5.0
じんわり良作
主人公の加納くん、繊細で傷つきやすくて臆病。いつも泣いてる。
それだけ、自分に正直なのかな。
それゆえに生きづらくもある。
別の見方をすれば大変重い…面倒なやつ。
その自覚もあるけど治せなくてそれも辛い。
主人公に共感する女性は多いと思う。
私もそんな一人。
全部じゃないけど、思い当たることがポツリポツリ。
孤独な時の休日の過ごし方とか、作者さんに見られていたんか?と思うくらいです。
そんな加納くんが、ずるずるずるっ~と引き摺る失恋から、いかにして立ち直るか?立ち直らないのか?の物語です。
加納くんの失恋と孤独を、徹底的に味わうお話なので、エロ量は少なめです
。
でも決して暗いお話しではありませんし、読後感も爽やかです。
個人的には涙活な感じだと思います。
加納くんのさ迷いの途中で関わってくる、高校生(カンパネルラ君)や店長もすごく素敵です。
涙を流しつつデトックスしたい方にお勧めしたいです。
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