【ネタバレあり】サタノファニのレビューと感想（5ページ目）

無料分を読んでみてはまってしまいました。
まず、絵がとてもきれいです。
グロかったりエロかったりといったシーンも全然読みやすかったです。
おもしろいんですが、こんな被害にあった主人公が無期懲役ってなんで？？？と突っ込みたくなるところもあります。
そして、裁判で遺族が人殺しだのなんだの野次ってたけど性犯罪者の身内がよくもまぁでてこれたもんだなとつっこみたかった笑

一種のスタンド

「結局どういう話なんだろう」という曖昧な関心でしばらくズルズルと読んでしまった。
こんなに扇情的な描写が本当に必要なのかな、と違和感を持ちながら。

が、ヨーゼフ・メンゲレの登場から、俄然、興味が湧いてきた。
これは、一種のスタンド(←ジョジョ)バトル漫画である。
歴代のメジャーな殺_人鬼たちが、登場人物に「憑依」して、特殊能力を発揮させる、と言えば伝わるだろうか。

興味深いのは、殺_人鬼たちが「実在」の人物である点だ。
ヨーゼフ・メンゲレ然り。
これからどんな「スタンド」が登場するのか、私の主な関心はそこである。
それはこの漫画の本来の楽しみ方とはズレているが、シリアルキラーに興味のある読者なんかは、結構楽しめるかもしれない。
保証は出来ないけれど。

バイト先の先輩は最低だし友達の男どもはもう本当にどうしようもないやつらで笑ってしまいそうになりました。
主人公は複数人に襲われ極度のストレスでメデューサと化したわけですが理由が理由ですし仕方ないんじゃないかと思います。裁判で先輩の家族が泣きながら娘を返せと声を荒げましてがあんなやつ家庭ではどんなに可愛い娘だったのか謎。

埋め込まれたモノ

シリアルキラーの遺伝子が眠る少女。
その少女同士が寝食を共にし、ぶつかり合う事で何が生まれるか。
陰謀たっぷりエロちょっぴりな作品です。

過去の連載作品から人物を使い回ししてるのは、多分作者さんが相当ご自分で生み出された人物に愛着を持たれてるからなんだろうなぁ、とか思いながらこの作者さんの連載作品を毎回読んでます。
あの作品のあのキャラ好きだったな、という人は読んでみてもいいかも？

各々の性格とか外見はほとんど変わらないのに、世界観が違うだけでこんなに動き方が違うんだと思わされるのはやはり作者さんの腕でしょうか。