5.0
前から気になっていました。
あちらこちらの広告で見かけるのでずっと気になっていましたが、ようやく読めました。
産婦人科というのはさまざまな命のかたち、家族のかたち、生と死とが複雑に交叉する、他の診療科では存在し得ないようなものがたくさん散りばめられている場所だと思います。
中には目を背けたい場面もあるのですが、ヘタウマ風の絵で淡々と語られていることで、うまくカバーされています。しかしそれだけに、読み終えた後にどうしようもない哀しさがじりじりと波のように押し寄せてくるのも事実でもあります。
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