4.0
朝ドラか大河級の展開とボリューム。
運命に翻弄されながら、和菓子の世界で切磋琢磨していくさくらと椿。なかなか鮮明には明らかにならない過去の謎とその引いた尾の絡みあった上にかつてのこどもたちである主人公たちも大人も、老舗の大店と、関わる店も客もが運命を弄されて行く。
複雑にするためだけに張られている伏線ではなく、物語が深くドラマ性があります。
脇を固めるキャラも、最初から謎多かったけれど足長おじさんのようでいて実のところ謎めいたどころではない大きな裏のあったひと、純粋な気持ちで主人公たちを支えるひと…描かれ方が都合で放り込まれた浅いものでなくひとりひとりしっかりしています。
読み始めに思った以上に壮大で複雑な展開、131話まで追いましたが…
ここまで苦しいことになるとは。
できれば、苦難を乗り越えて2人と周囲には幸せになって欲しいし、和菓子の道も店もよい方向へ行って欲しいと願わずにはいられません。
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