島村速雄さんの投稿一覧

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作品レビュー
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501 - 510件目/全511件

  1. 評価:1.000 1.0

    努力しない開き直り

    引きこもりを実際にしている人には
    仲間が居て嬉しい漫画でしょう。

    しかしこのままで良いのでしょうか?

    特に妹の方。
    お兄ちゃんは習字の初段を持っていて
    普通自動車免許を持っているから、
    エリートって…?
    そういうのはエリートとは言わないでしょう。
    まあそう思うのは妹の主観、
    自由なのですが…。
    読んでいると
    彼女は回避性人格障害と
    依存性人格障害の傾向が強いように思います。
    本人がこのままで良いと思うのも自由です。
    対人関係が苦手なのも分かります。
    私も苦手なタチですから。
    しかし努力は精一杯しました。
    学生の頃は1対1の人間関係で済む
    家庭教師のバイトを
    必死でやっていました。
    教員になるのが目標だから。

    努力して、それでもダメなら諦めもつく。
    しかし彼女は努力する前から
    「自分には無理だ」と決めつけ
    一切の努力をしない。
    家事もしない。
    母親はそれを見て、娘の唯一の取り柄は
    バストが大きいことと思うなんて
    親として異常です。
    お嫁に行けば万事解決すると思っている
    ようですが、
    配偶者との死別または離婚の可能性を
    考えていない。
    その点では両親は森鴎外と同じような考え方をしています。

    鴎外の娘・森茉莉は
    幼い頃より父に溺愛され、手に職をつけさせて経済的に精神的に自立させることをしなかった。
    前途有望な男性に嫁がせれば全て安心だという安易な考えだったのでしょう。
    さすがの文豪も
    我が子のこととなると深謀遠慮に欠け、
    先見性を失ってしまいました。

    その後の茉莉の運命は貧困の上孤独死。
    周知の通りです。

    まず心療内科でカウンセリングを受けたりして、
    就労の支援を福祉方面の公共機関から
    受けて徐々に仕事を増やしていく
    ことをお勧めします。

    人と接するのが苦痛で昼夜逆転しているのなら、朝刊の新聞配達のしては
    いかがでしょうか。

    重い精神疾患・統合失調症や躁うつ病でないのなら、できると思います。

    父親も無責任です。
    現実の問題を直視せずに先送りにして
    馴れ合いの家族関係。
    見ていて気持ちの良いものではありません。

    • 13
  2. 評価:4.000 4.0

    かわいらしい

    可愛いらしい絵でたいへん丁寧に
    描かれています。
    平安時代の物語文学・「とりかへばや物語」に脚色を加えて大きく膨らませた
    ファンタジーというところでしょうか。

    しかし個人的にはあまりにも
    少女漫画少女漫画していて、
    高校生位までの読者ならいざ知らず、
    全く毒々しさのな無い
    明るいストーリーの展開には、
    私のような年配の読者には
    物足りなさを感じてしまいます。

    • 1
  3. 評価:4.000 4.0

    うんみゃー!!

    ネタバレ レビューを表示する

    紅河さんのイメージは、小雪と壇蜜を
    足して2で割った感じ。

    なんとも悩ましげで妖艶。
    所作や立ち居振舞いが銀座のホステスっぽいなまめかしさ。

    ぐんぐん出世、
    同期の職場仲間に、あからさまに
    陰口を叩かれる。

    しかし美味しいB級グルメを一人で楽しむのも大いに結構。
    しかし職場でイヤな思いをしなくてすむためにも、
    頭身が縮む「なまらうんみゃー」キャラを
    仕事仲間の前でもたまには出したらいいのなー。

    そしたら、職場の人間関係ももっとスムーズにいくとおもうんですけどね。

    • 5
  4. 評価:5.000 5.0

    オカンーーー!

    読んでて心が温かくなる内容。
    あ~、ウチもオカンに会いたくなってしようがない!
    でも、孝行したい時に親はなし・・・か。

    昨年の夏にウチのオカン、旅立ってしまいました。今は時々思い出して涙を流していますが、
    この作品を読んで更にオカンが恋しいです。(涙)
    内容は至ってシンプル。
    人間としてごく基本的な行いをきちんとしとこう!って感じ。
    周囲に嫌な思いさせたら謝る。
    困っている人がいたら助ける。
    思いやりの心を持って他者に接する。
    悪いこと、人を傷つけること、
    世の中のルールで不正なことは絶対したらアカン。
    したら巡りめぐって自分にしっぺ返しがくる。
    社会で生きていく上で、本当に当たり前のことをなんですよね、
    このオバハンの主張することは。
    まあ多少ガメツイ、口が悪いところもあるけど、
    オバハンは博愛精神の持ち主。
    旦那さんもエエ人やし。本当にウチの
    両親を見てるみたい。
    健太君も今は難しい年頃やけど、こんなにオトンオカンに大事に愛されて育ったら、
    きっとエエ男になるで~!

    貧しくても、生活が苦しくても、
    こんなに仲のいい家族で生きていけるなんて、
    これほど幸せなことはあらしまへん!
    家族の絆、他人との「多生のご縁」を
    この上なく大切にするオバハンに乾杯!

    • 4
  5. 評価:5.000 5.0

    癒やされる~!

