かわらやねさんの投稿一覧

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作品レビュー
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1 - 10件目/全47件

  1. 評価:5.000 5.0

    あたたかさが伝わります

    さすがに70歳はファンタジーだけど、年齢だけでなく「産む?産まない?」の岐路で命が選択されるのはリアルなこと。
    怖さを呑み込んで不安をひた隠しに産むことに突き進むゆうこさんの気持ちは痛いほど伝わるし、両親の愛を受けて育つみらいちゃんに、「生まれる」って素敵なことだと改めて思います。
    責任という言葉にがんじからめにしないで、世の中の母親に「産んでいいよ」「頑張ろう、力を貸します」って言ってあげられる社会ならもっと出生率上がると思った。
    誰の未来にも「絶対」なんてないし、確実に責任とれる母親なんていないよ。

    • 107
  2. 評価:2.000 2.0

    昼メロでもない

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    義母がおかしすぎる。
    これで周りの人が気付かないなんてないだろ、と思った。
    それから旦那と舅はいいのかなぁ。
    あんな思いをしたのに旦那を嫌いにならない、というのが信じられず、主人公に
    「それでいいのっ?」とつっこんでしまった。

    • 72
  3. 評価:4.000 4.0

    バレエ親の厳しさ

    夢にまっすぐな子供たちの裏に、本人より必死かもしれない親が見栄隠れするのが、リアルでした。
    バレエ親、金銭的にも奉仕的にも大変なのに、その先の未来があまりにも狭くて、いつまでやらせるの?といつも不安でした。
    子供がみるみる上手くなるから余計に踏ん切りがつかない。
    身につまされる内容でした。

    うちは結局、新体操に鞍替えしましたが、奏ちゃんには「絢爛」な世界へまっすぐに進んでほしいです。
    おとうさんおかあさん、頑張って。となんかちょっと違う視点で読んじゃうな(笑)

    • 23
  4. 評価:4.000 4.0

    スピーディでスリリング

    話のネタは何度か読んだことのあるようなものだけれど、振りきっている悪女に善人過ぎるヒロインがいいようにされる様が、なかなかすごい。
    ご都合主義に助けられているものの、話の展開にスピードがありどきどきします。
    二人目の男が、わりと慧眼なタイプらしいのですが、この男があまりに良すぎると悪女VS男になり、ヒロインの気骨が伝わらないので、是非とも悪女VSヒロインの構図になってほしいなと思います。
    二人目の男も陥落させるくらい、悪女には暴れてほしい。

    • 17
  5. 評価:5.000 5.0

    消費される「可愛さ」

    アイドルとは言っても、いわゆる芸能人のアイドルだけではなくクラスのアイドルだったり「可愛い」を消費されていく女の子、そして、消費する存在である男性の間にある齟齬が物語を動かしてゆきます。
    日本のアイドル文化の根底にある可愛さの消費(あくまで「可愛さ」であり「美しさ」ではない)とその功罪が「ミニスカート」に集約され、大人としては居たたまれなさを感じます。

    この幼稚な日本の「可愛さ消費文化」が女の子を傷つけない未来になってほしい。願いながら読むけど、この漫画のリアリティあるクラスの男子たちがどう見てもすでに可愛さ消費に向かっていて、ゾワゾワします。
    やっぱり、だめなのかな。

    • 8
  6. 評価:4.000 4.0

    終わった気がしないのは残念ですが

    わくわくドキドキしながら読みました。
    でも、最後は消化不良で、残念です。

    結局、はなさんの出自をはじめとした、「知りたかったこと」は置き去りで、胡桃ちゃんの成長も描ききれてないように感じます。

    それでも、たくさん星をつけたくなる内容の良さでした。
    この作者さんの長編作品、ストーリーは面白いのに、ラストがなんか力業でまとめあげてたり、「え?そうくる?」みたいなのが多い気がします。

    • 4
  7. 評価:2.000 2.0

    ぽちゃキャバではない

    おばさんキャバですね、しかもおばさんでデビュー。性格の善さで評価される話になるのだろうけど、ちょっと無理があるなと思います。おばさんの性格が控えめでおかんパワーなんて感じられず、明るさがないし、ナンバーワンの子も性格の悪さを店で晒してて何で人気なのかわからない。おばさんの娘も暗い感じで、全体的に光がない。
    キャバとか夜の世界を描くストーリーなら絶対的な光が必要で、光が強いから影が濃くなったり、逆に悲しみの物語にも希望の暖かさが感じられたりするんだと思います。
    全体的に薄暗く、色合いもくすんで日常感がありすぎるかな、先も期待できない気がします。

    • 6
  8. 評価:5.000 5.0

    押川さん

    押川さんのインタビューを読み、漫画にたどり着きました。
    リアリティーなんかない、これが現実とは思えない。特にクリスマスの話とか親が酷すぎて悔し涙が出るほどで。
    でも、押川さんの存在がリアルだからこれが現実なのかと腑に落ちてしまい、本当に辛いです。

    精神の病には個人の個性もあろうけど、やはり外的な因果があるように思える話が多いのが逆に救いかなと思います。
    誰にでも起こりうるけど、手の打ちようによっては最悪の事態は免れられるのかな?

    これからも永くつづき、多くを学ばせて頂きたいです。
    このような漫画を読ませて貰えてありがたいです。

    • 2
  9. 評価:4.000 4.0

    はじめから破綻していた

    家族になってから宗教にはまったのではなく、宗教にはまっている女性と結婚したわけで、めちゃくちゃになったとタイトルにあるが、始めから破綻していた家族なのだと思う。
    新興宗教が悪いわけではない、と何度も繰り返されるけど、人から思考する力を奪おうとする(一見、考えさせようとしてるように見えて結局答えは決められている)圧力である以上、アニオタとかドルオタといっしょくたにするべきではないし、はまりこむことによって思索しなくなるものを個人の自由にさせるのは危険な気がします。

    • 3
  10. 評価:5.000 5.0

    孤独死のさみしさ

    誕生を描く漫画があり、終末医療を描く漫画があり、そして、孤独死の後の物語。
    命を題材にした漫画が多くある作者さんですが、そのなかで最も静かな命との対話でした。
    すでにこの世にいない誰かの、汚れた暮らしのうつわ。
    ものに溢れていようとも、命は空っぽの部屋。
    ほとんど私物のない病院で、命が生まれ、終わる物語たちに溢れる生命の騒がしさが、この漫画にはなくて、それを淡々と見つめる冷静で穏やかな目が映し出す現実には主役だったはずの命がない。

    騒がしく生者が声を荒らげ、慌ただしく清掃が行われるけれど、死者はただ静かで、だからこの作品から受ける印象は静寂のなかにあり、命の終わりの悲しい一面を垣間見ることができます。
    孤独死はさみしい。

    • 0
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