5.0
塩対応もぽっちゃりも個性の一つ
昭和の日本だったら、相馬くんの「塩対応」では難しいところもあったかもしれないけれど、令和の今、それほどズレた行動なのでしょうか。予定も確かめない突然通知の「親睦会」に、自分を合わせる必要は全くないし、仕事に支障がなければ、必要最低限の対応でも、文句を言われる筋合いはないはず。それに、八方美人のチャラ男より、自分ひと筋の彼氏のほうが、絶対安心できるもんね、彼女としては…。
デブ・ぽっちゃりを含め、見た目で相手を判断なさっている皆様、いつまでもあると思うな、金と見た目。あなたが価値を置いている「見た目」は、時を重ねる=ホルモンバランスの変化という当たり前の時間の中で、シミ、シワ、肥満、内臓脂肪、高血圧、コレステロール値、動脈硬化、白髪、抜け毛、ハゲ等というかたちをとって、必ず変化していきます。見た目重視で生きてきた人ほど、精神的に辛いよ〜。
だから、塩対応の相馬くんにも、ぽっちゃり世話焼き属性の琴里にも、周囲を気にせずそのままの二人でいってほしいな。イケメンの溺愛モードは、性格良しのヒロインにのみ発動されていれば、それで◎ その上で、二人でよい方向に変化していけば、それでいい。
三星マユハ先生の画は、好みどストライクなので、それだけで星5。続きが楽しみな作品が、また一つ増えました。
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