5.0
物語の作り込みが秀逸。
まるで実話かのようなドキュメンタリー感覚でさらさら読めて一気に読破しました。
人喰い。普通じゃありえない事だからこそ怖くミステリアスで興味深くて。最終話もめでたしめでたしで終わらない辺り、作り込みがうまいなと思いました。
時にあの描写が迫力あり過ぎて分かりにくい箇所もありますが、それもこの方の味なのかなと。
内容、描写、展開ペース、全て抜群です。
オススメします。
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物語の作り込みが秀逸。
まるで実話かのようなドキュメンタリー感覚でさらさら読めて一気に読破しました。
人喰い。普通じゃありえない事だからこそ怖くミステリアスで興味深くて。最終話もめでたしめでたしで終わらない辺り、作り込みがうまいなと思いました。
時にあの描写が迫力あり過ぎて分かりにくい箇所もありますが、それもこの方の味なのかなと。
内容、描写、展開ペース、全て抜群です。
オススメします。
86話まで読みました。村社会の閉塞感やカニバリズムという題材の怖さにゾクゾクさせられるのもありますが、人物の描き方の上手さがハンパないので物語をリアルに感じられる肌感がすごいです。
単純に田舎で銃撃事件が多発するって意味なのかな。
主人公の活躍がわかり難いけれど、
家族を守るために戦う姿勢がカッコいいとは思う。
無料分86話までの感想。
物語が進むにつれて主人公の活躍する姿は応援したくなってくるが、それ以上に話が二転三転して引き込まれていきました。話の内容や描写はグロいものがとてもよく出てくるし残酷なシーンも多いが村の人間や後藤家や警察の人間などそれぞれ敵なのか味方なのか読み進めていくまですぐには分からなくてなかなか想像力を掻き立てられました。後藤家、供花村、阿川家それぞれのストーリーにスポットが当てられてて楽しめた。ただ一つ共通して取り上げて考えさせられるのは子供の大切さや尊さ、そして子供の未来を奪ってはいけないという事だ。
深みのあるラストに、なんて〜〜〜!?ってとこで読了。後藤家だけじゃなかったんなら、今までのやり取りは一体……??解釈により評価分かれるかも。個人的にはもう少し謎を明かして完結してほしかった(この含みを持たせる終わり方がホラー的様式美なのかも知れませんが……)
あと、あの人って結局ずっと檻に入れられてたの?意外と外に出歩けてたの?突如として現れるからこれも理由明かしてほしかったw
正義感溢れる交番のお巡りさん、駐在さんともいう。
阿川という駐在は奥さんと娘の3人でこの小さな村にやって来て、馴染んでいくのかと思いきや、この村の秘密や、前の駐在さんの不可解な失踪からどんどんのめり込みます。
画的に誰が誰か、若いのか年寄りなのかが分かりづらいし、後半の村人と警察の対峙に至っては犠牲者が多数で誰も幸福になり得ないのが苦しい。
物語の前半はすごく面白くて、怖いけど夢中で読んでいました。後藤家の人よりも村人達の一見優しそうで閉鎖的な性質の方が恐怖を感じました。もう絶対最後まで読む!と思っていましたが、大悟が祭りに乗り込んでからの後藤家とのバトルシーンが分かりづらくてトーンダウンしてしまいました。誰が誰やら、何がどうなっているのか、読み返しても分からないコマがあり(私だけ?)釈然としないまま無料分が終わってしまい、読み進めるか保留になっています。神主さんが黒幕⁉︎と気になる所ではありますが!
最初は読むのをためらいました。もう表紙からして気味が悪すぎて…。
その後、読み進めても、全然ほっと一息つけない展開。どんだけしつこいんだよ?っていう、うざい通りこして、もはやホラーな村人たち。カルトすぎる結束力を見せる村の支配者・後藤家の面々…。
画もリアルで、だからこそ、とんでもない気持ち悪さに打ちのめされまくるのに、息を飲んでどんどん読んでしまいました。
食人村の絶対的支配者だった「後藤銀」の呪いに、未来を担う子どもたちだけが、負けずに打ち勝てた結末に、一筋の希望の光が見えてほっとしました。
でも、最後の最後のカットでまた、追い討ちをかけられるんですけど。
話はとても引き込まれます。
実際に、こういう閉鎖的な寒村ってありそうですし、村特有の掟とか言い伝えとかありそうでリアルな話だと思います。
とても先が気になるし、引き込まれていくのですが、絵が少し分かりづらいというか雑に感じてしまいます。
今どういう状況?どれが死体でどれが何なの?と、少し分かりづらい絵かな。
もう少し見やすい絵だったら、もっと読みやすいんじゃないかな。
でも、ストーリーはとても面白いので、続きが楽しみな話です。
田舎の人の絆の強さや閉鎖性をこういうテーマと絡めて描くのは、現実に過疎などで苦労しながら暮らしている人々の事を思うとちょっと抵抗がありました。
とはいえ、ホラー好きの性(さが)ゆえ、面白い事は面白いですね。主人公の新しい駐在さんが村人の異常さにとまどったり葛藤したり、不安に駆られて妻の前で涙を流したり、よく描けてると思います。ただ、テーマがテーマだけに気持ち悪いです。星4にしましたが、ほんとの評価は3.5です。
時代を大正や明治(できれば江戸以前)に移すとか、舞台を異次元の平行世界にするとかしたら、気持ち悪さも半減し、もう少し素直に楽しめたかもしれません。