5.0
完全版!
コミックは持っていて何度も読み返している大好きな作品です。
身勝手な源氏と中二病か?とイライラする薫の2人の主人公よりそれ以外の登場人物が素晴らしい。
須磨に流された源氏の元に駆けつけた頭中将。子供を通じてお互いを認め合った紫の上と明石の君。帝の中宮ながら不義の子を宿しながら凛として守り抜こうとした藤壺。それを感じつつ桐壺の更衣を最期まで愛した桐壺帝。万事控えめで穏やかな花散里。気高く素直になれなかった葵。先妻の子ども達も共に幸せになろうと気持ちを切り替えた玉鬘。どこまでも優しい朱雀帝。
紫の上の家臣?犬君が子供の頃から「犬」柄の衣装なのが洒落ていて楽しい。
美しい絵巻はスマホの小さな画面で見るのは少しもったいないですね。
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