5.0
こんなに感動したの初めて(T . T)
これは、壮大な大河ドラマである。
更紗と朱理の悲しみに胸がつぶれて、新橋の可愛らしさにほっこりして、多聞の「〜なのだす」が嬉しくて、沢山の涙と愛に包まれるタタラと、周りの仲間たち誰もが光り輝き、人間っていいなと思わせてくれる。
そして、出会いからその最期に至るまで、ひたすら更紗の盾となり、守り抜き、時に叱咤激励し、遠くから優しく見守る揚羽…。
かの炎柱と同じく、凄まじい気迫と信念をもって、大義の下にその思いを託し、信じて繋ぐ。何の迷いもなく、自己を犠牲にすることも厭わない。
何かで、朱理以外で誰が1番良いかという話が出ていたけど、私はその左目を失った時から揚羽に全て持ってかれてました…。
田村先生、とてつもなく美しいドラマティックな大作ありがとうございました。この作品と同時代に生きて、出会えたことに感謝します。
大切に読みたくて、読み返したくて、語り継ぎたくて。
紙の文庫コミックも購入しました。
全ての方へ。是非読んで下さい。
この中には、大切なものが、忘れてはいけないものがいっぱいです。
生まれてきた意味も、辛さも、喜びも。
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