5.0
続編を待っていました
前作のシーツの波間で~を読んで、この後の二人はどうなってしまったのか、ずっと気になっていました。チェックしたところなんと続編が。躊躇うことなく読みました。前作から数年後の再会の物語です。当時、言葉も通じない二人でしたが、来日に合わせて彼は言葉を覚えてきてくれていました。主人公を忘れ去って自分の世界に戻って生きてきたのかと思いきや、彼の中でもあのときの出来事は大切な思い出となっていたようでした。今回はラブ100%だけでなく、簡単には結ばれない現実の難しさも表れてきます。しかし困難に向き合いつつ、成長を見せていく二人の関係に、「運命って存在するんだ…!」と実感せずにはいられません。最後は祝福のハッピーエンドへ、あの一夜の出来事は泡沫の夢なんかじゃなかったのです。
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