5.0
人間らしさを素直に描いた素晴らしい作品
単純にストーリーも面白いが、人間らしさ溢れ、人として大切なことを心から感じさせられる作品。
それを誰にでも親しみやすく、漫画で伝えられる所はまさに福本作品。
皆に死ぬまでに一度は是非読んでいただきたい。
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単純にストーリーも面白いが、人間らしさ溢れ、人として大切なことを心から感じさせられる作品。
それを誰にでも親しみやすく、漫画で伝えられる所はまさに福本作品。
皆に死ぬまでに一度は是非読んでいただきたい。
社会人のリアルな心理を含んだ福本作品を代表する作品の一つ
時代が違えばアニメ化は間違いない作品で、むしろ今からでも遅くないと思うものです。
カイジやアカギなど、博打系の漫画で有名な先生の変化球に戸惑いつつ
黒沢の哀愁がなんともリアルで、こういう中年男性がいるのかな?と考えてしまいました・・・
最初、今回の福本漫画はどんなギャンブル話だろうと思い、ページをめくるがギャンブルは一切出てこない!そこがまた新鮮!アジフライの話はくだらないが表現がいちいちおもしろい!黒沢=アジフライのイメージ
前にテレビで紹介されていました。
主人公は、普通だったら脇役(しかもかなり目立たない)みたいな性格です。でも、それがある意味最強かも。とにかく、実際に身近に居たら、決して好きにはなれない、恋愛対象にもならない、気にも止まらない、そんな感じの人です。でもそんなダメさが面白さを倍増させています。
主人公の黒沢さんは不器用を超える超不器用な
人間。
趣味もなく漫然と働き仕事以外の会話がない。
なんか人ごとに思えない。
単身赴任や独身赴任の会社員でもないのに
周りに友達がいずに自分から誘うこともしなかったららこうなるのかと。
自分と似たような境遇でした。最近には無いマンガです!
黒沢とは全く境遇が異なりますが、自分も何か取り柄があるのかな、つまらない人生なのではと自らを省みながら読んでいます。
このような社会的に見て少しダサい不器用なおじさんを下に見てしまう心理が働くから面白く見えるのでしょう。一生懸命やっても空回りなところは面白く見え、ケンカが始まる章になると急に面白くなくなると言う方も結構いるのかとは思います。
福本さんの漫画としては珍しく、ルールのあるゲームとかではなく人望とかケンカとか。カイジとか零と比べると「すげえ!」って感じはない。けど、つまらなくはない。言ってることも大事なことだと思う。