    人間関係に疲れた時は、
    これを読むに限ります。

    ゴチャゴチャした人間関係や
    ドロドロの恋愛トラブルなど一切無し!
    動物たちが主役の心和む
    1話完結型の面白ストーリー。

    個人的に一番強烈に印象に残った動物は、
    コミック9巻に登場する
    鮨屋の「名犬さぶ」。

    飼い主が自分の飼い犬の犬小屋に
    大きな字で「名犬さぶ」と書いてある
    のを見てひっくり返るほど笑いました。

    • 12
  6. 評価:4.000 4.0

    3話まで読んで

    昔の自分を思い出す(笑)
    他人事とは思えない。

    今の私なら言いたい事をズケズケ言えるし、
    無神経な要求をする彼氏ならフライパンで頭どついてるだろう。
    ちゃんとシャワー浴びてから言え!!と。

    若い頃はオドオドして
    主人公の凪さんみたいだったなぁ。
    みんなに合わせて・・・
    私さえ我慢すればうまくいく・・・

    って、
    もう「いい人」やめようよ!

    これからどうなっていくのかな。
    何となく続きが気になる作品だ。

    • 0
  7. 評価:5.000 5.0

    入試に出る漫画(笑)

    かなり力の入った幻想的かつ
    繊細な作りの作品である。

    大和先生はこの作品を描いてから、
    結婚・出産したとか・・・
    そういう話をTVで流されていた。

    私は国文学科出身であるが、
    敢えて源氏物語はやらなかった。
    熱中したのは平家物語であった。

    光源氏の君が不特定多数の女性に手を出し
    簡単に肉体関係を持つ内容が気持ち悪い。

    この時代はもちろんコンドームなどの
    衛生器具が無いので、
    性病にかかり放題だろう。

    彼に清潔感は無い。
    むしろAV男優の方がはるかに衛生的だと思う。
    光源氏は梅毒にかかって亡くなったのでは
    ないだろうか?

    強いて言うなれば、私が魅力を感じる男性は、宇治十帖編の薫の君であった。

    色恋沙汰に派手な男というキャラクターは
    自分には受け付けない。

    しかし絵の繊細さ、丁寧さ、美しさでは
    他に類を見ない圧倒的に優れた作品である。

    残念ながら大和先生の作品は、
    漫画のコマが見事に破壊されており、
    コマはあっても無くても同じような
    配置の絵になっている。

    それゆえにコミックか単行本で読んだ方が
    眼が疲れにくくて無難であろう。

    • 1
  8. 評価:5.000 5.0

    ゴッドマザー!

    主人公はして幼少期に父親の無惨な
    死に様を見てしまう。

    それでもたくましく生きていこうとする
    彼女のメンタルの強さが半端ない。

    仮に自分が彼女の立場なら、
    とっくに寝込んでしまうだろう。

    波乱に満ち満ちた激動のその生涯は、
    「火宅」という言葉に表現され幕を閉じる。

    • 0
  9. 評価:5.000 5.0

    謎に包まれた作品

    ネタバレ レビューを表示する

    大変興味深く読ませていただきました。

    こちらの作品は、山岸凉子の名作『日出る処の天子』と対比されたりして
    物議を醸していたが、
    純粋な古代史ファンとしては、どちらも
    面白い。

    山岸先生の描く妖しげで聖人君子とは程遠い孤高の厩戸皇子にたまらなく魅力を
    感じたが、彼が描かれたのは
    10歳から20歳までの10年間だった。

    池田先生の作品では、四天王寺から依頼を
    受けたらしく、
    皇子が生まれてから亡くなるまでの一生涯が描かれている。

    特に面白いと思ったのは、大王家の皇子達が蘇我氏のしがらみから逃れて、
    独立した大王家たらしめようと躍起に
    なって考えていたことだ。

    特に竹田皇子がかなりしっかりとした考えを持っている人物に描かれていて
    新鮮に感じた。

    こちらの厩戸皇子のキャラは、
    絵に描いたような優等生だが、まあ、
    これも親隋外交への熱意の布石になっている。

    また個人的には、物部守屋の腹心である
    捕鳥部万の無念が、丁未の乱の際に
    詳細に表現されていたことが興味深く
    面白かった。
    ついでに万の白犬のエピソードも加えて
    あったら嬉しい。

    難を言えば、登場人物の多くが
    日本人離れした彫りの深い顔なので、
    びっくりした。
    もう少し東洋人系の容貌にして欲しかった。

    やはり厩戸皇子の死には謎が多い。
    49歳の病死には、
    暗殺や自殺の可能性を
    一蹴するにはあまりにも胡散臭い要素があり過ぎる。

    これからの調査や研究の成果を期待したい。

    • 16
  10. 評価:5.000 5.0

    比類なき大作

    やっぱり帰ってくるところはここだ。

    歴史好きには何ともたまらない!

    絵は個人的には好きではないが、
    フランス大革命が起こるに至るまでを
    ここまでドラマチックに描いたものは
    見ない。

    架空人物のキャラやオリジナルストーリー
    には多少疲れる面があるが、
    革命とは、戦争とは何かを
    深く考えさせられる作品だ。

    フランス革命後、約100年経って
    日本でも士族の革命・明治維新が起こった。

    人心の荒廃の原因は
    それを支配する上流階級の腐敗から生じる。

    君主たるものの心掛けの根本は、
    どこの国にも源流は同じである。

    諸行無常の哀しさを
    そこはかとなく感じさせてくれる作品だ。

    • 7
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