。実在の人物の話だからなのか、史実の説明書きが多く、人物の内面の描写も浅く、歴史の教科書みたいでした。
主人公はして幼少期に父親の無惨な
死に様を見てしまう。
それでもたくましく生きていこうとする
彼女のメンタルの強さが半端ない。
仮に自分が彼女の立場なら、
とっくに寝込んでしまうだろう。
波乱に満ち満ちた激動のその生涯は、
「火宅」という言葉に表現され幕を閉じる。
作画の美しさ、描写の細かさはさすが!としか言えませんが、そこまで注釈付けなくてもいいのでは?と思った
まるで、「漫画で読む歴史上の偉人」シリーズみたいで、そのシリーズ本なら有りだけど、普通に漫画として読むだけなら、説明多すぎですし、普通に常識として知ってるよね、くらいの事も注釈あるのは、読んでてしんどいです
ベルバラでハマって、同じ漫画家さんなので読んでみました。絵も綺麗だし、登場人物のコメントも入っているので、歴史の復習にもなります。昔歴史を勉強たのに随分忘れてしまってるな笑。最近大奥はTVドラマでも放送されないので、全部読むのは楽しみです。
ひとこま置きに人物紹介とか、用語説明のコマが入ってストーリーが全く進まない。マンガというよりは歴史の教科書を読まされているように感じた。筆者がよく調べあげた上での作品であることは分かった。しかし、ストーリーよりも興味の無い説明で作品の半分が占められており、読者目線ではないただの頑張りましたアピールになっている。